スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

擬音語・擬態語

2018-10-02 | ほうげん・ひょうげん
スペイン語には日常的に、動詞を2回繰り返す表現が多いように思います。それがなぜか、日本語の擬音語・擬態語によく似ていて面白いんですよ。

たとえば日本語のピカピカという擬態語は、きれいに磨かれて光り輝くほどのとき使われる表現ですよね? スペイン語でピカピカと言えば、「ちくっとする」とか「ひりひりする」という意味のPICARという動詞の繰り返しで、「ピカピカ」→かゆ~い。または、から~い。

日本語のすべすべという擬態語は、肌触りよくなめらかな感触を表しますよね? スペイン語では、上る(登る)という意味の動詞SUBIRの繰り返しが、「スベスベ」→上がってよ。

あとスペイン語の動詞の繰り返しで気になるのがいくつかありまして。

くっつくという意味のPEGAR→「ぺガペガ」。マジックテープをこう呼んでるんですよね。

止めるという意味のPARAR→「パラパラ」。これは止めて止めて、ということで、雨がパラパラと…とは違います。

続けるという意味のSEGUIR→「シゲシゲ」。活用が不規則なんでセギールの繰り返しには見えませんが。しげしげと見る、とは全然違って、続けろ、イケイケ、といった意味らしいです。

ひとつ、メキシコ特有なんじゃないかと思える「サレサレ」というのがあります。車を出すときなどの「オーライ」の合図らしく、駐車場のチップかせぎのおじさんがよく「サレサレ」と言っています。SALIR(出る)という動詞の繰り返しだと思います。これは日本語的には擬音語でも擬態語でもないけど「去れ去れ」と動詞を繰り返しているように聞こえて、日本人にはとってもわかりやすいですね。

あと、これはコスタリカで聞いたんですが「クチクチ」という表現。どうもこれは動詞の繰り返しではなく、いわゆるスペイン語圏の擬音語のたぐいだと思います。何かのショーで司会者がこれを繰り返すと、居合わせたカップルが顔を赤くして含み笑いをしていました。では、ご想像にお任せして、今日はこのへんで。
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