まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

世界最古の木?Old Tjikko(ティッコ)を知ってますか?

2017年12月13日 | 植物

今年強く関心をもったもののひとつにOld Tjikko があります。

Old Tjikkoって知ってますか?

10年ほど前、スウェーデンのダーラナ地方のフルフジェーレット山脈で世界最古、樹齢9550年のヨーロッパトウヒの木が発見されたとのニュースが世界を驚かせました。(とはいえ、そのとき私は知らなかったのですが。)

ヨーロッパトウヒはクリスマスツリーの木です。

その木は樹齢にもかかわらず、わずか5メートルほどで、2004年にスウェーデンのクメオ大学のクルマン教授に発見されたのですが、科学者たちはその根を使って放射性炭素による年代測定を実施。その結果、9550歳と分かり、発表されたのでした。

発見した教授は愛犬のハスキー犬Tjikkoにちなんでこのトウヒの木に”Old Tjikko”と名付けたのでした。それはOld ですよね、なんせ、9550歳なんですから。

画像、ご覧になりますか?いっぱいあります

実際にTjikkoを訪れるひとがいることが画像から分かりますが、私も日本からスウェーデンの僻遠の地の低い山々の連なる山脈の上に生える9550歳の小さなトウヒに強く惹かれたのでした。

でも、どうしてOld Tjikkoはこんなに小さいのでしょう?

それはクローンだからです。根の年齢が世界最古なのです。

Old Tjikko。いろいろ読んでいくうちにクルマン教授が年代測定をしたTjikkoの下にあった木片とTjikkoのつながりははっきりとは証明されていないことが、明らかになってきたようなのです。そばにあったというだけで、それとつながっていたかどうかが分からないのです。(How old is Old Tjikko?

でもスウェーデンのTjikkoが生えているフルフジェーレット国立公園ではOld Tjikkoを”The world's oldest tree”としてます。ガイドつきで会いにいけるみたいですね。(記事ここ。)

会えるものなら、会いにいきたいです。

Tjikko自身にとっては、80歳だろうと9550歳だろうと関係ないことですものね。

コメント (2)
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