Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

猛々、しい。

2013-11-19 00:30:00 | コラム
~13年総括シリーズ Vol.8~

総括第8弾は「格闘技」。

数年前までは各興行からベストバウトを選出し、ベストバウトofベストバウトのランキングを発表していたのだが、日本で大きな興行がおこなわれることが稀になったため、本年は格闘技のニュースランキングを作ってみた。

総合格闘技MMAが好きなものにとっては、現在の日本の状況は解せない。
解せないことばかり。
というか、飢えている。

なにに?

猛々しさに。

この渇望感を、大事にしたい。

きっと、いつかまた、MMAの波がやってくる。
そのときに「きちんと」爆発出来るよう、飢えを絶やすわけにはいかないのだ。


※「基本的に」12年11月~13年10月に起こった出来事を対象とする

(1)女子MMAファイター、藤井惠の引退…トップ画像

いわゆるジョシカクを牽引した、世界的なファイター。

自分と同年代だから取材もひじょうに楽しかったのだが、腕相撲を挑んだら1秒も要さずに完敗。

翌日まで、腕が痛かった~。

(2)村田諒太、プロ転向

倫敦五輪・ボクシングの金メダリストがプロボクシングの世界に。

デビュー戦は快勝だったが、まだ実力のほどは分からない。

でも逸材であることは確かで、まもなくおこなわれる第二戦が楽しみでしょうがない。

(3)UFCジャパン、2度目の開催

日本で知名度を上げたヴァンダレイ・シウバが「原始的なファイト・スタイル」を貫き勝利、日本のファンを沸かせた。

MMA技術は進化の途中だが、観客を熱くさせるのは、結局はこういう試合だったりするのだ。

(4)立ち技ファイター、ピーター・アーツ引退

K-1で一時代を築いた20世紀の暴君も来月、日本で引退試合をおこなう。

おつかれさまでした。

なおこの引退興行は、フジテレビで放送される予定。

(5)日本のMMA選手、次々に海外へ

青木真也はタイに拠点を置き、
川尻達也と菊野克紀は「大」メジャーUFCへ。

とくに菊野はファイト・スタイルが独特なので、ひょっとすると米国でスターになるかもしれない。

(6)元ボクサー、トミー・モリソン死去

享年44歳、なかなかの面構えをしており、そこがスタローンに気に入られたか、『ロッキー5』(90)に出演。
そのことで、格闘技にあまり興味のない映画ファンにも知られる存在となった。

格闘技ファンのあいだでは、戦績以上に犯罪歴やHIV疑惑などで印象に残るファイターかもしれない。

(7)五輪競技にレスリングが残る

レスリングを格闘技といっていいのかという話もあるが、まぁ広義の意味でね。

ヤフーニュースのコメントなどには「レスリングは残って当然、テコンドーをどうにかしろよ」なんていうのが目立ったが、純粋な格闘技好きからすれば、どっちも残るべきなんだ。

(8)“神の左”山中慎介の連続KO

31歳の山中は、おそらく現在が絶頂期。
このまま神話を作っていってほしいが、ボクサーとしてはけっして若くはない、「左が攻略されたとき」どう対応出来るか―熱心なファンの興味は、いま、そこに向かっているはず。

(9)UFCの絶対王者アンデウソン・シウバ、王座陥落

引退するまで負けそうになかったミドル級の王者がKO負け・・・こういう劇的な展開の場合、ふつうは「ついに!」といった衝撃や「ちょっとした寂しさ」を感じるものなのだが、
負けかたが「なんとなく油断して打たれる」だったため、失望のほうが大きかった―そういうひと、けっこう多かったのでは?

(10)元格闘家、須藤元気が別ジャンルでスターに

今年デビューしたわけではないが、一昨年よりも去年、去年よりも今年「支持を伸ばした」といえるので、10位にランクイン。

えらい人気なのである↓




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コメント (2)
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