スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

「~のために」前置詞

2005-12-31 | スペイン語のいろは
「ために」という日本語には色々な意味が含まれているので、色んな前置詞が出てきそうですね。
動詞は原形のままです(不定詞)。

目的「~するために」
ESTUDIAR PARA APROBAR 合格するために勉強する
IR DE COMPRAS 買い物に行く

用途「~するための」
VASOS DE VINO = VASOS PARA VINO ワイン用のグラス

支持「~のために」
VOTAR POR LOS SOCIALISTAS 社会党に投票する

動機「~のために」
HACER POR TI 君のためを思ってする

POR と PARA の使い分けは難しいので、上級編ですね(…と逃げる)。簡単に言うと、POR は動機、PARA は目的、かな? 海外修業中この使い分けの練習問題をシツコクやらされたのですが、欧米人のクラスメイトがなまっていて、ポァウ(POR?)、パァウァ(PARA?)…どっちなのかわからなくて参りました。微妙な母音の多い国の人々は妙なクセがあって困る。。。 
おまえらなまってるんだよっ!!

くらべて学ぶ

2005-12-21 | ほうげん・ひょうげん
福嶌教隆先生のテキストに『くらべて学ぶスペイン語』というのがありまして、これがなかなかマニアックで好き(注:ほめている)なんですわ。タイトルから想像できる通り、スペインとラテンアメリカのスペイン語を比べてどちらも学ぼうというあっぱれな本です。

第1課から第15課まで、左にスペイン編、右にラテンアメリカの各国編の「くらべる会話」があります。下にある日本語訳を見ると、微妙に物語の結末が違ったりするのよね。不思議なのは目次のあとに、50人もの登場人物をアイウエオ順に、しかもイラスト入りで紹介していること。たとえば、
ハビエル 節約を信条とするスペイン男性。妻のピラールにも決して妥協はゆるさない。
…というぐあいに。なんでここまで掘り下げるの??と最初は理解できませんでしたが、主人公の性格によってストーリーを変える、という作戦だとわかってきました。たとえば、コスタリカ編の妻は、夫に地味なセーターを勧められて、熟年用じゃないかとムッとするのに対し、スペイン編ではハビエルの妻は、彼が勧めるセーターに「そっちの方が安いからでしょ?」とムッとする、という結末。

そ、そこまで凝らなくても…、福嶌せんせってば。

ところで最近、このテキストを見ていて、あ~これだぁ!! と思わず声をあげた発見があります。
実はぺルー出身のセルソさんと会話しているとき、妙なところで de repente(私は「突然」という意味しか知らなかった)が出てきて、わけがわからず首をかしげることがよくあったんですよねー。その謎がこのテキストで解けました。なんと、ペルーの de repente は「たぶん」という意味だったのです。

スペイン編  tal vez 「多分」  
ペルー編  de repente 「多分(ペルーなど)」

はいはい、勉強になりました。