スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

絶対最上級

2007-07-27 | ほうげん・ひょうげん
形容詞に接尾語 -ísimo を付けて、絶対最上級をつくることができる。
fácil(容易な) に -ísimo を付けると facilísimo (きわめて容易な)という具合だ。

ある日、こんな「なぞなぞ」を聞いた。「スペイン語で、たったひとつの単語なのに、i の文字が5つも入ってるのはな~んだ?」というもの。キューバに長く滞在していたという日本人がスペイン語で出題したのだが、その場に居たスペイン語のネイティブは誰も即答できなかった。

う~ん。。。

出題者:¿Es difícil?(難しい?)

出題者:¿Es difícil, no?

出題者:¿Es muy difícil?

出題者:¿Es dificilísimo, no?

うんうん唸っているネイティブを尻目に、出題者は何度もたたみかける。ここで、
Sí, es dificilísimo.(はい、難しすぎます)と降参すれば、実はそれが正解なのだ。

dificilísimo ね? i が5つ入っているでしょう? ピンポーン!

あ~! と納得してこの「なぞなぞ」はお終い。

しかしこの答えに納得しないペルー人がひとり居た。「そんな単語は辞書にない」と頭を抱えたのだ。「どうやって書くんだ?」と書いてみる。dificilísimo? そうそう。
しかし彼は納得しない。そんな言葉はペルーにはないとまで言い出すのだ。もうひとりのペルー人が「これはcubanismo(キューバ独特の語法)だろう」などとなぐさめる。いやいや、文法書に普通に載っているし、一般的なスペイン語だと思うんだけど。

caro(高い)→ carísimo(すっごく高い)
barato(安い)→ baratísimo(すっごく安い)
などと例を出して、「ね?こういうふうに言うでしょ?」と聞くと、

「それじゃ felicísimo(すっごい幸せ。feliz の絶対最上級)なんて言うのか!?」とのたまう。

それはこっちが聞きたいよ。ネイティブはあなたの方だ。
ちなみに愛用の『中級スペイン文法』(白水社)では felicísimo も例に出ていた。

Llorarás

2007-07-08 | ひとりごと
オスカル・デ・レオンのDVDを見る機会に恵まれた。
「あー、この曲、よく聞く!」というのが多かったが、中でも「Llorarás」という歌。サルサを踊る人ならゼッタイ聞いたことがあると思う。しかし悲しいかな、日本人サルセーロは歌に感心を持たない人が多い。実は私も「これ好き。これ嫌い」というくらいで、誰が歌っているのか知らないことが多いのだが、この「ジョ~ララ~ジョララ~♪」って聞こえる歌、オスカル・デ・レオンの歌だったんだ~。

llorarás は llorar(泣く)という動詞の未来形、tú(君)の活用。この歌詞を検索してみた。最初の部分のみテキトーに訳すとこんな感じ。

>俺がおまえを好きになるのを、おまえが嫌がってるのは知っているさ。
>いつだって、なんとかして俺からスルリと逃げてしまう。
>ここでおまえを探すと、お前はむこうから出て行く。
>これ以上俺を苦しめないでくれ、それが唯一の願い。

そのあとは、「俺を苦しめたツケをおまえは払うんだ。笑うのは俺のほうで、おまえは泣きをみるのさ」みたいな感じで、つらつらと「Llorarás (おまえは泣くだろう)」と繰り返される。歌詞カードには出ていないのだが、間奏のときに入るオスカル・デ・レオンのセリフがなかなかイケている。いくつかの言葉を女に投げかけ、しかしそんな女をこんなにも好きなんだと、うめくようなセリフがとってもセクシーだ。

投げかける形容詞の数々。

mentirosa(嘘つきの)
traicionera(裏切り者の)
cobarde(臆病な)
orgullosa(プライドの高い)

Pero.... ¡cómo te quiero!


さて、大阪でのコンサートでは、どんなセリフが聞けるかな? 楽しみだ!!

ひなあられ

2007-07-03 | コスタリカの旅_2007
ホームステイしていた家では、午後の4時ごろ暇そうにしていると、「コーヒーでも飲む?」とお声がかかった。甘い菓子パンとかクッキーなどが、おやつについてきた。ちょうど小腹が空いてくるころなので、グッド・タイミングである。

3月3日は『ひな祭り』。この日もたまたま家に居たら、コーヒータイムにお声がかかった。私は、ここぞとばかりに、日本から持参した「ひなあられ」を取り出した。コスタリカ人に「これ日本のよ」と試食させる機会を想定し、たまたま時期的に発売中の小パックを買ってあったのだが、こんな風にホームステイすることができて、しかもひな祭り当日に試食のチャンスに恵まれて幸運であった。「今日は、日本では女の子のお祭りで、こんな風にお人形を飾るのよ」と、「ひなあられ」の袋に印刷された、ひな人形を見せた。「へー、男の子のお祭りはないの?」「男の子だけというのはなくて、5月5日に子供の日というのがあるのよ」。あれっ、女の子の方が得かもね!?

この日は、セニョーラの従姉妹が遊びに来ていたので、庭にあるカウンターキッチン(これは離れに住む息子さんのものらしい)で、みんなで「ひなあられ」をおやつにコーヒーを飲んだ。途中、息子さんのお友達もやってきたので、「ひなあられ」を勧める。みんなパリポリ食べていた。

ぼんち株式会社の「ひなあられ」。まんまるいあられは、色々な味がついていて楽しめた。醤油味、塩味、海苔入り、えび入り、そしてチョコレートでくるまれたのもあった。しかしチョコレートのはともかく、他の微妙な違いがコスタリカ人にわかったかどうかは不明。。。

余談だが、パソコンに強い息子さんのお友達がこの日、家のパソコンに日本語を入れてくれたので、やっと日本語が読めるようになってfeliz(ハッピー)だった私。メールをチェックしたり、ブログにスペイン語で記事を投稿したりした(日本語を書けるようにまではしなかったのよ)。