続・荷物は小さく

「そういえばかおるさん、あのとき泣きながら缶詰捨ててたよね～」と、グラナダ仲間のひとりからメールが届きました（やっぱり身内でもコメント欄には書いてくれないのね）。缶詰ぇぇ？
そうそう、大好きなアンチョビ入りオリーブの缶詰なんか、衣類の間にくいくい押し込んだら入っちゃったんだもの～。あのとき、オランダ系の某航空会社のお兄さんたちの前で、缶を開けてぜーんぶ食べてしまいたかったわ。おなかに入れて体重増える分にはＯＫなんでしょう？

そのとき彼女は彼女で、５キロオーバーだから２万５千ペセタ払えといわれ、荷物と格闘していたのでした。20キロオーバーの私がいくら払えと言われたのかは、恐ろしくて記憶から抹消されてしまっています。ただ「そんなに払うくらいなら日本に帰らず、不法でスペインに居残ろう」と一瞬考えたことは覚えています。

それにしても不思議なのは、重い荷物の嫌いな私が、どうやってグラナダのアパートからマドリッドの空港まで、40キロもあるスーツケースを運んだのかということですよねぇ～？？？