人生日訓(102)
「人々皆仏法の器(うつわ)なり」
道元の言葉で、いかにも彼らしい人生の受け取り方である。人間は老少善悪のへだ
てなく、みんあ仏法ののみこめえう器量を持っている。自分だけはそんな器でない
と、卑下してはいけないというのである。私共は男、女も、賢も、愚も、ほとしく「仏」に
になる可能性を持っている。自分は頭が悪いから、とても、仏法を実行する力などは
ないと劣等意識を持ってはいけないというのである。「しかあれば、仏法を行
ずるには器を選ぶべきにあらず、人間の生はきなこれ器量なり」とさえ極言してい
る。
歳時記
冬至・
12月22日。および小寒までの期間。 太陽黄径270度。大雪から数えて15日目頃。 太陽が軌道上の最も南に来るときで、夏至と反対に、夜が最も長く、昼が短い日。 夏至から徐々に日照時間が減っていき、南中の高さも1年で最も低くなることから、 太陽の力が一番衰える日と考えられてきました。 冬至は「日短きこと至る(きわまる)」という意味。中国では、この日から新年の始まる日 とされ先祖を祀る習俗がありました。 ※一陽来復(いちようらいふく)とも言います。 |
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12月に咲いている花「鶏頭」
開花時期は、 8/10 ~ 12/10頃。 ・熱帯アジアなどの原産。 日本には万葉時代には すでに渡来していた。 ・花が鶏の鶏冠(とさか)状に 見えるのでこの名前になった。 英語でも 「cocks-comb」(鶏のとさか)。 この花は、 世界中のどの人が見ても 「鶏のとさか」に見えるのだろう。 ・花が丸くなって咲くものや、 槍のようにとがるものなど、 いろいろある。 色は赤いものがほとんど。 だいだい色のものもある。 ・昔は草染めの原料として利用された。 ・薬効 下痢、止血 ・薬用部位 花穂 ・生薬名 「鶏冠花(けいかんか)」 ・薬効 婦人病 ・薬用部位 タネ ・生薬名 「鶏冠子(けいかんし)」 ・別名 「鶏冠花」(けいかんか)、 「韓藍」(からあい)。 ・8月19日の誕生花(鶏冠鶏頭) 9月3日の誕生花(槍鶏頭) ・花言葉は「おしゃれ」(鶏冠鶏頭) 「個性」(槍鶏頭) ・「わが屋戸に 韓藍(からあい) 蒔(ま)き生(おほ)し 枯れぬれど 懲りずてまたも 蒔かむとそ思ふ」 万葉集 山部赤人 「秋さらば 写(うつし)もせむと わが蒔(ま)きし 韓藍(からあい)の花を 誰(たれ)か採(つ)みけむ 万葉集 作者不詳 「秋風の 吹きのこしてや 鶏頭花」 与謝蕪村
(季節の花300より)