季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「木瓜(ぼけ)」

2019-12-14 04:47:06 | 暮らし
人生日訓(94)

「眼明らかなる時は途にふれて皆宝なり

真言宗を開いた弘法大師、空海のなかなかいい一句である。「心暗きときは即遇う

ところ悉(ことごと)く禍なり」に続いている。自分の目、見識、学問がしっかりと開い

ていれば、どこを歩いても至るところ、目に入るものすべてが宝石宝玉の如きもの

だというのである。「宝の山に入って手を空しうして帰る」とも、、昔から言っているの

は、さおの反対である。「猫に小判」という通り、こちらに目が明いていなくては見え

ども見えない。立派なものが目先にあっても気が付かない。「心暗きものは」と空海

はここでも言っている。何か私共に諷刺しているような気がする。正直、道を歩いて

いても、路傍の草を見ても植物についての知識のない私には名も知らず、その生態

もわからず、自然、興味もない。植物学者にとっては、無名の草の中に一大発見をす

るような「宝」を見出すこともあろう。目が暗いというほど悲しいことはない。宝が足

許に散らばっていても気が付かない。わからないのである。目あきに成りたい。

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12月から咲いている花「木瓜(ぼけ)」

開花時期は、11/25 ~ 翌 4/15頃。  11月頃から咲き出す花は  春に開花するものと区別するために  「寒木瓜(かんぼけ)」と  呼ばれることがある。 ・中国原産。 ・実が瓜のような形  であるところから「木瓜」。  「木瓜」を  「もっけ」と呼んでいたのが  次第に  「もけ」→「ぼけ」になった。  (「ぼっくわ」→「ぼけ」         の説もある) ・花の色は赤、白、ピンクなど。 ・枝にトゲがある場合と  ない場合がある。 <木瓜と草木瓜のちがい> 【木瓜(ぼけ)】   ・背が高い。   ・枝のトゲはあまり目立たない。   ・実は草木瓜の実よりも    大きくて、色は黄色。    縦に「彫り」が入っている。 【草木瓜(くさぼけ)】   ・背は木瓜より低い。   ・枝にトゲがいっぱいある。   ・実はボケよりは小さく、    色は黄色。    縦に「彫り」は入っておらず、    表面はつるつる。 ・1月21日、2月19日の誕生花。 ・花言葉は「指導者、先駆者」。

(季節の花300より)


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