スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

ラテン系豆ご飯

2011-03-26 | ひとりごと
豆料理は好きじゃない。特に日本の甘い豆は好きじゃない。ラテン人は「豆を砂糖で煮るなんて!」と日本の豆料理にびっくりするものだが、彼らの気持ちはよくわかる。

ラテン系の豆料理、豆を塩味にしてご飯にかけるなんて、逆に日本人にはびっくりだろう。私は甘くてもしょっぱくても豆自体あまり好きじゃないので、コスタリカでは豆料理にうんざりしたものだ。なのに突然、豆料理が食べたくなった。

キューバ人の友人が、「日本でポタッへ(豆のポタージュ)を作りたくなって、金時豆を使ってやってみたら上手くできた」と言っていたのを思い出し、生まれて初めて金時豆なるものを買ってみた。

1)豆は一晩うるかした(水に浸した)。
2)みじん切りにした玉ねぎとニンニクを油でいため、
3)カレー用の豚肉をいため、
4)豆とたっぷり水を入れてマギーブイヨンをほうりこみ、
5)思い出したようにニンジンをがんがん切ってほうりこみ、
6)忘れていたローレルを一枚ほうりこみ、
7)アクをすくいながらコトコトと煮込んだ。
8)味付けは塩少々と、たまたま持っていたオレガノのみ。

びっくりするくらい適当に作ったら、南米風とも中米風とも限定できない不思議な一皿ができあがった。

名づけて『勝手にラテン系豆ご飯』。

※豆は一度ゆでこぼし、アクを捨てたほうが良い。

日本語風翻訳

2011-03-19 | ひとりごと
だいぶ前のことだが、コスタリカの友人(una amiga tica)が書いているブログを、「自動翻訳」してみたことがある。そのブログにgoogle の翻訳ボタンがついていたので、ちょっとやってみたのだ。そして、その「日本語風」(a la japonesa)な翻訳文に大笑いした。

ブログのサブタイトルというか序文(introducción)のところですでに笑える。

【原文】texto original
A Lí le encantaba la lluvia pero a Rolando no. Sorprendetemente, un día se encontraron bajo la lluvia…

【日本語風翻訳】traducción A LA japonesa
李は、ローランド雨ではなく、好きに。 びっくりしたが、ある日、彼らは雨の中で見つかっています...


【私の感想】mi primera impresión
えー?中国人の李さんじゃなくて、Ana Ligia の愛称が「Lí」なんだと思うけど。
雨の中でふたりが発見されたわけじゃなくて、ふたりが出会ったんだよねー。こっちもびっくりしたよ。

【Líさんに確認した上での日本語訳】traducción a la Carolina
リーは雨が大好き。でもローランドは雨が嫌い。どういうわけかふたりは雨の日に出会い…。

【物語の解説】historia
リーとローランドのふたりは雨の日に出会う以前から知り合いだったそう。何かの講演会がある日、小雨の下、ポスターをかかえたローランドを見かけたリーは、自分と一緒に講演会に行かないかと声をかける。ローランドは仕事があるからといったん断るが、雨がひどくなればポスターも濡れてしまうし、どこにも行かれない。雨は強くなり、結局ローランドはリーと一緒に講演会に行き、そのときからふたりはよく話すようになった。

【改めて私の感想】mi segunda impresión
ふむふむ。映画のような出会いというのはこのことだな。しかしリーさん自分から声をかけるなんてやるじゃん! 恋人なんてまだまだ(リーは若い)って私には言っていたのに~。しかしこれってきっと運命の出会いsymbol1だよね。
(確認するの忘れたけど、当然彼女が傘を持っていたということよね?)

実は本日、久しぶりにコスタリカのリーさんとコンタクトがとれたので上記の話をし、彼女のブログへのリンクを張る了解も得たのでこの記事を書いている。よくよく見てみると、「リーとローランド」ふたりのアイランド…じゃなくてふたりのブログのようだ。
▼ブログはこちら▼もちろんスペイン語▼
Puentes y cielos y todo lo que haya en el medio
なかなか読み応えのある文章や記事が満載のブログだと思う。言語専門のリーさんは作家になりたかったこともあるそうだが、うなずける話である。

日本語風翻訳を読んで笑ってからスペイン語で読み直すのも面白いが、遊んでる場合じゃない!気合を入れて真面目にスペイン語で読んでみよう!!…といましがた決心したところである。

エル・カンタンテ

2011-03-13 | 映画の感想文(旧DVD体験談)
2006年 アメリカ映画
『エル・カンタンテ』 EL CANTANTE
製作:ジェニファー・ロペス
主演:マーク・アンソニー & ジェニファー・ロペス

物語の面白さ:★★★★☆
風景や映像の美しさ:★★★☆☆
スペイン語の聞き取りやすさ:★★★★★

面白い物語というより、悲しい伝記である。プエルトリコからニューヨークへ渡り、新しい音楽「サルサ」の生い立ちに関わった伝説のスーパースター、エクトル・ラボーの生涯を描いている。

なぜ悲しいのか。
それは彼の人生の結末。
音楽で成功し、名声を得るが、その輝かしさとは裏腹に彼の人格は破壊していく。ドラッグにおぼれ、泥沼のような私生活。息子は事故死、彼自身はHIV感染を告知され、妻に見放され、故郷プエルトリコでのツアー失敗、自殺未遂、そして…。

エクトルの妻による語りの場面と、ニューヨークの華やかなシーン、プエルトリコの素朴な風景によって構成される。

音楽は、聞き覚えのあるサルサ尽くめで乗りが良い。サルサ好きにはたまらないと思う。実は私は「サルサ好き」の割には歌手名とか曲名とか覚えられない人なのだが、聞き覚えのある「エル・カンタンテ」という歌がエクトル・ラボーの代表曲のひとつで、彼自身を表現した歌であることを本日知ったのだった。

私が見たのはレンタルDVDではなく、ネットで発見した無料ビデオで、スペイン語(スペインのスペイン語)吹き替え版だった。オリジナルは英語で話し、歌のみスペイン語らしい。マーク・アンソニーの歌がとても良い。

最後に、おまけ↓

●この映画で発見した、スペイン語表現●
ESTAR COLOCADO/A.
(麻薬でラリっている状態)

パコ・デ・ルシア

2011-03-06 | ひとりごと
昨日(土曜日)いつものスペイン・チャンネルで、ふとしたはずみで「パコ・デ・ルシア」の伝記なるものをクリックした。


スペインの天才ギタリスト、Paco de Lucía.
フラメンコのことを知らなさすぎるためか、よくわからないまま聞き流した部分も多かったが、その音楽と人生に惹き込まれ最後まで見てしまった。

自分は計画を立てたことは一度もない、ぜんぜん考えたことはない、起きたことはすべて偶然(por azar)だったのだと、天才は言う。

もっとわかりたいと思い、今日(日曜日)も再び見てしまった。しかしまだよくわからなかった。

Camarón(カマロン)ってエビじゃなくて何? という無知ゆえの疑問から、googleやらyoutubeやらで検索して、Camarón de la isla という、41歳の若さで亡くなったカリスマ的カンタオールを知る。

ネットでナベガっていると、芋づる式にあれこれわかり、ついついのめりこんでしまう。音楽も映像も簡単に見聞きできるのはありがたいことだ。いまさらながら、フラメンコってすごい魔力だと思った。

22年前に初めて行った海外がスペインだった。
ハワイやグァムじゃなくて、なぜいきなりスペインだったのかはよく思い出せない。その後スペインのことばかり考えて何年も経過したのにスペインを究めることもできなかった。フラメンコにはまることもなかった。なぜなのか時々考えた。踊りは無理hekomiでも、ギターや歌という道になぜ気づかなかったのか、と振り返っては悔やんだりした。

いや別に今からやらんでも、見てるだけでもええやん?

なんだかんだで、とてもフラメンコな週末となった。