人生日訓(107)
「緩急宜しきを得ざれば好音ひびかず」
釈迦の弟子億耳は長者の出であるが、弟子になってからは激しい修行をして、脚傷
つき、血流れて鳥のきたってその血を吸うほどであったが、なかなか悟りが開けず、
少々焦り気味で、思い切って修行を止めて実家に戻ろうとした。その時釈迦は琴の
ひき方の例話をもって諭されたのが、この言葉である。「絃(いと)をひくこと極めて
急ならば、その音こころよきか。極めてゆるやかならばいかん。さらばよ、琴を弾く
に、その絃をひく緩急よろしきを得て、初めて好音を出すべし」と教えられ、修行も又
かくの如く、急に焦ってもいけないし、おこたってもいけない。そこに中道の教えをう
けて悟りに入ったという物語である。
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12月に咲いている花「エリカ」
蛇の目エリカの仲間で、 南アフリカ原産。 花の形が細長い。 ・冬から春にかけて咲く。 色は白やピンク。 いろいろ種類がある。 ・「クリスマスパレード」 と呼ぶ種類もある。 (花がいっぱい並ぶ様を、 クリスマスのパレードに なぞらえた) ・1月13日の誕生花(エリカ)。 ・花言葉は 「良い言葉」(エリカ)。
(季節の花300よりの)