52年前東京オリンピックの最終日。青空のもと行われたマラソンはアベベが優勝、銅メダルは日本の円谷選手だった。
日本の陸上でただひとつのメダルだったので、つぎのメキシコオリンピックでは金メダルを!と期待され、本人もそう願った。
その円谷選手は数年後「もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」の遺書を残して、自殺した。
この自殺は私の中に強く印象づけられ、オリンピックというと円谷選手の重荷を思うようになった。
メダルをとったときは幸せいっぱいでも、その後は分からない。苦悩と絶望が待っているかもしれない。
才能があることはすばらしいことだけれど、いいことばかりではない。辛いことの方が多いかもしれない。
メダリストたちが不幸になりませんように!
がんばれ、才能あるものたち!!
今回のオリンピックでもみんなプレッシャーがすごくあって、オリンピックってなんなのか、人間の一生を苦しませるのかと疑問に思います。