スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

使いそうな動詞(HACER:する)から覚えよう

2023-03-27 | スペイン語のいろは

スペイン語の動詞は活用がめんどくさいので有名です。でも天候の表現を学ぶとき、HACERという動詞の「HACE」という活用しか使わないのを知って、少しホッとするものです。

Hace buen tiempo.:いい天気だ。

Hace calor.:暑い。

haceは「HACER」の三人称単数(無主語)です。天候の表現の場合は他の動詞でも通常三人称単数形を使います。

 

しかしHACERという動詞はそれ以外に「する/作る」の意味や、多数の用途・成句があるんですよ。その中で今日はよく使う「HACER:する」を見てみましょう。日本語でいう「~する動詞」に相当するものを並べてみます(以下4点、西和中辞典/小学館より)。

・hacer una pregunta:質問する

・hacer una reserva:予約する

・hacer ejercicios:運動する

・hacer la compra:買物する

 

例文:

Hago ejercicios todos los días.:(私は)毎日運動する。

¿Haces ejercicios?:(君は)運動するの?

ejercicios deporte(スポーツ)に換えてもいいですよ。hagoは「HACER:する」が一人称単数(私)に活用した形。hacesは二人称単数(君)の形です。

 

初心者の場合は、とりあえずこの3つの活用でイキましょう!

hago:一人称単数(私)

haces:二人称単数(君)

hace:三人称単数(彼・彼女・あなた) / 天候の無人称


コーヒーが降る?

2023-03-23 | ひとりごと

Juan Luis Guerra(フアン・ルイス・ゲーラ)
世界的に名の知れたドミニカ共和国の歌手
歌はもちろんスペイン語

llover という動詞は通常三人称単数の活用しか使わず無主語で「雨が降る」を意味する。しかし「ふんだんにある(生じる)」という意味もあり、三人称複数に活用することもある。この歌のタイトルはどういう意味だろうか。。。

Ojalá que llueva café:コーヒーが降ればいいのになぁ(願望)


使いそうな動詞(IR:行く)から覚えよう

2023-03-22 | スペイン語のいろは

新しい言語を学ぶとき、テキストの1ページからはじめて「なかなか言いたいことにたどり着かないんですけど」と不満たらたら、モチベーションが下がってしまうことがありますよね。そんなとき息抜きに、「自分が一番言いたいこと」に飛んでみるのも一策です。

スペイン語の動詞は活用がめんどくさいので有名です。はじめに習う現在形の活用も、規則動詞から入っていくと活用を唱えているうちに気が遠くなってしまうかも。なので今日はよく使う不規則動詞「IR:行く」を見てみましょう。

Voy a Barcelona.:(私は)バルセロナに行く。

Voy al Camp Nou.:(私は)カンプ・ノウに行く。

voyは「IR:行く」が一人称単数(私)に活用した形なので、主語「YO:私は」を入れなくてもわかります。行く先(目的地・地名)の前には前置詞の「a」が入ります。

※行く先によってちょっと様子が違うのは、冠詞が違うから。

 al Museo del Prado(プラド美術館に)

 男性名詞の前では合体する:a+el 合体 ⇒ al

 a la Plaza Mayor(マヨール広場に)

 女性名詞の前ではそのまま:a + la

 

¿Vas al mercado? :(君は)市場に行くの?

Sí. ¿Vamos juntos? : うん。一緒に行く?

vas は「IR:行く」が二人称単数(君)に活用した形。vamosは一人称複数(私たち)の形です。

vamos を使うと、それだけで「君と僕・ふたり」という意味合いで「誘ってる感じ」になるのでとても便利です

 

※<まとめ>初心者の場合、IRの活用はとりあえずこの3つ覚えれば上等です。あとは「行き先」のスペイン語を自分で調べて覚えてくださいね!

基本文型 <IRを活用させる>+<a>+<行き先>:~に行く

voy:一人称単数(私)

vas:二人称単数(君)

vamos:一人称複数(私たち)


スペイン語のHACERは二刀流だった! MAKE OR DO?

2023-03-19 | くらべて文法(西・英)

先日スペイン語のHACERの用法を教えていたんですが、英語の勉強で「MAKE OR DO?」というクイズをやっていて「スペイン語はたいていHACERだな」と気付いたことを思い出しました。

 

■英語ではMAKE スペイン語ではHACER

make a noise ⇒⇒ hacer ruido

make a phone call ⇒⇒ hacer una llamada

make friends ⇒⇒ hacer amigos

make plans ⇒⇒ hacer planes

 

■英語ではDO スペイン語ではHACER

do housework ⇒⇒ hacer las tareas de casa

do an exam ⇒⇒ hacer un examen

do an homework ⇒⇒ hacer una tarea

do sport ⇒⇒ hacer deporte

do a course ⇒⇒ hacer un curso

 

※英語ではMAKEだがスペイン語はどっちでもない…っていうのもありましたが。

make a mistake ⇒⇒ (cometer un error), equivocarse
make an excuse ⇒⇒ dar excusas

 

HACERは万能!…ではないけど少なくても二刀流ですよね!!

そのうえ、天気の表現にも使われるしー。
Hace buen tiempo hoy.(今日はいい天気です)🌞

さらに、時間表現にも使われるんですよー。
Hace dos años que estudio español.(スペイン語を勉強して二年になります)😊


「生真面目」の対義語

2023-03-12 | ほうげん・ひょうげん

「旅の指差し会話帳」シリーズの メキシコ-メキシコ(スペイン語)-は、メキシコ特有の表現、食べ物や飲み物の名前がイラスト入りで載っていて、見ているだけでも楽しい本で、私の愛読書?とも言えます。メキシコ滞在中5年間手元にあったし、スペイン語を教えているとき生徒に見せたり勧めたりもしていました。

 

最近、この本でメキシコ特有の形容詞を確認していて気付いたことがあります。「人の性格・特徴」という、二つの対照的な単語をセットで紹介しているページです。

 気まじめ:serio ⇔ 冗談好き:burlón

(記載は ↑ なぜか「生」じゃなくて「気」を使った真面目)

メキシコでは(ほかのスペイン語圏でも同様かも)日本人が美徳とする「真面目」はあまりポシティブな意味を持ちません。「serio/a な人」は「笑わない人」とか「堅苦しい人」みたいなイメージなので「生真面目」の対義語が「冗談好き」というのは納得のいく話です。

ですが「burlón」というスペイン語自体は、なんかちょっと違うかもしれませんねー。というのは、メキシコ人に言われたんですが、burlón は他人を馬鹿にして笑う人のことを指すらしいんです。。。確かに、元になる動詞 burlarse には「からかう」「嘲笑する」という意味がありますし、辞書には「burlón/a:ふざけた、からかうような」と記載があります。

 

では「serio/a:笑わない人/堅苦しい人」の対義語としてスペイン語ではどの形容詞があてはまるのかしら?と考えてみました。こういった「形容詞」は地域性もあるし、個人の感覚も違うし、時代とともに意味が変化したり、新語が生まれることも考えられます。日本語の「ヤバイ」や「ムズイ」のように、です。

 

メキシコ人の友達は「vaciadoというのもある」と言っていましたが、辞書に記載はなく、メキシコだけなのかもしれません。また「simpático/a」も「感じのいい」の他に「おもしろい、おかしな」という意味もあるので使えそうですが、serio/a の対義語としてはいまひとつ。

 

色々考えたあげくの候補3点。

候補1)bromista:冗談好きの、いたずら好きの

候補2)vacilón/a :[俗] 冗談好きの 

候補3)gracioso/a:おもしろい、おかしい、こっけいな etc.

 

「候補1:bromista」も良いですが、冗談好きに限定されるような気がするので、「ひょうきん」な感じが出せる「候補2:vacilón/a」が好きです。ただしこれは2007-8年のコスタリカで良い意味で多用されていたもののスペイン語圏の共通語ではないようなので、私の一番のお勧めは「候補3:gracioso/aですね!

ニュートラルな感じです。

 

※辞書は小学館「西和中辞典」を参照しました。