季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「山茶花(さざんか)」

2019-12-15 04:20:49 | 暮らし
人生日訓(95)

「みんなで話し合う」

これは今日の時世のやり口である。大勢の意見をまとめて行こうというのである。も

ちろん、このやり方が唯一最上のものというわけではない。立派な人物が中心にい

て、万事その人の旗振りによって全員が気をそろえてやって行くのも一つの方式だ

が、これには多少の危険が伴う。そうそうは、立派な旗振りが出てこないし、「弘法も

筆のあやまり」で、天才も時には失敗することもある。その点、手はかかるし、時間も

かかるが、一番手堅い方式はみんなで話し合って万事を決めてゆこうというのであ

る。これが「衆」を中心としてまとめてゆこうというので、デモクラシーと言われてい

る者である。一人の見方よりも大勢の目をかり集めた方が確率が高いという哲学の

上に成立している考え方である。多数で押し切るというのではなく、多数の一致する

ところにより多くの合理性、安全性を見出そうとするものである。

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12月に咲いている花「山茶花(さざんか)」

開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。 ・花の少ない晩秋から  初冬にかけて咲き出す。  長い間咲き、  正月を過ぎても楽しめる。 ・椿(つばき)の  漢名(中国名)の  「山茶花」が、     いつの頃からか  このサザンカの名前として  間違って定着した。  読みは「山茶花(さんさか)」    →「茶山花(ささんか)」    →「さざんか」  というぐあいに変化したらしい。  上記から、  「山茶花」の漢字名も  本当は誤用。  (どこかで椿とサザンカが   混同されたのでしょう。   こういうのって、   一度定着したら軌道修正は   ほとんど不可能ですね。   みんな、その間違ってる方   を本物と思ってしまうから) ・日本が原産地。  江戸時代に長崎の出島の  オランダ商館に来ていた  医師ツンベルクさんが  ヨーロッパに持ち帰り、  西欧で広まった。  学名も英名もサザンカ       (Sasanqua)。 ・花はとてもよい香り。 ・花びらは1枚ずつ散る  (「薮椿」は花ごと散る)。  開花時期は、  薮椿は春になってから、  山茶花は秋から冬咲き、  と異なる。  また、寒椿とは、  葉っぱも花も開花時期も  ほぼ同じで  なかなか見分けがつかないが、  背丈でおおよそ区別できる。   → 寒椿  (ただ、寒椿の中でも   背の高い「獅子頭」   などとは    なかなか区別しにくいです) ・11月3日、12月4日の  誕生花(山茶花) ・花言葉は「困難に打ち勝つ、     ひたむきさ」(山茶花) ・「山茶花を   雀のこぼす 日和かな」    正岡子規    「山茶花の   花や葉の上に 散り映えり」    高浜虚子 

(季節の花300より)


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