スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

有・無の前置詞

2005-07-29 | スペイン語のいろは
「~つきの」「~なしの」というような、付随・同伴の有無を表す前置詞は CON と SIN です。
動詞は原形のままです(不定詞)。

TOMAR CAFÉ CON LECHE ミルク入りのコーヒーを飲む
COMER CON MIS AMIGOS 友達といっしょに食事する

ESTAR SIN DINERO お金のない状態(お金ないんですぅ)
HABLAR SIN ACENTO なまりなしに話す

CONSIN は反意関係にありますが、ミルクなしのブラックコーヒーは
CAFÉ SIN LECHE じゃなくて、CAFÉ SOLO または CAFÉ NEGRO ですからね。
 
AGUA CON GAS ←→ AGUA SIN GAS(ガス入りの水/ガスなしの水)
正式には AGUA MINERAL CON/SIN GAS かな。
でも実はこれ、メキシコでは通じなかったんですよね~。
メキシコのレストランでは AGUA MINERAL か NATURAL か聞かれ、
「えー!NATURAL(自然) ってまさか AGUA DE LLAVE(水道水) じゃないでしょうねぇー?」
と聞いて笑われてしまいました。
どうもMINERALというとガス入り、NATURALというとガスなしの水が出てきたような気がします。

次の3つも覚えてしまいましょう。
CONMIGO 私といっしょに (con + mí )
CONTIGO キミといっしょに (con + ti )
CONSIGO 自分自身で (con + 再帰代名詞3人称 se の前置詞格 sí )

これだけは間違うな!

2005-07-23 | ひとりごと
キトの語学学校でネイティブの先生方に語り継がれていた間違い伝説?シリーズ、最終便です。

スペイン語が聞き取れるようになってきた学習者にとって、相手の話に相槌をうつというのが「会話のポイント」だったりします。
簡単なのは:
¡Qué bien! ケ・ビエン!
¡Qué bueno! ケ・ブエノ!
でしょうか。喜んで話している友人には「よかったじゃない!」「いいじゃん!」という感じで、何かと使えます。でも、嬉しい話ばかりではありませんよね。

残念な話にはこちら:
¡Qué pena! ケー・ペーナ!
「残念ねー!」

エピソードというのは…:
ヨーロッパからの留学生(女性)が、オーバーな身振りでこれを連発していたのだそうですが、聞いていた先生方は一瞬絶句、赤面、次の瞬間ぶーと吹き出したそうです。
間違っていたのは最後の1文字だけなんですけどね。

なになに?と思った方は辞書の用意、よろしいですか?

彼女はpena の a e にしてしまったのです。みなさん、e に入れ替えて辞書を引いてください。
ありましたか? あ゛~ 発音しちゃだめ!
ではくれぐれも、これだけは間違えないように、お願いしますよ。
具体的なコメントはご遠慮ください(当サイトはシモネタ禁止です)。

その1:間違いをおそれるな
その2:間違いをネタにされ

ふたつの to know

2005-07-12 | くらべて文法(西・英)
英語圏の人も苦労する「SABER と CONOCER の違い」について、次回の勉強会のために予習(復習?)してみました。なぜ苦労するかというと、両方とも「知る= to know」だからなんです。

いつもの[DOS MUNDOS] に載っている英語の説明文を、英語ダメダメの私が和訳する!という大胆な試み。。。違っていたらごめんなさい。

CONOCER は、to be acquainted with のような感じで使い、通常は「人」や「場所」を対象にします。
SABER は、to know something とか、to know how to do something みたいな感じ。


あれれ。ぜんぜん和訳になってませんね(ポリポリ)。
でもこの CONOCER は人や場所を対象にする で、ワタシ的にはかなりすっきりしました。
例文を引用してみます:
--------------------------------
Conoces a Carla Espinosa? ―Si, y conozco también a su hermano.
Do you know Carla Espinosa? ―Yes, and I also know her brother.

¿Conoces muy bien la Ciudad de México? ―Todavía no.
Do you know Mexico City well? ―Not yet.

¿Sabes la respuesta? ―¡Por supuesto, yo lo sé todo!
Do you know the answer? ―Of course, I know everything!

¿Sabes nadar? ―No, no sé nadar.
Do you know how to swim? ―No, I don't know how to swim.

¿Sabes dónde está el restaurante? ―No, no sé.
Do you know where the restaurant is? ―No, I don't (know).
--------------------------------
¿Sabes nadar? というのは日本語にすると「泳げる?」なんだけど、英語では Can you swim? ってことにはならんのかいな~? こんな「泳ぎ方知ってる?」みたいな聞き方ホントにするのかしら。←これ素朴な疑問。

「ダレソレと知り合った」というときは、スペイン語では CONOCER の過去形を使うのに、英語では meet の過去形を使うんですってね。これは発見。

Conocí a Raúl la semana pasada. →I met Raúl last week.
     ↑西語の方は、人の前に前置詞 a がつくことに気がついた?

間違いをネタにされ

2005-07-09 | ひとりごと
キトの語学学校にいたとき、ネイティブの先生の間で語り継がれていたエピソード、もうひとつ思い出しました。

その学校の給湯室には、休憩時間にみんなが自由に飲めるように、インスタント・コーヒーと紅茶、お湯が用意されていました。紅茶が切れていたとき、お茶好きの日本人女性が、「私が買ってくる!」と言って出かけたそうです。

《学校の近所のお店で…》

日本人:Té, quiero.
     「お茶、欲しい」…と言ったつもり。
しかしお店の男性には、Te quiero. 「君が好き」としか聞こえませんでした。

お店の男性:「…(絶句)」
日本人:¡Té, quiero! (テー・キエロー!) 
     「お茶、欲しい!」
お店の男性:¿Me quieres? Pero...., acabamos de conocernos.
     「俺が好きだって? だけど、知り合ったばかりだよ。」

スペイン語って語順はけっこうどうでもいいんだって?などと甘く見てはいけません。お茶が欲しいときは、Quiero té. そして、お茶の té につくアクセントは伊達じゃないので、強めに発音しましょう!
ちなみに té というと普通は紅茶がでてきます。
カモミール茶は té de manzanilla
日本茶は té verde

ネタにされた日本人、いまはどうしているのでしょう。あ、私? ちゃうちゃう!


間違いをおそれるな

2005-07-03 | ひとりごと
スペイン語を勉強中の SejaSoy さんのブログで、「スペイン語で遊ぼう」というシリーズが第4回を迎えました。これは、仮想会話を作ってスペイン語を楽しもうという試みで、最近の主人公は… (第3回より引用)

スペインに留学して1ヶ月になる日本人の俊哉、通称トシ"Toshi"。
語学学校でスペイン語を習う傍ら、美術学校にも通っています。
スペイン語は生活に困らない程度の日常会話と "ar" 動詞の活用を覚えた程度です。
気さくな性格の "Toshi" は、言葉もあまり通じないのにもう食事に出掛けるガールフレンドができました。
長く黒い髪が自慢でちょっと焼きもち焼きの "Teresa" です。



スペイン語初心者の Toshi が、間違いを恐れずに会話にチャレンジ。ガールフレンドの Teresa が Toshi の間違いに気付きながらも軽くかわしている様子が、ほほえましいです。

こういう面白い会話を創作できるなんてすばらしい! 私も負けずに、、、と対抗しても無駄のようですから、留学先(エクアドル)でネイティブの先生方に語り継がれていた?「留学生のエピソード」をなんとか思い出してお茶をにごすことにしましょう。

生徒:Me gusta poncho.
   「ポンチョ、すき。」
先生:Ah, ¿sí?
   「そうなの?」
生徒:Sí, mucho. Ayer compro. En la calle.
   「うん、すごく。昨日、買う。通りで。」
先生:Compraste un poncho en la calle.
   「通りでポンチョを買ったんだね。」
生徒:Sí, sí. Muy rico.
   「そうそう。とてもおいしい。」
先生:¿Rico? ¿De que hablas? Ah...., comiste un pincho, ¿no?
   「おいしい? 何の話してるの? あー、君はピンチョを食べたんだね?」

まぎらわしいことに、キト(エクアドルの首都)では、ポンチョ(頭からかぶる、あれです、あれ)もピンチョ(お肉の串焼き)も通りの露店で手に入るんですね。

笑われたら、自分でも笑っちゃえ。間違えて、覚えよう!