人生日訓(92)
「百尺の竿頭(かんとう)にさらに一歩を進むべし」
道元が「古人の云く」として引用している句である。その正しい意味は、「十丈の竿の
先にのぼりて、尚手足を放ちて、則ち身心を放下するが如くすべし」と説明してい
る。普通世間では、「もう一歩の努力」位に軽く受け取っているが、その正しい意味
は、もっと生命がけの覚悟を必要とする。もちろん大抵の人が到達する百丈の竿頭
から更に一歩を進めると言うことだけでも、並大抵の人の及ばぬところ、世に成功し
ているほどの人は群を抜いて、この未開拓の一歩を突き進んだ証拠ではある。しか
し、道元の意味する文章はもっと深いようでもある。だれでも一応の努力をして成功
すると、安心するのである。小成に安んじがちである。衣食m足り、名声も博する。こ
こで、とかく、腰を下ろしてしまう。それより先もう一歩がなかなか踏み切れないので
ある。
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12月に咲いている花「アロエ」
開花時期は、11/15 ~ 2/10頃。 (夏咲きの品種もある)。 ・アフリカ原産。 ・花が咲くものと 咲かないものがある。 鉢植えしているものは 咲きにくいようだ。 ・橙色の花。 ・薬効 胃もたれ、便秘、 切り傷、やけど ・薬用部位 葉 ・葉は肉質でギザギザ。 薬用にはなるが、すごく苦い。 別名「医者いらず」。 (私も子どもの頃、 病気になると 食べさせられました。 効いたっけ?) ・日本で栽培されるのは、 ほとんどが 「木立(きだち)アロエ」 という種類。 「木立蘆薈(きだちろかい)」 の名前もある。 ”蘆薈(ろかい)”は、 「aloe」を「ロエ」と 音読みしたものに 「蘆(ろ)」と 「薈(え:会)」の漢字を つけたものらしい。 (「アロエ」を中国語音訳した 漢字の「蘆薈」 からきたとの説もある) 木立アロエ(キダチアロエ) ≒ 木立ロエ = 木立蘆薈 (キダチロカイ) ・葉っぱの幅が広い 「アロエ・ベラ」 という種類もある。 ヨーグルト等で使われるのは こちら。葉っぱは苦くない。
(季節の花300より)