スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

キツネと小さな王子さま

2005-11-13 | EL PRINCIPITO
だれでもいちどは花を知る。


そしていちどはキツネと出会う。



おとなのための 『EL PRINCIPITO』(キツネと小さな王子さま) は、カテゴリからクリックして、一番下の記事からお読みください。

自分の言葉で、EL PRINCIPITO を書いてみたかったのよ。
参考資料は、星の王子さまのスペイン語(スペイン)版『EL PRINCIPITO』と、ドイツ製のアニメ?『DER KLEINE PRINZ』のスペイン語(ラ米)吹き替え版です。
もちろん原作は Antoine de Saint-Exupery ですが、フランス語では読んでいません。


キツネのことば

2005-11-13 | EL PRINCIPITO
>大切なものは目に見えない。
王子さまはキツネのことばを繰り返しました。

>大切なものは心でしか見えないんだ。
>大切なものは心でしか見えない…。

>君が花のために時間を費やしたことで、花は君にとって特別なものになっていったんだよ。
>ボクが花のためにツイヤシタ時間…。

>ヒトはそういう大事なことを忘れている。でもね、君は忘れちゃいけないよ。君は君の花に責任があるんだ。
>ボクはボクの花にセキニンがある…。


麦畑の色を見て、あなたは何を思い出すでしょうか。静かな夜に空を見上げて、たくさんの星の中に、あなたの大切なものが見つかるでしょうか。

おしまい。

今日の表現:
「大切なものは目に見えない。」
Lo importante es invisible a los ojos.

ボクのバラ

2005-10-23 | EL PRINCIPITO
キツネは王子さまに、もういちど薔薇の園に行くことを勧めました。こんどはきっと、王子さまの花がたったひとつの花だということがわかるだろうと。。。

>バラを見に行ってから、さよならを言いにまたおいでよ。そのとき、君にとっておきのプレゼントがあるんだ。

と、キツネは言いました。

王子さまは、5000本もあるバラを再び前にしました。そして、ここにある美しいバラは、王子さまの星にある美しい花と、見かけは同じでも違うのだということがよくわかりました。

>ボクが、ボクの花を大切に思うのは、ボクが毎朝水をあげ、毎晩ガラスのフードをかけて守ってあげたからなんだ。だってボクのバラなんだもの。君たちとは違うよ。君たちもたしかに美しいけれど、ボクにとっては何でもないんだ。キツネもはじめはなんでもないキツネだったけれど、ボクと仲良しになったんだよ。特別なんだ。

王子さまはそう納得してから、キツネのところに戻りました。

>さようなら。

>さようなら。そうだ、君へのプレゼントはね、「心でものを見る」という言葉だよ。大切なものは目に見えないんだ。

つづく。

今日の表現:
「だってボクのバラなんだもの。」
Porque es mi rosa.

親しくなる方法

2005-10-15 | EL PRINCIPITO
王子さまは、あまり時間がなかったけれど、どうしたら親しくなれるかを聞きました。それには「忍耐」が必要なのだとキツネは言い、親しくなる方法を教えてくれました。

>はじめは、君はボクから離れた草の上にすわるんだ。ボクは君を横目でこっそり見る。何もしゃべってはいけないよ。ことばってのは誤解のみなもとだからね。だけど一日ごとに君は、ちょっとずつボクの近くにすわるようになるんだ。

王子さまは毎日、決まった時間にリンゴの木のところに行き、辛抱強くキツネに近づきました。キツネはその時間が近づくとわくわくするようになりました。ヒトの足音はどれも同じだったのに、王子さまの足音だけは特別な、音楽のように聞こえるのでした。そんなふうにして、王子さまとキツネは親しくなり、とっても仲良しになりました。

でも、別れのときが近づいてきました。

>泣きたいよ。

さびしそうに言うキツネに、王子さまは答えました。

>君のせいだよ。ボクは君を悲しませるつもりはなかったんだ。親しくなろうって言い出したのは、君のほうだったじゃないか。

>そうだよ。

>でも、泣くんだろう?

>もちろん。

>それじゃ、何もいいことはなかったじゃないか。

>そんなことはないさ。麦畑を見るたびに、君のことを思い出せるよ…。

つづく。

今日の表現:
「君のせいだよ。」
Es tu culpa.

キツネと王子さま

2005-10-11 | EL PRINCIPITO
>それに、ボクは君にとって、ただのキツネさ。でもね、君とボクが親しくなると、お互いに必要になるんだよ。特別な存在になっていくんだ。そして「情」ってやつが、わいたり、移ったりするんだよ。

王子さまは、星に置いてきた花のことを考えました。

>花が一輪あってね、きっと、ジョウが移ったんだと思う。

>それは有りえるね。地球では、何が起きてもおかしくない。

でも、地球の話ではありません。狩をするヒトも、鶏も居ない、王子さまの星の話でした。キツネは興味を持ちましたが、鶏がいなくちゃしょうがない、と思いました。

>ボクの毎日は単調なんだよ。ボクは鶏をつかまえる。ヒトはボクを追いかける。鶏はどれもこれも同じだし、ヒトはヒトでみーんな同じなんだ。だからボクは、ときどき退屈になってしまう。でもね、もし君とボクが親しくなったら、ボクは人生が楽しくなると思うんだ。

ひと呼吸おいて、キツネは続けました。

>ねえ、麦畑を見てごらん。君の髪は麦畑みたいな金色をしているね。ボクはパンを食べないから、麦畑なんてどうでもいい。でも、あの麦畑を見るたびに、君のことを思い出すなんて、素適なことだと思わない? お願いだから、ボクと親しくなってよ。

つづく。

今日の表現:
「ボクの生活は単調なんだ。」
Mi vida es monótona.