スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

現在分詞についてちょっと考えてみました

2022-10-30 | くらべて文法(西・英)

英語の動詞に-ingがつくやつと、スペイン語の動詞に-ando/-iendoがつくやつと、なんだか似てるな~とは思っていたんですが、やはりどちらも「現在分詞」っていうお名前だったんですね。どちらもBE動詞とセットにして「現在進行形」の文が作れます。

たとえば(英語):My mother is cooking.(私の母は料理している)

(スペイン語):Mi madre está cocinando.(私の母は料理している)

 

ところがですね、「英語の-ing」のほうは to不定詞が文法テーマの時にもチャカチャカ出てきて、そのときは「動名詞」というお名前で呼ばれているわけですよ。

 

私はスペイン語を長いこと勉強してきたんですが「動名詞」っていう文法用語になじみがないんです。スペイン語にそういうのないんですか?って聞かれて、「現在分詞」はあるんだけどなんか違うんだよね~と思っていました。

 

何が違うのか調べてみました。

スペイン語の「現在分詞」は動詞の非人称形のひとつで、主に副詞のように働くのです。英語の-ing と雰囲気は似てるんですが、名詞の役割はしないので「動名詞」とは言えないようです。

たとえば、動詞を修飾して「~しながら」という意味になるので、こんな感じに使います。

Mi madre cocina cantando.(私の母は歌いながら料理します)

 

しかし、たとえば、
My hobby is cooking.(私の趣味は料理をすることです)という英語の文では"cook" に-ing がついて現在分詞と同じ形=動名詞になっていますよね? 

[英] cook(料理する)⇒ cooking
[西] cocinar(料理する)⇒ cocinando …現在分詞はこうなるんだけど、

Mi hobby es cocinando. にはできないんですよ~。

 

現在分詞の用法は英語もスペイン語も奥が深く、色々あって頭痛くなってきたので、この辺で失礼いたします!

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不定詞の用法~そもそも不定詞ってなんなんだ?

2022-10-20 | くらべて文法(西・英)

英語には名詞の働きをする語句のひとつに「to 不定詞」というのがあり、それは「to+動詞の原形」のことなんだそうです。これは日本語で言う「~すること」、つまり日本語文法的には「動詞の辞書形+こと」ですね。

例えば、I like to swim.(私は泳ぐことが好きです)

スペイン語にも「~すること」はあるけど to のような前置詞はつかず、「不定詞」だけでOKです。

例えば、Me gusta nadar.(私は泳ぐことが好きです)

スペイン語では、辞書で探せる動詞の形[nadar:泳ぐ]が「活用していない動詞の原形」であり『不定詞』とも呼ばれています。

 

今日、中学英語の本『くもんの中学英文法』を読んでいて、この辺は英語とスペイン語と似ているな~と思ったので、ちょっと自分用にメモしています。

To speak English is dificult.(英語を話すことは難しい)

Hablar inglés es difícil.(英語を話すことは難しい)

 

スペイン語では、Es difícil を頭に持ってきて:
Es difícil hablar español. のような形にすることがよくあります。

つまり「SER動詞三人称単数」+「形容詞」+「不定詞」の構文です。「誰が」ということはなく一般論を語るとき使えます。スペイン語では主語が文末に来ることは珍しくなく、前後を入れ替えても主語は相変わらず「hablar inglés:英語を話すこと」なんだと思います。

なんと英語も前後入れ替えることができるらしいんですが、It is から始まる文にするんですね。『くもんの中学英文法』には「長い主語はあまり好まれません。It is ... to ~(することは…だ)の形を覚えて、使えるようにしましょう。」と書かれていますが、上記の文を It is dificult to speak English. に書き換えると何が主語になるんでしょうかね?(素朴な疑問)

注)私は英語万年ビギナーです。あしからず。

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"ya" ってひとつの意味ある単語だったんですか!?

2022-10-09 | ひとくちスペイン語

そうなんです。"ya"「ヤー」ってひとつの意味あるスペイン語だったんですよ。

同じ文章を英語とスペイン語の両方で書いたら、スペイン語の方が長くなってしまうのが普通です。文字数も多くなる。だけど意外と短い単語も多いんですよねー。

"ya" もそのひとつですが、短いし、間投詞に見えるし、英語で”イエイ”って言われてるみたいに聞こえます。さほど意味があるとは思えないんですが、実は完了の意味があって「すでに」「もう」と訳されます。間投詞的にも使われて、色々ニュアンスが違うからややこしい。。。

─出かけようとしている夫婦の会話─

夫:¡Ya!(もう行くぞ!)

妻:¿Ya?(えっ、もう?)

夫:¡Ya, ya!(いますぐ!)

妻:¡Ya!(わかったわよ!)

これは極端な例ですが(笑)、状況やトーンによって色々な意味が考えられます。

だからスペイン語って難しい?いやそんなことないですよ。日本語だってよくあることです。

先日、アメリカ人の(日本語の)生徒さんに水族館の大きい魚の写真を見せてもらったのですが、「この魚は日本語で何ですか?」と聞かれ「エイ」と答えました。すると「は?何言ってんだこの先生」と不審そうに自分の辞書で探し始めました。そして「あーあ」と深く納得の声。

おそらく彼女は「自分が魚の名前を聞いてるのに突然 "イエイ" みたいな声を発して、意味わからん」と思ったことでしょう。

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