スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

今日は何日?

2005-03-28 | ひとくちスペイン語
今日は何日?/今日は何曜日?/今日は何の日?
¿Qué día es hoy? ケ・ディア・エス・オイ?
動詞 (ES) の原形は SER です。

このフレーズさえ覚えれば、三つのことが聞けます。問題は、返ってきた答えがわかるかどうか(汗)。

HOY ES LUNES, 28 DE MARZO. 今日は月曜日、3月28日です。
HOY ES EL CUMPLEAÑOS DE MI GATO. 今日は私のネコの誕生日です。

日:DIA
曜日:DIA (DE LA SEMANA)←直訳すると「週の日」
日付:FECHA

今日は何日ですか?
¿Qué fecha es hoy? ケ・フェーチャ・エス・オイ?
¿A cuántos estamos hoy? ア・クアントス・エスタモス・オイ?

など、表現はいくつもあります。私はこの A CUÁNTOS…がなかなか覚えられなかったんですよ。たぶん、腑に落ちなかったので身につかなかったのでしょう。こちらは動詞が ESTAR で、A という前置詞を伴います。ESTAMOS は一人称複数(私たち)の形ですよ、つまり主語は「私たち」←ここがポイント!

こちら(A CUÁNTOS…)の答え方は:
ESTAMOS A 28 DE MARZO. 3月28日です。
蟻んこになった自分たちが、3月のカレンダーの28日のところに居るのを想像してみてください。「私たちは3月28日の時点に居ます」→明日はみんなで29日のところにぞろぞろ移動するのですよ~。


変わる文法用語

2005-03-25 | ひとりごと
「文法用語が統一されていない」と、ポ語学習者の nyan さんが嘆いていた(ような気がする)。実はスペイン語もそうである。

私はそもそも文法用語というのが好きじゃないし、あまり細かく分類されていると頭が痛くなる。その上テキストによって違っていたら、踏み倒して走り出したくなってしまう。これって、日本の文法学者の偉い先生の、それぞれの見解とか学説ちゅーやつなのかい?…と思っていたが、考えてみると、昔スペインで習ったときの文法用語と、2年前メキシコで習ったときのと、やはり微妙に違う部分があったなぁ。そして昨日、「文法用語が移り変わる」という話をあるスペイン人から聞いて、絶句してしまった。

「現在完了」という時制がある。用途は「完了」「経験」「近過去」など。
この「近過去」の使用法、スペインではうるさかった。私は初めての短期留学(マラガ)で、これを徹底的にたたきこまれた。たった今、今朝、今日、今週、今月、今年などの “今”(心理的現在)に起きたことは「現在完了」で語り、昨日の話は「過去形」(日本で点過去と呼ばれているヤツ)なのである。このへん微妙で、難しかった。

しかしマラガのあとカナリア諸島に行くと、「ここでは近過去に現在完了はあまり使わない。ラ米と同じだ」と言われた。半分がっかり、半分ホッとしたよー。で、数年後南米に行くと、やはり使わない。今ご飯を食べてきたところ、とか、今朝早起きした、なんて話も、フツーに「過去形」が使われる。いったいマラガの苦労はなんだったのか。。。

そして昨日聞いた話では、スペイン人がやたらに「現在完了」を使いたがり、あまりにも多くの人が、昨日のことでも先週のことでも使用するようになったため、スペインではそれが「正しい」ことになってしまったというのだ。
ちょっと例文を見てみよう。そもそものスペインの文法では:

1)Ayer fui a la Alhambra.
昨日、アルハンブラ宮殿に行ったよ。
¿Ah, sí? Y, ¿te gustó?
そう? それで、気に入った?

2)Esta tarde he ido a la Alhambra.
今日の午後、アルハンブラ宮殿に行ってきたよ。
¿Ah, sí? Y, ¿te ha gustado?
そう? それで、気に入った?

このように 1)・2)の違いがあったのだが、ラ米では以前から 1)ばかりを使っていたし、今のスペインでは昨日のことにも 2)を使う。それじゃ、1)と 2)の差異について深く悩んだ学習者の立場はどうなるの?

昨日のことに使うなら、もはや「現在完了」ではなく「過去形」である、ということで文法的な名前も変えざるを得なくなったそうだ。しかしそもそもの「過去形」と名前が同じでは困るので、「完了過去複合形」「完了過去単純形」というふうに区別するようにしたという。「現在完了」が「完了過去」になっちゃって 「過去完了」の立場はどうなるのよ?

このように、スペインでは言葉の変化とともに文法用語もちょくちょく変わってきたという。しかも「あっちの権威」と「こっちの権威」では正しいコトが違うらしい。それをその時その時で和訳しているから日本の文法書にも色々な文法用語が氾濫しているということなのか。なんだか色々謎が解けてきた。

文法は大切だけど、文法用語にひっかかってる場合じゃないってことですかい? 正しい文法で書いたり話したりできるなら、別に「文法用語」を覚える必要はないんだけど。。。

天候のHACE

2005-03-22 | くらべて文法(西・英)
以前「天気がよい」という記事で簡単に「天候の表現」を紹介しましたが、スペイン語では HACER という動詞 + 名詞のパターンが多く使われます。
だから先日、 SejaSoy さんのブログで、「曇っている」に関する素朴な疑問を見かけて、「そういえば、なんで曇りには HACE を使わないんだろう?」と気になりはじめました。
そこで例の [Dos Mundos] 登場。
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EL TIEMPO  The Weather

HACE (MUY) BUEN TIEMPO. The weather is (very) fine.
HACE (MUY) MAL TIEMPO. The weather is (very) bad.
HACE (MUCHO) CALOR. It's (very) hot.
HACE FRESCO. It's cool.
HACE (MUCHO) FRÍO. It's (very) cold.
HACE (MUCHO) SOL. It's (very) sunny.
HACE (MUCHO) VIENTO. It's (very) windy.
LLUEVE (MUCHO). It rains (hard).
NIEVA (MUCHO). It snows (hard).
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あれれっ、肝心の「曇り」がないんですけどー。おいおい。
いくらスペインの空が青いからって、「曇っている」という表現がない~?わけないっすよね。

↓スペイン語ではこれが普通でしょう。
ESTÁ NUBLADO. It's cloudy.

It's はすべて The weather is のことなのかな?
スペイン語で気象現象を表すときは三人称単数形と決まっているので、現在形で HACER は必ず HACE になるのですが、ではなぜ三人称単数形なんでしょうか? 文法の本には「単人称文」(主語を持たない)と書かれていますが、もしかしたら、英語のThe weather のように、スペイン語でもそもそもは EL TIEMPO(三人称単数)が主語だったのかもしれませんよね~(あくまでも想像です)。

NUBE (雲)を辞書で引くと「可算名詞」となっていますね。あの「もくもくっ」とした白いヤツひとつが UNA NUBE ってことですか。一方 NUBLADO の方は「曇った」という形容詞であり、「曇りの状態;暗雲」という名詞でもあるんですね~。HACE NUBE. とは言わなくても、ひょっとして HACE NUBLADO. ならあり得るかも?…と思い、ネット検索してみました。あった~!エクアドルのことをスペイン語で紹介しているページの中に HACE NUBLADO が…。でもそのページ、ネイティブが書いたものではなかったのです。

そういえば曇りだけじゃなく、雨にも雪にも あまり 「HACE+名詞」は使いませんよね。
△HACE LLUVIA. 
○ESTÁ LLOVIENDO. It's raining.

△HACE NIEVE.
○ESTÁ NEVANDO. It's snowing.

ふぇ~ん、結局、なぜ?という謎はとけません。おまけに色々探しているうちに「HACE FRÍO と習ったけれど ESTÁ FRÍO とは言わないの?」みたいな別の論争に出会ってしまいました。FRÍO も形容詞・名詞どっちもアリだからなー、うーん。きりがないのでこのへんで逃げますが、お詫びのしるしに助っ人ページをご紹介しましょう。
スペインの語学学校「elemadrid」のサイトで、天候のことをテーマにしています。VOCABULARIO(語彙集)には英語訳が載っていますよ。

追記4/1:
きのうのNHKテレビ「スペイン語会話」で新発見!をしたので、訂正・補足いたします。

3人の会話が私にはこう聞こえた:
武田さん─ Hoy hace calor.
メキシコ人─ Pero hace lluvia también.
かなえちゃん─ 雨が降ってる、のね。
メキシコ人─ Está lloviendo.

HACE LLUVIA. とも言うんですね~。とすると HACE NIEVE. も言うのでしょうかね。地域差なのか、なんなのか、よくわかりませんが、「あまり使わない」に訂正しました。「曇り」に関しては謎のままです。


GUSTAR の仲間

2005-03-17 | くらべて文法(西・英)
実は最近、お気に入りの語学学校 UNIVERSAL から本を送ってもらいました。メキシコから届いた包みには、学校オリジナルのが2冊(練習問題)と、カラーのが1冊入っていました。
このカラーの[Dos Mundos]、英語圏の学習者向けに、英語の説明や対訳が載っていたりする。。。以前の私ならここで「むっ」とするところですが、この際アプロベチゃることにします。

アプロベチゃる:APROVECHAR(利用する)という動詞のハポニョ~ル現在形。

動詞 GUSTAR(~が好きです)は、意味的には英語の to like なのですが、文法的には to be pleasing to someone に似ている、のかな? 動詞の前に間接目的語(ダレソレに)が必要です。

ME  to me
TE  to you(inf.)
LE  to you(pol.), to him, to her
NOS  to us
OS  to you(pl. inf.,Spain)
LES  to you(pl.), to them

¡Ojo! 「好きなもの」や「好きなこと」が主語になるんですよ。

(A MI ) ME GUSTAN LOS GATOS.  I like cats.
A CARMEN LE GUSTA CANTAR.  Carmen likes to sing.
参考記事:「猫が好きです」

スペイン語には、このような使い方をする動詞が他にも色々あります。
以下、GUSTAR の仲間を、[Dos Mundos] から引用します。
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Verbs Like GUSTAR

ENCANTAR  to really love
FASCINAR  to be fascinating to; to love
IMPORTAR  to matter
INTERESAR  to be interesting to
MOLESTAR  to bother
PARECER  to seem like (to)
PREOCUPAR  to worry


どこですか?

2005-03-13 | ひとくちスペイン語
¿DÓNDE ESTÁ ~? を使って、「~はどこですか?」と道を聞くことが出来るのはもうご存知ですね?

銀行はどこにありますか?
¿Dónde está el banco? ドンデ・エスタ・エル・バンコ?

銀行はそこにありますよ。
El banco está allí. エル・バンコ・エスタ・アジィ

¿HAY ~? を使って、「~(特定しない物)はありますか?」と聞くこともできます。

この近くに銀行はありますか?(銀行なら何でもいい)
¿Hay un banco cerca de aquí?
「この近くに」→CERCA DE AQUÍ = POR AQUÍ CERCA
¡Ojo!  HAY の後ろに定冠詞はありえません。

はい、すぐ近くにありますよ。
Sí, hay uno cerquita. (un banco → uno)
「すぐ近くに」→MUY CERCA = CERQUITA(縮小語)

HAY は HABER という動詞の三人称単数形です。HAY の後ろに続く名詞が単数か複数かによってHABERの活用が変わることはありません。「ある」「いる」のときはいつでも HAY 愛!じゃなくてアイですよ。←これ、だいぶ前にNHKテレビスペイン語でかなえちゃんも言っていたけれど、それ見る以前に既にこの記事書いてましたワタシ…(いったい何ヶ月この記事を眠らせていたんだろう)。



追記3/15:
HABER という動詞を「There is/are」の目的で使うときには「いつでも HAY」ちゅーことです(oroさんの言葉をお借りしました)。
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