~13年総括シリーズ Vol.8~
総括第8弾は「格闘技」。
数年前までは各興行からベストバウトを選出し、ベストバウトofベストバウトのランキングを発表していたのだが、日本で大きな興行がおこなわれることが稀になったため、本年は格闘技のニュースランキングを作ってみた。
総合格闘技MMAが好きなものにとっては、現在の日本の状況は解せない。
解せないことばかり。
というか、飢えている。
なにに?
猛々しさに。
この渇望感を、大事にしたい。
きっと、いつかまた、MMAの波がやってくる。
そのときに「きちんと」爆発出来るよう、飢えを絶やすわけにはいかないのだ。
※「基本的に」12年11月~13年10月に起こった出来事を対象とする
(1)女子MMAファイター、藤井惠の引退…トップ画像
いわゆるジョシカクを牽引した、世界的なファイター。
自分と同年代だから取材もひじょうに楽しかったのだが、腕相撲を挑んだら1秒も要さずに完敗。
翌日まで、腕が痛かった~。
(2)村田諒太、プロ転向
倫敦五輪・ボクシングの金メダリストがプロボクシングの世界に。
デビュー戦は快勝だったが、まだ実力のほどは分からない。
でも逸材であることは確かで、まもなくおこなわれる第二戦が楽しみでしょうがない。
(3)UFCジャパン、2度目の開催
日本で知名度を上げたヴァンダレイ・シウバが「原始的なファイト・スタイル」を貫き勝利、日本のファンを沸かせた。
MMA技術は進化の途中だが、観客を熱くさせるのは、結局はこういう試合だったりするのだ。
(4)立ち技ファイター、ピーター・アーツ引退
K-1で一時代を築いた20世紀の暴君も来月、日本で引退試合をおこなう。
おつかれさまでした。
なおこの引退興行は、フジテレビで放送される予定。
(5)日本のMMA選手、次々に海外へ
青木真也はタイに拠点を置き、
川尻達也と菊野克紀は「大」メジャーUFCへ。
とくに菊野はファイト・スタイルが独特なので、ひょっとすると米国でスターになるかもしれない。
(6)元ボクサー、トミー・モリソン死去
享年44歳、なかなかの面構えをしており、そこがスタローンに気に入られたか、『ロッキー5』(90)に出演。
そのことで、格闘技にあまり興味のない映画ファンにも知られる存在となった。
格闘技ファンのあいだでは、戦績以上に犯罪歴やHIV疑惑などで印象に残るファイターかもしれない。
(7)五輪競技にレスリングが残る
レスリングを格闘技といっていいのかという話もあるが、まぁ広義の意味でね。
ヤフーニュースのコメントなどには「レスリングは残って当然、テコンドーをどうにかしろよ」なんていうのが目立ったが、純粋な格闘技好きからすれば、どっちも残るべきなんだ。
(8)“神の左”山中慎介の連続KO
31歳の山中は、おそらく現在が絶頂期。
このまま神話を作っていってほしいが、ボクサーとしてはけっして若くはない、「左が攻略されたとき」どう対応出来るか―熱心なファンの興味は、いま、そこに向かっているはず。
(9)UFCの絶対王者アンデウソン・シウバ、王座陥落
引退するまで負けそうになかったミドル級の王者がKO負け・・・こういう劇的な展開の場合、ふつうは「ついに!」といった衝撃や「ちょっとした寂しさ」を感じるものなのだが、
負けかたが「なんとなく油断して打たれる」だったため、失望のほうが大きかった―そういうひと、けっこう多かったのでは?
(10)元格闘家、須藤元気が別ジャンルでスターに
今年デビューしたわけではないが、一昨年よりも去年、去年よりも今年「支持を伸ばした」といえるので、10位にランクイン。
えらい人気なのである↓
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『PART2選手権』
総括第8弾は「格闘技」。
数年前までは各興行からベストバウトを選出し、ベストバウトofベストバウトのランキングを発表していたのだが、日本で大きな興行がおこなわれることが稀になったため、本年は格闘技のニュースランキングを作ってみた。
総合格闘技MMAが好きなものにとっては、現在の日本の状況は解せない。
解せないことばかり。
というか、飢えている。
なにに?
猛々しさに。
この渇望感を、大事にしたい。
きっと、いつかまた、MMAの波がやってくる。
そのときに「きちんと」爆発出来るよう、飢えを絶やすわけにはいかないのだ。
※「基本的に」12年11月~13年10月に起こった出来事を対象とする
(1)女子MMAファイター、藤井惠の引退…トップ画像
いわゆるジョシカクを牽引した、世界的なファイター。
自分と同年代だから取材もひじょうに楽しかったのだが、腕相撲を挑んだら1秒も要さずに完敗。
翌日まで、腕が痛かった~。
(2)村田諒太、プロ転向
倫敦五輪・ボクシングの金メダリストがプロボクシングの世界に。
デビュー戦は快勝だったが、まだ実力のほどは分からない。
でも逸材であることは確かで、まもなくおこなわれる第二戦が楽しみでしょうがない。
(3)UFCジャパン、2度目の開催
日本で知名度を上げたヴァンダレイ・シウバが「原始的なファイト・スタイル」を貫き勝利、日本のファンを沸かせた。
MMA技術は進化の途中だが、観客を熱くさせるのは、結局はこういう試合だったりするのだ。
(4)立ち技ファイター、ピーター・アーツ引退
K-1で一時代を築いた20世紀の暴君も来月、日本で引退試合をおこなう。
おつかれさまでした。
なおこの引退興行は、フジテレビで放送される予定。
(5)日本のMMA選手、次々に海外へ
青木真也はタイに拠点を置き、
川尻達也と菊野克紀は「大」メジャーUFCへ。
とくに菊野はファイト・スタイルが独特なので、ひょっとすると米国でスターになるかもしれない。
(6)元ボクサー、トミー・モリソン死去
享年44歳、なかなかの面構えをしており、そこがスタローンに気に入られたか、『ロッキー5』(90)に出演。
そのことで、格闘技にあまり興味のない映画ファンにも知られる存在となった。
格闘技ファンのあいだでは、戦績以上に犯罪歴やHIV疑惑などで印象に残るファイターかもしれない。
(7)五輪競技にレスリングが残る
レスリングを格闘技といっていいのかという話もあるが、まぁ広義の意味でね。
ヤフーニュースのコメントなどには「レスリングは残って当然、テコンドーをどうにかしろよ」なんていうのが目立ったが、純粋な格闘技好きからすれば、どっちも残るべきなんだ。
(8)“神の左”山中慎介の連続KO
31歳の山中は、おそらく現在が絶頂期。
このまま神話を作っていってほしいが、ボクサーとしてはけっして若くはない、「左が攻略されたとき」どう対応出来るか―熱心なファンの興味は、いま、そこに向かっているはず。
(9)UFCの絶対王者アンデウソン・シウバ、王座陥落
引退するまで負けそうになかったミドル級の王者がKO負け・・・こういう劇的な展開の場合、ふつうは「ついに!」といった衝撃や「ちょっとした寂しさ」を感じるものなのだが、
負けかたが「なんとなく油断して打たれる」だったため、失望のほうが大きかった―そういうひと、けっこう多かったのでは?
(10)元格闘家、須藤元気が別ジャンルでスターに
今年デビューしたわけではないが、一昨年よりも去年、去年よりも今年「支持を伸ばした」といえるので、10位にランクイン。
えらい人気なのである↓
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明日のコラムは・・・
『PART2選手権』