やはり元売は、「元売マークを掲げて良いのは元売の意向に沿った販売店だけ」と考えているのではないだろうか。
ーと思えるような話を昨日聞きました。(記事の最後に書きます)
9月28日燃料油脂新聞より
経産省 燃料アンモニア実装計画策定
全石連 “石油は悪者”扱いの増税(炭素税導入・温対税引き上げ)断固反対
石油協会 3事業(地下タンク漏えい防止・入れ替え・簡易計量機)追加募集(補助金)
高速道SS燃油販売量5ヵ月連続で増加 7月
燃料油脂新聞 「新ビジネス版」新設のご案内
10月から一部系列3者店でローリー運賃20銭引き上げ 石川県内
三重県明和町 県内最安値137円継続 前月中旬から変化なし
※9月の元売系列仕切りは累計で5円値上がりしているというのに・・・
「燃油で収益確保が本筋」零細・中小SSの声届かず
元売販売姿勢に苦言呈す 大阪府内業者
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冒頭の、
>やはり元売は、「元売マークを掲げて良いのは元売の意向に沿った販売店だけ」と考えているのではないだろうか。
当店の地下タンクはレギュラー6㎘タンクが2本、ハイオク4㎘タンクが1本、軽油4㎘タンクが1本、灯油10㎘タンクが1本。
(※現在の大型施設の大容量の地下タンクと違い、当店の地下タンクは53年前のタンクですから当時はこれが標準だったと思います)
現在では単品で1㎘や2㎘といった少量でも受注して貰える燃料油の発注ですが、
近い将来、当店レベルの地下タンク容量でも最低10㎘か8㎘以上でないと受注してもらえなくなるということです。
※タンク容量が大きい販売店は最低基準が高くなります。
掛会員さんだと販売数量の予想は容易いのですが、当店はFCカード利用の大型ダンプやトラックも多く(所謂イチゲンさんも多い)、日によっては店頭での軽油の販売数量が1.5㎘くらいになることもあります。(配達は別)
そうなると軽油は4㎘タンクですから、即、軽油2㎘の発注をしなければならないわけですが、
「レギュラーや灯油を合わせて8㎘とか10㎘になるように発注してください」と言われても、そうそうタイミングが合うとは限りません。というかタイミングが合うことの方が稀です。
当然、特約店販売店からは反対の声が多く上がっているらしいのですが、元売は強気なのだそうです。
本当は10月から始まる予定だったらしいのですが、それは特約店の多くが反対して来年からとなったーというお話でした。
つまり、
それ(元売の意向に沿う)が出来ないのならマークを下ろすしかなくなるという事ではないでしょうか。
2~3㎘でも卸して貰える燃料商社から業転玉を仕入れるしかなくなる。
主人は業界紙等で公表されていない事はブログで書かない方が良いんじゃないかと言いましたが、
このブログは情報でお金を貰っているわけではないので。
でも効率化は弱者切り捨てに繋がります。
今日の業界紙にガソリンスタンド過疎地増加の記事も出てましたけど、そういう地域のガソリンスタンドのタンクも大きくはないはずです。
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2012年8月の新聞広告より
全国津々浦々、約12000店舗のネットワークを持つENEOS。
地域の社会を支え守るためにも、エネルギーの安定供給は私たちにとって欠かせない仕事です。
またエネルギーの拠点としてだけでなく、カーライフをサポートし、災害時には緊急避難場所としての役割を担う意味においても、地域の人々の安心の拠点でありたい。
私たちはそう願っています。
エネルギーを、ステキに。 ENEOS
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/acb72c7719a75f0e0956555c7b96dc35
ローリーの運ちゃんが、「24KLローリー満載で1箇所で全部下ろす方が取回しが良くて嬉しいが、小さいスタンドに14KL or 16KLの小さいやつで行って、やっとのことで狭い荷下ろし場所に付けてローリーの1区画(2KL)だけとかマジでやめてほしいわ!」と前言ってたのを思い出しました。
元売も似たようなもので、配送の効率考えると16KL or 20KLローリー満載で2箇所配送か、16KLローリーで10KL積んで1箇所配送が取回し上妥協出来るラインなのかもしれませんね。(悪い言い方すれば元売の売上にならんようなところはいらんと言うことか?)