Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(60)

2013-11-22 00:30:00 | コラム
画像はアニメーション『クレヨンしんちゃん』の劇場版、その副題は『雲黒斎の野望』(95)。
そう、これで「うんこくさいのやぼう」と読ませる。


では早速、自分の「初」野グソ体験を語ろう。

27歳のころの話である・・・って、その歳でバカチンにもほどがあるが、事実だしバカチンなのだからしょうがない。

当時住んでいた町田市下小山田町の「マカロニほうれん荘」から、勤務先である調布市の東京現像所まで、チャリで鶴川街道を疾走して70分程度。

またチャリかよ、、、って話だが、まぁそうなんだ。

勤務は19時から早朝の3時まで。
その帰り―つまり朝方に、コトは起こった。

鶴川街道は街道という割には辺鄙なエリアが多く、コンビニAからコンビニBまでの距離―いかにも、現代っぽい表現だね―も、かな~り長い。
あくまでも10年前の話だからね、しかしあのあたりが栄えたなんてこと聞かないから、いまでもそんな感じだとは思う。

ともかく、その長~~~~~~~~~~い、なんにもな~~~~~~~~~~いエリアでもよおしてしまった。

サドルに尻を乗せられないくらい、漏れそうだった。

チャリを止め、周囲を見回す。
しかし外灯もまばらで、よく分からない。

ただ、ダンプカーが1台止められていることだけは分かった。

ひとの気配はない。
歩行者・チャリダー・ライダーはもちろん、自動車だって1台も通らない。

ここはほんとうに東京か?

しかし現在の自分にはベストな環境じゃあないか。

ダンプの影でパパパッと済ませてしまえば、誰にも気づかれまい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(排便を表現中)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ふぅ。
すっきりしたぜ!!

アナルはパンツで拭いた。
パンツ1枚を無駄にしただけで漏れずに済んだわけだから、結果オーライとしておこう。

笑顔で立ち上がると、そこには犬の散歩をしている中年男性が立っていた。

「ここで、なにしてるん?」
「え?」

よく見ると、そこは民家の敷地のなかだった。

ということは、この男は民家の主なのか、ダンプの持ち主でもあるのか!!

「俺の家で、なにしてるん?」

どうやら暗くて、ウンコちゃんが見えていないようである。
ワンちゃんもおとなしく、ウンコくさい自分を見ても吠えないでいてくれた。

「いえ、あの、」
「あの、なに?」
「ちょっと立小便を…」
「そう、じゃあ、すぐ出て行けよ、ここ敷地内だぞ」
「すいません! 暗くて気づきませんでした!!」

走った。
少年期に万引きしたときの、およそ3倍くらいの速さで。

あと30分も遅ければ日の出の時間であり、ウンコは丸見えだったにちがいない。

立小便だって怒ってもいいはずなのに、なんて優しいひとだろうか。
少しこころが痛んだが、引き返して「嘘つきました、ほんとうはウンコしちゃったんです!」と告白する勇気はない、
そこで翌日、どうしたかというと、調布までの最短だったそのルートを変更したのだった。

だって、やっぱり怖いじゃん。
捕まえるために待ち伏せするかもしれないし、今度こそワンちゃん吠えるかもしれないし、
待ち伏せしていなかったにしても、同じルートを使用する以上、偶然出くわすということがないともいい切れないわけで。


ネタのように書いてしまったが、やられたほうはたまったものではない。

ごめんなさい! ごめんなさい!! と、(ウェブ上で)謝ることしか出来ない自分なのである・・・・・。


※きゃりーちゃんによる、『クレヨンしんちゃん』主題歌




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明日のコラムは・・・

『原発と楽天とあたし』

コメント (1)
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