季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「カランコ」

2019-12-28 05:04:41 | 暮らし
人生日訓(108)

「愚痴なる人はその詮なきことを思ひ云うなり」

一人の老尼があった。その当時はみすぼらしい風態であったことを恥ずかしい顔を

して、ともすると他人に向かって、「今はこんなにおちぶれてしまっているが、その昔

は由緒ある宮中の女官であつた」と語った。道元はその後ろ向きの愚痴の姿が気の

毒に思えて、そんなことを今更他人に言ったところで何の役に立つものか、「甚だ無

用なりと覚ゆるまり」と言い添えている。これは決して昔話ではない。ひと事ではな

い。「死んだ児はみめよし」という通り、今は帰らぬ愚痴をこぼす人が多い。みんなこ

れは「詮なここと」どうにもならぬこと、今更、何の役にも立たぬことである。「その

昔、自分の実家に蔵屋敷が七つあった」などと自慢すれう哀れな主婦に逢ううこと

があるが、「言わぬは言うにまさる」で、黙ってくれた方がゆかしさがある。言ったとこ

ろで、何の役にも立たぬ今日である。
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12月に咲いている花「カランコ」

秋から初冬にかけて咲く。  (温室ものは春まであるようだ) ・葉っぱは多肉質。花色が鮮やか。 ・アフリカ東部のマダガスカル島を  中心とした、熱帯地方原産。 ・3月21日の誕生花 ・花言葉は「幸福を告げる」 ・別名  「紅弁慶(べにべんけい)」    赤く強壮な花なので。 

(季節の花300より)



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