スペイン語で遊ぼう!みんなの広場_since2004

スペイン好き、ラテンアメリカ好き、スペイン語好き、スペイン語をやってみようかなぁと思っているヒト、寄っといで!

テレビに出た!コスタリカの豆丼、チフリッホ

2022-11-26 | コスタリカの旅_2007

サッカーのワールドカップに興味があるわけじゃないんですが、何気にテレビを見ていると「日本の次の対戦相手はコスタリカ」とのことで何故かコスタリカの食べ物「チフリッホ」がテレビで紹介されていました。私も食べたことがあるこのラテン料理の話を、カテゴリーを別に作るのがめんどうなので「コスタリカの旅_2007年」に載せることにしました。

写真はフラッシュの光で見えにくくなっていますが、2008年に私が撮影し別ブログにアップしていたものです。

これは「豆丼」みたいなかんじでして、豆と豚の唐揚げの入ったご飯の上に、chimichurri(トマトや玉ねぎのみじん切り?) とアボガドが乗っています。これをマゼマゼして、添えてある patacones(料理用緑のバナナをぺちゃんこにつぶして揚げたもの)やトルティーヤ・チップスと一緒に食べます。


chifrijo(チフリッホ)というの名の人気の BOCAS(おつまみ) です。この名前、なかなか覚えられなかったのですが、chicharón(豚の唐揚げ)と frijoles(豆)の合成語だと知って、なるほど~と納得し、やっと覚えられました。

Chi-charónFrijo-les


ご飯の上に乗っているので、ゼッタイ日本人受けすると思います。タコライスは日本のラテン?と言われる沖縄で創作された「どんぶりもの」ですが、日本ではなくコスタリカで生まれたこのラテン料理も立派な「どんぶりもの」だと思います。


味ですか? おいしかったですよ。でも夜食べるには豆と豚の唐揚げが重すぎて、私はちょっと…。


形容詞の順番にルールがあるのか?

2022-11-21 | くらべて文法(西・英)

英語の万年ビギナーである私は、ときどき思い出したように勉強しているわけですが(だから万年なのさ…)、最近また壁にぶつかりました。

形容詞の順番? な、なんですか、それは。しかも永遠に繋げられるって?

形容詞が「主観的な修飾か」⇒「事実に基づく描写か」によって優先順位が決まっているとか、いや、そのルールは絶対じゃないとか。どっちやねん?

例えば:the beautiful long black japanese hair
(文法書の順番通り真似してはみたけれど、こんなに次々繋げちゃっていいんでしょうか?)

 

こんな風に形容詞を並べようなどと、スペイン語では考えたことないです。スペイン語の授業やテキストで「形容詞の順番について」がテーマになったことも、まったく記憶にないんですよ。

スペイン語に直訳すると:el cabello hermoso largo negro japonés
(えー?これはやっぱり変!こんな風には繋げられませんよ。)

スペイン語では品質形容詞は通常名詞の後ろに置かれ、名詞の意味を限定する働きをします。逆に名詞の前に置かれる形容詞もあるし、「前も後ろもOK」の形容詞もあるのでややこしい。

ちょっと hermoso(美しい)を名詞の前に置き換えてみました。

el hermoso cabello largo y negro de Japón
(さっきよりはスペイン語っぽくなったけど、すべての形容詞がcabelloという名詞にかかっているのか不安。)

だいたい、なんでひとつの名詞をそんなに修飾しなきゃならないんですか⁉

英語の例文自体が現実的じゃないという気がしてきました。

 

日本語にも直訳してみると:「その美しい長い黒い日本の髪」
(これ、日本語として変じゃないですか?)

「その美しくて長い日本の黒髪」 
(こちらのほうが自然な日本語に思えます。)

日本語では形容詞を並べるとき、「形容詞の te-form」を使うのが一般的ですよね。さらに「美しくて長い」より「長くて美しい」という順番のほうが言いやすく、「て」を抜いて「長く美しい日本の黒髪」にしたほうが自然な気がしてきました。ひょっとして日本語でも形容詞の種類による順番ルールがあるんでしょうか。いや、ゴロによる優先順位なのか? 

母語の日本語でも(しかも日本語教師なのに)こんなに迷いがあるんですからね~。


英語も話せるメキシコ人にも聞いてみましたが、「スペイン語でも英語でも、そんなに形容詞を並べようと思ったことないわ」の一言で終わってしまいました(笑)。


そら耳ハポニョ~ル第二弾

2022-11-13 | ほうげん・ひょうげん

スペイン語聞いてたら、突然親しみある単語や表現が耳に入って、日本語じゃないの?と思えることがあります。それが「そら耳ハポニョール」。第一弾を書いてからかれこれ12年余りですが、ふと気になったことをメモってみました。

ハポニョール入門編:

Casa →傘
(家)

Abogado →アボガド
(弁護士)

特に上のCASAは、スペイン語 の"CA"が KA(カ)と発音されるため、日本語の傘とまったく同じに聞こえます。 

ハポニョールこじつけ編:

A mi no me gusta... →網の目ぐす太
(私は好きじゃない)


「あみのめぐすた」なんていう日本語はないけど、なんだか日本人の名前みたいに聞こえませんか?

Agradable →胡坐(あぐら)だぶれ
(心地よい/楽しい)

こちらも「あぐらだぶれ」なんていう日本語はないけど、なんだか北海道弁「胡坐だべさ」とか「胡坐だべか」の変形っぽく聞こえてきません?

いや、そう聞こえるのは私だけか。。。

 

¡Qué agradable!(ケ・アグラダブレ!)
北海道弁訳:やっぱあぐらだべさ

確かに、おじいちゃんの胡坐の上は心地よい(猫より)


わざわざ「目的格代名詞」に言い換えないとならない理由

2022-11-06 | くらべて文法(西・英)

スペイン語の、ちょっとめんどくさいところは、目的語を代名詞に言い換えるところです。日本語にはないルールなので理解しにくいんです。どういうことかというと…。

①日本語:「私は昨日マリアに会った。」と言う友達に反応し「へぇ?どこで会ったの?」と聞く。

①スペイン語:Ayer vi a María.と言う友達に反応し、¿Ah,sí? ¿Dónde la viste? と聞く。

 

②日本語:「私はマリアに指輪を買った。」と言う友達に反応し「へぇ?もう買ったの?」と聞く。

②スペイン語:Le he comprado un anillo a María. と言う友達に反応し、¿Ah,sí? ¿Ya se lo compraste? と聞く。

 

日本語では「どこで 彼女に 会ったの?」とか「もう それを 彼女に 買ったの?」なんて言わないですよね。ところがスペイン語では「言わなきゃ気が済まないんだけど長いのは嫌だ」ということで【ピンク:直接目的格代名詞】【青:間接目的格代名詞】に置き換えないとならないんです。

間接目的格は通常ヒトで「だれそれに」なので「に格」とも呼ばれ、直接目的格は「なになにを」なので「を格」とも呼ばれるのですが、日本語に訳したとき必ずしも助詞が「に」や「を」にならないし、直接目的語は物だけじゃなくヒトのとき(例文①)もあるし、間接目的語がヒト以外のこともあり得るので、日本語で考えながらスペイン語で答えようとするとわけがわからなくなってしまいます。

 

…ということで、英語と比べてみようと思い「目的格代名詞の比較表(英・西)」をつくってみました。でもでも、あーれー? 英語には「間接」「直接」の区分はないみたいですね~。

そして英語では物の場合 ”it" なんですが、スペイン語の直接目的語は物であっても性別(男性名詞か女性名詞か)によって変わる(lo, la)ので、ひと枠には納まりません。

「わざわざ考えて言い換えるのめんどくさいから、長くてもそのまま繰り返しちゃいます」…まあ、それでも良いんですが、スペイン語ネイティブは考えなくてもこれらをフツーに使って話しかけてきますからね~。うーん。