Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

夜風

2012-08-31 23:55:22 | 日記
先週末、夏の終わりを前にして転がり込んできたイベント。

久々に羽を伸ばして楽しめたまでは良かったのだが...


田原俊彦の「哀愁でいと」ではないが

はしゃぎすぎた後、疲れちまったようで、月曜から体調は最悪に。

それでも、老体に鞭打ちなんとか金曜の夜を今こうして迎えている。


そう言えば、今日は8月31日。

夏の終わりを告げているのか、何日か振りにクーラーも扇風機も稼働しなくても

窓から入り込む「夜風」がとても心地よい。

毎日これなら体調崩さないのにね。



Jon Clearyの「Occapella」(2012)

01. Let’s Get Low Down
02. Occapella
03. Poor Boy’s Got To Move
04. Everything I Do Gonh Be Funky
05. Southern Nights
06. Viva La Money
07. Wrong Number
08. Popcorn Pop Pop
09. What Do You Want the Girl To Do
10. When the Party’s Over
11. I’m Gone
12. Fortune Teller


英国人でありながら、ニューオーリンズを拠点として活動し

今やエース格の一人に数えられる彼の6thアルバム。


タイトルからも分かるように、ニューオーリンズの重鎮Allen Toussaintの曲を

全編に渡りカバーした作品である。


Dr.JohnとBonnie Raittのコーラスまで聴ける「Let’s Get Low Down」で

ゆったりと幕を開けると、あとは鍵盤のみならず様々な楽器を操る彼らしく

敬意を払いつつも彼流儀の切り口で、Toussaint作品を見事に仕立て直している。

演奏のみならず、改めて声の良さ、歌の巧さも再確認させてくれる。


Funkyな楽曲の仕上がりは予想通りであるが

夏の終わりの涼しい今宵は「Southern Nights」「What Do You Want the Girl To Do」の二曲が

耳にも肌にも優しい。


ニューオーリンズに移住していた叔父が、現地から持ち帰ったレコードの中で

少年期の彼の心を鷲掴みにしたのが、他ならぬToussaint作品だったそうである。


何年かの時を経て、2012年にこのような形でリリースされた本作は

同じようにToussaintの音楽に心を鷲掴みにされたと言う共通点を持つ僕の耳に

特別な響きを持って届くのである。


体調はまだ八分の戻りだし、今日は気持ちよい「夜風」に包まれて眠るとしよう。
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笑い皺

2012-08-23 01:23:53 | 日記
もうすぐ今の仕事に就いて丸11年が経過するのだが

どうもここ最近楽しさが感じられない。


右も左も分からず、見様見真似でがむしゃらにやっていた頃は

苦しくも毎日何らかの楽しさがあったのに。



Bunky & Jakeの「L.A.M.F」(1969)

01 Uncle Henry's Basement
02 If I Had A Dream
03 (Slow Down Little Jaguar) County Line
04 Girl From France
05 You Two
06 Big Boy Pete
07 Oh Pearl
08 Bump In My Groove
09 I Am The Light
10 Cadillac Bleu
11 One More Cowboy
12 I Was A Champion



1969年リリースの2ndアルバム。

名盤の誉れ高き1stアルバムから彼らの魅力に取り憑かれた訳であるが

久々に聴き比べてみると、本作の方が最近の自分にはマッチしている。


「Uncle Henry's Basement」「 (Slow Down Little Jaguar) County Line」

「Big Boy Pete」に代表されるような、やんちゃさ。


「If I Had A Dream」「Girl From France」あたりの安定感あるほのぼのさ。


Dan HicksがWillie Nelsonとのデュエットにより

カヴァーをしたことでも有名な「One More Cowboy」は、まさしく本作のハイライトと言える一曲だろう。


聴いているだけで、自ずと目尻に「笑い皺」が刻みこまれるハーモニー&サウンド。


以前にも書いたような気がしないでもないが

「眉間の皺」ばかり増やすのではなく

「笑い皺」を増やせるような楽しい毎日を過ごさなければいけませんよね。
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ひやあつ

2012-08-18 11:02:37 | 日記
地元のうどん屋では普通にまかり通る言葉「ひやあつ」

うどんは冷たく、だしは熱くで、結局は「ぬる目」のうどんである。


暑い夏には「ひやひや(うどん、だしともに冷たい)」、逆に汗をかきながらの「あつあつ(うどん、だしともに熱い)」

も悪くないが、なぜか「ひやあつ」を注文することが多い。


要は好みの問題なのだが、改めて考えてみると

音楽もファッションも「ひやあつ(cool & Hot)」なものが好きなのである。


Bobbie Gentryの「Ode To Billie Joe」(1967)

01 MISSISIPPI DELTA
02 I SAW AN ANGEL DIE
03 CHICKASAW COUNTY CHILD
04 SUNDAY BEST
05 NIKI HOEKY
06 PAPA, WON'T YOU LET ME GO TO TOWN WITH YOU
07 BUGS
08 HURRY TUESDAY CHILD
09 LAZY WILLIE
10 ODE TO BILLIE JOE


ハスキーな歌声とクールなギターが印象的な1967年作品


CCRかと思わせるような南部色濃い「MISSISIPPI DELTA」「CHICKASAW COUNTY CHILD」「NIKI HOEKY」

(正直言えば、やや「あつあつ」気味ではあるが、これはこれでありと言うことで。)


個人的にツボなのは、まさに「ひやあつ(cool & Hot)」な魅力全開の

「I SAW AN ANGEL DIE」「SUNDAY BEST」「ODE TO BILLIE JOE」

良い意味での「ぬる目」感がなんとも心地よい。


恒例の夏のハードワークと、しばしの夏休みは終わったが

相変わらずの残暑ぶり。

しばらくは、いろんな意味で「ひやあつ」のチョイスが続きそうである。
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