街道は美東を後に秋芳町へ続く。大久保台の古道にはカルスト台地特有の石灰岩がにょきにょきと顔を出している。
赤間関街道で最も古い風情を残す古道である。街道の沿道で忘れてならない名勝と言えば秋芳洞。文久二年に書かれた「美祢郡絵図」には、「滝穴三十二景あり」との注記もあり、このころには、多くの人々が見物に訪れていたことが窺われる。
更に街道は吉田へ、ここから赤間関まではもう近い。その吉田町にある清水山に高杉晋作が眠っている。西行を慕ってつけた東行という墓碑銘が刻まれた墓は意外と慎ましい。享年二十九歳はいみじくも高杉の師吉田松陰と同じ歳である。
6月より咲いていた花「泰山朴」
開花時期は、 6/ 1頃~ 7/10頃。
なんとなく梅雨空に似合う花です。
・北アメリカの東南部原産。
明治初期に日本へ渡来。
・大きい白いカップ形の花。
街路樹、公園樹としてときどき見かける。
背丈がかなり高くならないと花が咲かない。
・花、葉、樹形などが大きくて立派なことから
賞賛してこう名づけられた。
また、花の形を大きな盃(さかずき)に
見立てて「大盃木」、それからしだいに
「泰山木」になったとも。
・「大山木」とも書く。
・芳香あり。(季節の花300より)