まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

カリンカの花

2024年06月02日 | ダーチャ

夫がダーチャから帰ってきました。「ちょうど花ざかりだった」と持ち帰ったのは 花咲くカリンカの枝でした。♪カーリンカ カリンカ カリンカ マヤ♪の歌のカリンカです。

   

カリンカとは、カリーナの愛称です。歌われているカリンカはよくガマズミと訳されていますが、ガマズミとはちがいます。ガマズミ(カリーナ)属(Viburnum)ではありますが、ガマズミ(学名 Viburnum dilatatum) ではなくて、セイヨウカンボク(学名Viburnum opulus)です。

ロシアでカリンカ(カリーナ)といったら、ふつうはこのセイヨウカンボクです。なにしろロシア名がОбыкновенная калина(ふつうのカリーナ)なんです。

夫がダーチャから持ち帰った このカリンカは セイヨウカンボクとはちょっと違うところがあるようで、その変種(学名Viburnum opulus var. sargentii )のカンボクです。おおまかにはセイヨウカンボクといえますね。(カンボクは、ふつう「灌木」と思いますが、「肝木」です)「北日本の山地によく見られる」そうで、北杜市の近所の庭にもよく植えてあります。冬には葉を落とした枝に赤い実がいつまでも目立ちます。つぶすと独特のにおいのする液がでてきて、おいしくないのか鳥もたべません。でも冬の朝 凍ったその液果は日にあたると溶けて日の光を受けて、ルビーのように美しく輝きます。

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