スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

どうして旅に出なかったんだ

2020-07-28 | ひとりごと
だからもう旅に出ないっていうのかい?

最近、そんな風に自問自答している。

うーん、もう旅には出ないのかもしれないなぁ。

でも人生最後に一か所だけ海外に行くとしたら、どこに行く?

「タイ」と「マレーシア」。ああ、一か所だけってわけにはいかない。

いやスペイン再び。「バスク地方」グルメ旅とか。

それともガリシア地方の大学に短期留学とか。

そうそうペルーのマチュピチュがまだだった。

ああ、アルゼンチンも。。。

そこで見つけたユーチューブの旅。

テレビの語学講座『旅するスペイン語』というのが実に面白い。カフカという女性ミュージシャンがアルゼンチンを旅する話。以前アルゼンチンに留学したこともあるというカフカが、ほどほどしゃべれるのも良いし、積極的に旅を楽しんでスペイン語を学んで、もりもり食べるのが小気味良い。彼女が代わりにアルゼンチンで見たいところに行ってくれて、おいしいものも食べてくれてる(笑)と思うと、ユーチューブで自分も旅をしている気分になってしまった。おまけにスペイン語も初心に帰って新鮮に感じる。知らないことなんてまだまだいっぱいあるよ。

今日勉強になったことは、一家にひとりは居る(要る?)という“asador”。日曜日の焼肉会の「肉を焼く人」のこと。日本でいう「鍋奉行」みたいなものかと思ったが、炭の配置や火加減から始まり、肉の種類によって焼き方が違うとか、なかなか難しいようだ。さっすがアルゼンチンの焼き肉 asado はすごい。塊で焼いて“asador”が切り分けていたよ。カフカはおいしそうにモリモリ食べていたけれど、私には(おいしそうなんだけど)ちょっと無理かも~。



「マチュピチュは一歳でも若いうちに登れ」と友達が言っていたけれど、

「アルゼンチンの焼き肉は一歳でも若いうちに食え」と私は思うね。



>もう5年も前おまえが行きたいと思っていた場所へ

>きのうあいつは出かけて行ったよ

>おまえときたら昼の日中から街の銭湯で

>何度も何度も自分の身体ばっかり洗っていたよ


友部正人:『どうして旅に出なかったんだ』歌詞の一部より。

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がんばーる動詞(仮想)gambarの活用

2020-07-27 | スペイン語のいろは
とっかかりスペイン語!

スペイン語は、「発音は簡単だけど動詞の活用が難しい」とよく言われます。活用表の暗記にうんざりして挫折する人は数多いけれど、いったいどんなモノなのでしょうか?



がんばーる(gambar)という動詞がもしあったら、と仮定して、現在形(直説法)

【1人称単数(話し手)yo】

gambo がんぼ


【2人称単数(聞き手)tú】

gambas ばんばす


【3人称単数(上記以外の人・物&あなた)él, ella, usted】

gamba がんば


【1人称複数(話し手)nosotros/as】

gambamos がんばもす


【2人称複数(聞き手)vosotros/as】

gambáis がんばいす


【3人称複数(上記以外の人・物&あなた方)ellos, ellas, ustedes】

gamban がんばん


「私がんぼ、君がんばす。」「明日のテスト、がんばもす!」
なんかよくわかんないよねぇ? 要するに、スペイン語の場合は、主語が誰かによって動詞の語尾が変わってくる、という話です。

おまけのふたつ

1)過去分詞
gambado がんばーど


2)現在分詞
gambando がんばんど


「がんばってあんど」じゃないんだね?




■覚えなくてもいい3つの遊び文■

1. Gambamos mañana.

 ガンバモス・マニャーナ(あした私たち、がんばります。)


2. Estoy gambando mucho.

 エストイ・ガンバンド・ムーチョ(ワタシすごくがんばっているのよ。)


3. Gamba, gamba!! ←これは命令形です。

 ガンバ、ガンバ (がんばれ、がんばれ)

あれ?最後の、日本語と同じじゃないかって、気付きましたか??
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フラグメント 偽りと真実の狭間

2020-07-07 | 映画の感想文(旧DVD体験談)
2014年 メキシコ映画
『フラグメント 偽りと真実の狭間』
監督:ダブラス・エルフォード=アージェント
主演:グウェンドリン・ガーヴァー

物語の面白さ:★★★★☆
風景や映像の美しさ:★★☆☆☆
スペイン語の聞き取りやすさ:★★★☆☆

正直言って、ホテルでの自主隔離を余儀なくされたこの2週間、まったりと暇でした。ホテルでアダルト以外の映画は無料で見られるというのが、唯一の娯楽というか暇つぶしでした。ハリウッド系の映画に興味をそそるものはないので、探し探して「メキシコをバスで旅するアメリカ人の夫婦が~~」という内容の映画を発見しました。会話は、英語あり、スペイン語あり。

きのう、今日と、2回見ました。1回じゃよくわからなかったから(笑)。麻薬捜査担当の警察のおじさんも、翻弄されていました。まさか、こんなことになるとはね。途中で「あの人やばいんじゃない?」と気付いた私も、時系列でストーリーが整理できなくなり、放棄したくなりました。

なんのこっちゃかわかりませんよね?でもあまり書くとネタバレで、怒られそうですからやめておきます。これ、ジャンルはスリラーだそうです。「スリラーだ」と言われて2回目を見ると、おどろおどろした感覚でもう1度楽しめました。時間が前後した断片映像が多くて本当のストーリーが見えにくいところが、さらにミステリーなんでしょうかね。

アメリカ人の妻が夫を探すとき、つたないスペイン語と英語を交えるのが面白かったです。あとはとつぜんメキシコ人が流暢に英語を話しだし、コミュニケーションの問題は不思議となくなります。

舞台はメキシコですが、メキシコらしい美しい風景は、期待できません。
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否定疑問文の答えがややこしいのは日本語のほうだ

2020-07-05 | くらべて文法(西・英)
否定疑問文の答え方が、日本語とスペイン語では違うので、通訳現場でも混乱を招きます。「はい」なのか「いいえ」なのか、いったいどっちなの? 私は今日、視覚的にこの違いを体験しました。

これは日本語でのZOOM会議中のことです。

参加者はメキシコ人、エルサルバドル人、そして日本人の、日本語講師たち。主催者が「ここまで、問題はないですか?」と聞いたとき、参加者は全員ミュートにしていて、カメラに向かってこう表現しました。

メキシコ人:(首を横に振ってNOを示す)
エルサルバドル人:(首を横に振ってNOを示す)
日本人:(首を縦に、つまりうなずいて「はい」を示す)

画面上、同時に異なる反応が見えたため、私は一瞬動揺しました。

そこですかさず主催者は確認:「大丈夫ですね?」

メキシコ人:(うなずいてSIを示す)
エルサルバドル人:(うなずいてSIを示す)
日本人:(うなずいて「はい」を示す)

つまりみんな「問題はない」「大丈夫」なんですよ。

では否定疑問「問題はないですか?」の答え方の違いですが:
ラテン系の二人は「問題」が「ない=NO」なので「問題はNOです」と首を横に振るのに対し、日本人は「問題がない」まるごとに対して「はい」なのでうなずいてしまうんです。

これだけで終わらせてしまうと、必ず誤解、のちに問題が生じます。上記は日本語ベースの質問&回答例ですが、スペイン語でも英語でも否定疑問文で聞かれると、おそらく日本人の首の振り方は他国の人と逆になってしまうでしょう。

ここで例文を出して説明するのはやめておきます。とにかく否定疑問で聞いた時にはかならず答えを確認してくださいね。(;^ω^)
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現在完了形ってめんどくさい

2020-07-03 | くらべて文法(西・英)
今年はスペイン語を勉強しよう!と元旦に誓った方、その後いかがお過ごしでしょうか?「今年こそは英語を」と誓った私のほうは、メキシコの英語学校に通うことにしたものの、絶妙なタイミングでコロナ直前に退校。理由は「新しいスイス人の先生と馬が合わない」だったんですが、それから教科書と「前の先生」にいただいたアプリで独学を続け、なんとかエレメンタリーの教科書を終えてメキシコから帰ってきました。6か月でエレメンタリーだけ?はい。亀の歩みです。

さて、ときどきyoutubeで英語学習の映像を見ているんですが、昨日は「現在完了形」の話でした。ここで私が「現在完了形」の文法を説明するつもりはありません。っていうか、できませんよ(笑)。なんかめんどくさいんですよね、現在完了形って。日本語にはない概念ですか?これを「経験」の表現で使うときは良いんですが、過去のアクションを表すときは「過去形」とまぎらわしく、どちらを使っていいかわからないことが多いですよね。

昨日のビデオではアメリカ育ちのバイリンガルが「過去形をつかっちゃう」という話をしていました。なるほど。イギリス英語では「現在完了形」と「過去形」が几帳面に区別されているのに比べ、アメリカでは「過去形ですませる」ことが多いらしいんです。

あ、それって、スペイン語と同じじゃないですか?

…と思い出したことがあり、この記事を書くことにしました。

二十数年前にスペインで初めての短期留学をしたとき、ちょうど「現在完了形」のところでした。ぜんぜんわからないスペイン語の説明に悩みながらも、体で「現在完了形」を覚えたものです。そして「短期留学のはしご」をした私は、レベル分けの関係で次の学校でも「現在完了形」をみっちり学ぶはめに。。。

その後、エクアドルに住んだり、コスタリカに行ったり、そして直近ではメキシコで働いて、「中南米では現在完了形はほとんど使わない」ということが身に染みてわかりました。ときどき現在完了形でしか訳しようがないことがポロっと口から出ますが、メキシコでは「は?」という顔をされることもありました。ワタシが体で覚えたアレはなんだったんだろうと、悲しくなります。

英語もスペイン語も、元祖だったヨーロッパ大陸では「現在完了の定義づけ」がきっちりしており、過去形と使い分ける。しかし征服されて言語が持ち込まれたアメリカ大陸では「現在完了形」のかわりに「過去形」を使うことが多い。英語とスペイン語で共通して言えることなのでは?と思ったんですが違いますか? やっぱりめんどくさいからですかね?
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