fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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鶺鴒(セキレイ)

2014年05月27日 | 日記

              

 スズメの次によく見る鳥。これはいつも岩手の畑にいるセキちゃんです。蒔いた種や去年のこぼれ種を食べてるんだろうなあ。虫も。代掻き機が落とした泥の中の藁をせっせと運んで巣作りもしている様子。

 さて、このセキレイ。歳時記には「石叩き」「嫁ぎ教え鳥」「妹背鳥」などと別名が記されています。「石叩き」は、尾でいつも地面を叩いているようなのでわかるのですが、「嫁ぎ…」は? と思っていました。で、いつだったか調べたところ、古事記にこのセキレイらしき鳥が出ているのです。イザナギ、イザナミが結ばれるときに、その方法を教えた…ということでした。

 一年中いる鳥ですが、秋に分類されているのは、どうしてなのか。恋に関係する季語は、だいたい春だから、そっちとは違う。春は、声の美しい鳥が季語となり、秋は見た目の美しい鳥が季語となる。まあ、見た目春よりは秋っぽいかとは思うのですが、まだまだ疑問は残るのでした。


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