スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

どれがどれだかわからなくなる単語の覚え方

2023-02-22 | ほうげん・ひょうげん

先日、いつものようにダラダラと語学番組を見ていたら、スペイン語の番組で単語の覚え方を三つ紹介していた。

元サッカー日本代表、前園真聖さんが出演しているやつである。いつも真面目な日本人女性教授が真面目に文法を教えてくれるのだが、この日は「どれがどれだかわからなくなる」という前園さんの悩みにこたえる形で、三つの単語「カマレロ」「カラメロ」「カラマル」のハポニョール的なダジャレを真面目な顔で紹介してくれた。

1)CAMARERO(ウェイター)に噛まれろ

 読み方:カマレロにカマレロ

2)CARAMELO(キャラメル/飴)は絡めろ

 読み方:カラメロはカラメロ

3)CALAMAR(烏賊/イカ)は足が絡まる

 読み方:カラマルはあしがカラマル

 

(3)は私も自作していたが、(1)や(2)は新鮮だった。すごいハポニョール。

(2)CARAMELOに関しては、私のイメージとしては固い飴ちゃんであり、口の中でくちゃくちゃ溶ける日本のキャラメルは想定外だったので思いつかなかった。

私などは「綴り」の問題があり、「RとLのどっちかわからなくなる」という悩みがある。上記のような「カタカナにした場合、ラ行の文字が二つ以上ある単語」はRとLをよく反対に書いてしまう。発音もうまく区別できていないに違いない。日本語のラ行がRでもLでもないというか、舌の位置があいまいなことが原因だろうか。

「カタカナ読みで行ける!」とよく言われるスペイン語であるが、カタカナ読みじゃ駄目なときもけっこうある。上記三つのハポニョールも、音読して覚えるのであれば発音には極力気をつけたほうが良いと思う。

 

そういえば、スペインでは海老が「ガンバ」だったので問題なかったが、ラ米では「カマロン」と呼ばれていたので、海老と烏賊がどっちだかわからなくなる問題 もあったな~。


「もっとお金があったらなぁ」英西比較

2023-02-16 | くらべて文法(西・英)

最近英語の「仮定法」というのを勉強したのですが、その例文が:

もっとお金があったらなぁ。

英)I wish I had more money.

本当はお金ちょっとしかなくて急に増えようがないんだけど、願望としてつぶやくように言うやつですね。

これこれ!これはスペイン語の「olajá」ではありませんか⁉

西)Ojalá tuviera más dinero.

どちらも「持つ」という意味の動詞を使っています。英語のほうは、現在の内容なのに動詞は過去形 hadを使うのが「仮定法」。これに対してスペイン語では、「接続法過去形」の活用 tuvieraというのを使います。

似ていますね!ただスペイン語の場合、現実性のある場合には接続法過去形じぁなくて接続法現在形が使われるというのがちょっとややこしいですかね。例えば100円足りなくて欲しいものが買えないとき「あと100円あったらなぁ」くらいだったら、¡Ojalá tenga 100 yenes más.でいいんじゃないでしょうか。とにかくojalá のあとには接続法」という決まりがあるんです。

 

もうひとつ現実離れした願望の例文:

(空が)飛べたらいいのに!

英)I wish I could fly!

西)¡Ojalá pudiera volar!

 

良いねぇ~。私も飛びたいけど、「私」のまま飛ぶのは恐ろしいから、ドローンになってきれいな景色を上から撮影したいです。

 

※英語の例文はNHKテキスト「大西泰人の英会話★定番レシピ」2月号より引用させていただきました。


英語ネイティブってそんなに意地悪なの?

2023-02-03 | ひとりごと

英語やスペイン語を勉強できるビデオを YouTubeで探すのが日課のようになって久しい。そうしていると競争の激しい英会話教室・教材等の広告がちょくちょく映像に刺さり込んでくるようになった。見たくなくても目に入ってしまうこと多いのだが、中には「カチン」とくるもの、「むっ」とするものもある。

特に私が嫌いなのは、某オンライン英会話の広告で、レストランやファストフードのシリーズ。例えばレストランで客が「スープ」を注文するのだが、発音が「ソープ」に聞こえるので意地悪なウエーターがほくそ笑みながら石鹸をお皿に入れて持って来る。客も客だが仕方なくそれをナイフとフォークで食べようとするのだ。これってなんの冗談? わ、笑えるの?

そのシリーズにはもっと暴力的・屈辱的なのもあり、私は笑えない。その国のネイティブと同じ発音をしないとそんな目に合うわけ?だからネイティブとオンラインで学べって?だいたいそのユーモア感覚が理解しがたい。

英語ネイティブがそんなに意地悪なら、英語学ぶ気なくすよねぇ。モチベーション撃沈である。

 

だけどよく考えて。英語ネイティブ圏の人口に対して、非ネイティブで英語を話す人口は4ー5倍多いという話じゃないか。そもそも私が英語を始めたのは、アジア圏を旅行する際のローカル&旅行者とのコミュニケーション共通言語として、今から学ぶなら英語しかないと思ったからだ。英語圏に出向いて英語ネイティブと話すことは夢でも目標でもなかったはずだ。

 

>>ネイティブはこんなフレーズ使いません。

>>ネイティブはアイムファインなんて答えません。

>>あなたが習った中学英語はネイティブに通じません。

…脅し文句はさんざん聞いた。

広告は、あの手この手でやってくる。

 

だけど英語ネイティブとしか通じない英語習ったら逆に困るっしょ(開き直る)。

自分の国の英語が唯一正統だと思っている人たち、自分の国のスペイン語だけが正しいと思っている人たち、自分たちは標準語だと思っている北海道の私たち(笑)。みんな大きな勘違いである。