スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

ドラマで覚えるスペイン語

2006-08-16 | 映画の感想文(旧DVD体験談)
『ドラマで覚えるスペイン語』というDVD(というより学習ソフトらしい)を、サークルの某メンバーが購入したという。「今しがた見ましたが日本訳がないのでどうなんでしょう?そんなに勉強になるんでしょうか?一度見てみてください」と言われ、貸してもらうことになった。

さっそくドラマを見てみたが、スペインのドラマで、それ自体はそう長くない。セリフがスペイン語で表示されるのだが、音声もよく聞き取れず字幕も中途半端にしか読めないまま、ストーリーをだいたい把握しただけで第1回目は終了した。懲りずに2回目に挑戦し、「いちいち止めれば字幕も止まり、聞き取れない単語の確認ができる」ことを発見。スペインの口語表現や語彙が豊富で、なるほど、知らないから聞き取れないのはあたりまえだ、と反省する。しかし止めながら辞書を引き引き見ているとやたらと時間がかかって飽きてくる。

このソフトには、ドラマの場面と音声を細かく分けた、語彙やヒアリングの強化のためのレッスンが用意されている。辞書やクイズ形式のテストみたいのもあって、全体的にはすごい分量になっている。使用説明には日本語もあるし、これらを使いこなせればたぶん、勉強になるのではないかと思う。

レベルとしては、中級から上級者向け、具体的には「文法は一通り終えたが聞き取りや語彙力がいまいち」「辞書さえあればたいていのものは自力でなんとか読める」といったレベルが対象ではないかと思う。しかしドラマ自体にはひとことの日本語訳もないので、「ひとつひとつの単語はわかるが、結局なにを言ってるんだかわからない」という謎の部分が私には多すぎて、悶々としてしまった。

ちなみに第3回目に挑戦したのだが、途中で疲れてしまった。これは飽きっぽい私の性格に問題があるのだが、何度も繰り返して見るほどの魅力がこのドラマになかった、と言えなくもない。人によっては、大好きな映画のDVDを購入するほうがよっぽど勉強になるかもしれない。
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ウイスキー

2006-08-09 | 映画の感想文(旧DVD体験談)
2004年 ウルグアイ映画
『ウイスキー』 WHISKY
監督:フアン・パブロ・レベージャ & パブロ・ストール

物語の面白さ:★★☆☆☆
風景や映像の美しさ:★★★☆☆
スペイン語の聞き取りやすさ:★★★☆☆

キャスト
ハコボ(アンドレス・パソス)
マルタ(ミレージャ・パスクアル)
エルマン(ホルヘ・ボラーニ )

ウルグアイの地味な町の、古めかしい靴下工場で働く、真面目なマルタの平凡で単調な生活に、あるとき「工場経営者の妻役を演じる」という変化がやってくる。これまた真面目な工場経営者ハコボが、ウルグアイを訪ねてくる弟エルマンに、結婚して円満にやっていると見せたいのだ。なぜそんな芝居をしたがるのか、なぜマルタはすんなりこの役を引き受けたのか、そのあたりがどうも腑に落ちないのだが、それがなければこの物語は始まらない。

夫婦に見せかけるための写真を撮りに行く2人は、「ウイスキー」と唱えて笑顔をつくる。それがこの映画のタイトルになっている。季節はずれのリゾート地に旅行に出た3人が、カメラの前で唱えるのも「ウイスキー」。日本で言う「チーズ」のようなものだが、果たしてこれが幸せの合言葉になるのかな?

単調なリズム、地味な風景、平凡な毎日、真面目な人たちが繰り広げる「嘘」の生活…、そんな中に「くすり」という笑いを誘うよう、うまく作られている。マルタがエルマンに渡した手紙には、何が書かれていたのだろう? ハコボからのプレゼントを手にしたマルタは、どこに消えてしまったんだろう? 想像すると楽しくなって、また「くすり」と笑いがもれてしまう。
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靴に恋して

2006-08-02 | 映画の感想文(旧DVD体験談)
2002年 スペイン映画
『靴に恋して』 PIEDRAS
監督:ラモン・サラサール

物語の面白さ:★★★☆☆
風景や映像の美しさ:★★★☆☆
スペイン語の聞き取りやすさ:★★☆☆☆

・スニーカーを履いた女
・小さな靴を履く女
・盗んだ靴を履く女
・スリッパを履く女
・偏平足の女
個性豊かな5人の女性が織り成す人生模様。初めはバラバラに散っていたそれぞれの物語が、あるときジグソーパズルのようにつながり、絵が見えてくる。同じ街(マドリッド)に住み、これだけ絡み合っているというのに、娘が父親の死も知らず音信不通でいたなんてことあるかなぁ、という疑問は残ったけどね。マドリッドのほかリスボンの風景も出てくる。

やはりスペインのスペイン語は、字幕なしではお手上げの部分が多かった。ためしに日本語音声を聞きながら日本語字幕を見てみたのだが、微妙な差が面白い。この違いがなぜ生じたのかを考えるのも、DVD の楽しみ方のひとつかもしれない。

この映画にはブランド物のゴージャスな靴が300足も“出演”しているそうなので、興味のある人にはワクワクかもしれない。靴と女性、足と人間性…。足を見ればその人のことがわかるという “足のお医者さん” も登場する。日本にもあるのだろうか?聞いたことないけど。


興味深い単語:
Podólogo  足学 の医師
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