masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

外注の恐怖。

2015年09月29日 | ガソリンスタンドでの出来事

製造業も先行き不安です。
大企業なんかはアベノミクスで好決算続きですけど、それも下請け孫請けがあってのことかと思います。

その下請け、孫請けにも高齢化の波が!
そして後継者がおりません。

何故なら「こんな単価で誰がやる?」なのだそうです。


外注先の下請け孫請けがなくなりそうとのことで、ガソリンスタンド業界と同じですね。


会社として「若年層の雇用」を一生懸命に行うのだそうですが、すぐに辞めていっちゃうのだそうです。


「不安定な“派遣”という立場で、古参者の正社員と同じ仕事をすることを求められても責任感など持てるわけがないだろう」、とは、この話を聞かせて下さったお客さんの弁です。


キッチキチだと息が詰まるでしょ

2015年09月29日 | ひとり言

それまで月決めだった卸価格が週決めとなった“新仕切り方式”が始まった頃、
取引先企業の当時の仕入れ担当者の方から細かい要求をされたこうちゃん。

「では毎週(仕切変動通り)銭単位で変更させて下さい」と回答したのですが、「それは困る」...とのこと。

結局、従来通りタイミングを図りながら見積書を提出するという形になりました。


現在元売は自社HPで卸価格を前月比として公表されていますが、
仕切は週決めですし、市況や在庫の関係もありますから、元売発表通りというわけにはいきません。

今更ではなく、そういった事情をご理解頂ける方(企業)が当店顧客として残って下さっています。


自動車のハンドルにも“遊び”があるように、何事にも余白とか余裕が必要です。


なんちゃってセルフ

2015年09月29日 | ガソリンスタンド2

9月28日 ぜんせきより (※青系文字がmasumi)

エネ庁 SS経営力強化に向けて初会合
       “稼ぐ力”創出へ英知結集

資源エネルギー庁石油流通課は先ごろ、『SS事業者の経営力強化に向けた検討会』の初会合を開いた。
石油製品の安定供給確保を図るため、地域のエネルギー供給拠点として必要不可欠なSSの経営力強化に向け、経営改善や高度化、多角化などの対応策に加え、SSの集約化・協業化などを多種多様な視点からSSの“稼ぐ力”を創出する具体的な方策を検討・検証していく。
来年2月末を目途に報告書を取りまとめる。



新規オープン ガソリンプリカ109円 シンエネ

周辺部のフリートSSは割引価格で119~120円。



原油安で割安感 価格差拡大に懸念の声

「深刻なのは軽油市場の信ぴょう性をユーザーに問われること。特にクリーンディーゼル車の普及拡大で軽油への関心も広がる可能性がある。それが30円も格差があるのでは、商品として成立しない」と警鐘を鳴らしている。


*****

規制緩和に伴い出現した(自店の仕入れ値では不可能な)安値店の出現に、地場零細系列店が経営の苦しさを訴えても、
「自由競争です」「自己責任です」と言われて来ました。

それから20年近く経ち、同業者は次々とこの業界を去っていきました。
ピーク時の半数近くものガソリンスタンドが減り、1日に4軒ペースで減少し続けるような有様です。

卸格差が是正されれば済む話なのですが、
(それはさて置き?)お上が“稼ぐ力”創出へ英知を結集して具体的な方策を検討・検証してくれるのだそうです。


(ΦωΦ)ふへへへへ
masumiさんは、ちっとも嬉しくないです。




「同じ土俵でなら負けない」
業界紙ではよくこのワードが記載されていました。

現に、地場業者は細やかなサービス等の努力で、仕入れ値では優位な2者店にも負けない優良経営をしていた3者店もありましたから。

※規制緩和以前も2者店と3者店の間には卸格差はあったけれども販売価格には今のような大差はなかったので。
だから「現卸格差は中小SS生存不能」なのです。


廃業した同業者の多くも、“恣意的な”卸格差が無ければ業界を去ることもなく、灯油難民などの出現も無かったのではないでしょうか。


***


***
セルフでスタッフがドライバーに代わり給油する光景はこれまでも地場系販売業者運営のSSではよく見られた。
「古くからのお客さん、高齢者や女性客の中にはセルフ化後もフル給油を要望する人が多い。要望があればわれわれが代わって給油している。これも地域密着・顧客ニーズをとらえたサービス」(地場系セルフ販売店経営者)

こうした柔軟なサービスが、最近では元売販社などでも見られるようになってきた。
***

これは今日の燃料油脂新聞の「臨機応変にスタッフ給油も。日本型セルフSSスタイル確立へ」という記事の一部です。

セルフ解禁時に予想していた通りの展開です。

そのうち販社セルフでも携行缶への給油も始めるんじゃないでしょうか(笑)

小口配達も、現存している地場零細は不採算を承知で使命感で行っているところも多いと思いますが、
設備投資や後継者の問題で将来的には廃業していくでしょう。
そうなってから、「消費者ニーズをとらえたサービス」として、きっちり採算を取って元売販社セルフ等が地場業者に代わって小口配達を行ってくれるのでしょう。

・・・でも、配達のためにはローリーなどのコストが大きいですから、店頭に“既存している”スタッフが給油するというのとはわけが違いますからどうなんでしょうね。

あ、補助金だ(笑)



それはそうと、同じ土俵って何でしょうね?
数量インセンティブは公平・公正なことですからね。


同じ土俵なら負けないけど、
元売の販売子会社とか異業種PBとかが出て来た以上、同じ土俵はもう絶対にあり得ないことなんですよね。


*****

以下、おバカ夫婦の会話。

ま、「販社セルフでもスタッフが給油やってー」
こ、「は?なんじゃそりゃ?ほんだら何でセルフやねん?」
ま、「な!」

こ、「そや☆!ほなうちもセルフって看板だしとこか(^皿^)改装工事はでけへんけど看板だけ。ほんで客が来てセルフですか?って訊いたら、セルフやけどサービスで給油しますよ~言うて、そしたらお客さんも、え?ほんまに?ありがと~!とか言うたりしてな。ははははは(笑)」


グッドアイデアじゃないでしょうか?(^-)☆