masumiノート

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苦境にあえぐ小規模事業者には荷が重すぎる供給責任

2019年03月12日 | ガソリンスタンド4

3月11日ぜんせきより

石油協会2018年度SS経営実態調査(前編)
総括 苦境にあえぐ小規模業者 1SS企業41.2%が赤字に


赤字企業割合軒並み増加

1SSあたりの月間油外売上高は11.5万円増の144.2万円に増加した
1SS月間油外粗利額は2.3万円減の68.1万円に減少した
営業利益ベースでの赤字企業の割合は38.5%と前年から3.7P増加した。

運営SS数別にみると、1SS企業では赤字企業の割合が2.5P増の41.2%に達したほか、2~3ヵ所企業は7.6P増の38.4%、4~5ヵ所企業が2.5P増の25.3%、6~9ヵ所企業が7.1P増の23.8%、10ヵ所以上企業も1.2P増の16.0%と、軒並み赤字企業の割合が増えた。
また運営SS数が少ないほど、赤字企業割合が高くなる傾向も浮き彫りとなった。


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油外も価格競争...。

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就業規則で「震度6以上の地震が起きた時は出社してはならない」という大手広域業者
火事場の馬鹿力で供給責任を果たそうとする地場業者

実際、東日本大震災時には入札により利用していた大手業者とは連絡すら取れず、行政が石油組合に供給要請し、地場業者がそれに応えた。
⇒災害時供給協定

「市内に数件の大手セルフしかない」よりも、「それぞれの地域に供給拠点がある方が良い」
⇒住民拠点SS


「ガソリンスタンドは災害時の最後の砦」
「これ以上減らすわけにはいかない」


そう言われても、

3者店レベルでの卸格差はまだ大きくて、
異業種や大手広域業者などが残存者利益を狙って安値競争を繰り広げる。

そうでなくとも、
商圏によっては過当競争が20年以上も続いて、中小零細の地場店は既に疲弊している。


事業承継が進まない現状



2019年03月05日 石油組合からのFAX





対して、
規制緩和後の20年、卸格差のお蔭で「安値集客⇒販売数量増」に成功した大手は、
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
SS関連投資拡大 マージン改善が“追い風” 

(3月12日燃料油脂新聞より)



姿消す灯油巡回販売(3月11日燃料油脂新聞より)


巡回販売も手掛けていた同業者から“人手不足でSS運営だけで精一杯。とても巡回販売までは手が回らない”と聞いている。
労働力が完全な売り手市場になっているなかで季節限定のスタッフを確保することは難しいはず。
スタッフの確保に関わるコストを考えたら、現状では灯油の巡回販売は旨味のないものになるだろう。

灯油販売終了@一部ホームセンター



巡回業者やホームセンターの「安値」に顧客が流出したことで、配達用ローリーの台数を減らす等、身の丈を小さくして営業を続けてきた販売店も多いと思います。
当店にしてもそうです。
だからもし巡回業者が来なくなったからと言って「昔、来てもらっていたから」と配達を依頼されても、もうその要望に応える余裕はないのです。
大口の場合は条件によっては新規取引に応じますが、小口配達に応えるのは昔から今も変わらずご利用いただいているお宅のみとなります。

と、masumiさんが電話に出たらそう言うのですが、こうちゃんはそういうことは言わずに“近隣であれば”引き受けます。
先日も巡回業者で買いそびれたお宅からの配達注文に応えてあげていました。ポリ容器2つ。もちろん配達料を別に頂戴することもなく。


タイヤの空気圧点検だってmasumiさんはお断りしますが、こうちゃんは無償でやってあげてます。
タイヤの空気圧を有料にしない理由。





>苦境にあえぐ小規模業者 1SS企業41.2%が赤字に

不採算を承知で小口配達を続けるのが小規模業者(地場店)。
赤字になるのは当然です。



※念のため、
当店は赤字ではありません。

店頭給油は別として、こうちゃんが工業用油の一斗缶やペール缶を両手に非常階段を4階まで数往復したり、お昼休憩を取ることもままならないくらいに配達や外注契約の洗車をして稼いでいるからです。

70才も超えて肉体労働で疲れているのに、給油客ではない方の空気圧点検にも無償で応えるこうちゃんのことを「アホちゃうか」と思います。

多くの消費者は、ガソリンの値段が高いんだから” セルフではなくフルサービスの店なんだから” 「当たり前」のように思って、利用しに来店されますが、勘弁してあげてほしいです。


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愚策でした。

「愚策でした」と言う理由


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