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バルバコア

2016-05-12 | ほうげん・ひょうげん
日本語には「焼肉」というそもそもの日本語と「バーベキュー」というカタカナ語があり、同じ肉を焼くのでも味付けや焼き方が違いますよね。しかし炭火で肉を網焼きにするイメージで、両者をまとめて考えてみましょう。

バーベキューにあたるスペイン語を探すと barbacoa(バルバコア)につきあたり、焼肉にあたるスペイン語を探すと carne asada (カルネアサーダ)につきあたります。どっちも炭火で肉を網焼きにするイメージかと思います。

メキシコでは「炭火で肉を網焼きにするイメージの料理」は、carne asada と言うそうです。

しかも「barbacoaはバーベキューとはまったく異なる料理である」と言うのです。「日本人は、バーベキューのスペイン語がbarbacoaだと思い込んでいるが、それは間違いである」とまでメキシコ人は言うのです。

私は今までスペイン語圏で、確かバルバコアで通じてたと思うんですよー。

メキシコのタコスには上に載せる具が色々ありますが、「アル・パストール」といえば豚肉、「ビステック」といえば牛肉、そして「バルバコア」といえば羊の肉を使っているそうです。屋台と縁遠い私はタコスに関してド素人なのですが、バルバコアがどうやら羊肉料理らしいと今日知りました。

そしてどうも、barbacoa という単語は、スペイン語圏のそれそぞれの国で違う意味を持っているのではないか、と疑い始めました。辞書を見ると、やっぱり色々出てきましたよ。

確かキューバでは、ロフト(屋根裏部屋)のことをbarbacoaと呼んでいたのではなかったかしら。ぜんぜん違う物ですよねん。