Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

たっぷり毒、ほんのり涙

2013-11-02 00:30:00 | コラム
~13年総括シリーズ Vol.3~

総括の第3弾は、「非」映画な映像作品。
つまりテレビ番組、CM、PVから個人的に優れているなぁと思った作品を選出。

何度も記していることだが、映画小僧ゆえ、テレビドラマの世界に精通しているとはいえない。

というか、弱い。
弱過ぎる。

過ぎるが、
たとえばPVのディレクターが映画監督に挑戦することは多いし、その逆もある。
それはCM、テレビドラマにもいえることなので、弱いなりにも注目する努力はしていますよ、、、と。

そんな偏った映画小僧が選出すると、この部門はこんなリストになるのだが・・・
それを一文で表現したのが、「毒」と「涙」―きょうのタイトルというわけ。

※12年11月~13年10月に発表された作品を対象とする


(1)テレビドラマ『みんな! エスパーだよ!』…テレビ東京(トップ画像)

好調がつづく映画監督、園子温がテレビ表現と戦った快作。

キャスティングが抜群でマキタスポーツが注目されたのもうれしいが、それよりなにより、女優陣がパンツ見せまくりですごく頑張っている。

(2)PV『社会の窓』…クリープハイプ

曲にインパクトがあるので、映像そのものはひじょうにおとなしい。

おとなしいが、じつはとても冒険している作品。




(3)ドキュメンタリー『プロフェッショナル 仕事の流儀 宮崎駿SP! 風立ちぬ1000日の記録』…NHK

「めんどうだ」ばかり呟いて絵を描き続ける宮崎爺。

じつに面白い。

(4)PV『ミュージック』…サカナクション

いつも野心的なサカナクション、このPVは最初観たときは「?」だったが、繰り返し観ていくと、なんとなく感動するようになる。
出ている女の子も、えれー可愛かったし。

ただインパクトという意味では、『夜の踊り子』のほうが上かな。

(5)バラエティ『アメトーーク! ひとり暮らし長い芸人』…テレビ朝日

自分もそうだから(まぁ芸人ではないけど)、とても楽しめた。

おぎやはぎ・矢作による、楽しいと口が切れてしまう現象を「たのし口切れ」とする造語に爆笑した。

(6)CM『ホクト、立派なきのこ』

いま話題になっているCMがランクイン。

抜群のキャスティングで文句なしだが、ただ本年は9月まで、抜きん出たCMというものが生まれなかったのが残念。
だからこのCMを観たときは、ほんとうにうれしかった。

(7)PV『地獄でなぜ悪い』…星野源

体調が心配される星野源が、園子温の新作映画のために創った一曲。

柔らかな源くんの歌声に、時代錯誤っぽいアニメーションがぴったりはまっている。

(8)バラエティ『マツコ&有吉の怒り新党 新3大「増田明美の解説中のミニ情報」』…テレビ朝日

「しゃべりの達者なアスリート」だとは思っていたけれど、マラソン中継における増田さんの解説が、ここまで面白いとは知らなかった。

ランナーの恋愛関係まで暴露・笑 して、走っているほうはたまったもんじゃないだろう。

(9)PV『Out of Control』…Nothing’s Carved In Stone

演奏の格好よさを追求した一作。

こういうのがあってもいいし、実際、モノスゴ格好いいと思った。

(10)テレビドラマ『ラジオ』…NHK

3.11で傷ついた女子高生が再生するまでを「ラジオ」を核にして描いた青春物語。

ヒロイン役の刈谷友衣子も好演しているが、ラジオを介して彼女と交流するリリー・フランキーがじつによかった。


♪ ただ地獄を進むものだけが、悲しい記憶に勝つ ♪

う~~ん、歌詞も素晴らしいし、アニメーションのふざけた感じも最高。

星野源、回復してくれよ!!




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コメント (2)
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