masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

夢売るふたり

2015年01月09日 | 本・映画
夢売るふたり [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル

***

地味に凄みのある役を演じるのが 松たか子さんは上手いなあ。


手のひらの上でコロコロさせていた“オトコ”。
膝の上でヨシヨシしてあげていた“オトコ”。
その“貫ちゃん”が泣いて甘えていいオンナは私(里子)だけなのに!!

というわけで始まった “捻くれたお仕置き”

いいのよ、他のオンナに泣き言を言って甘えても。
でもそれはあくまで私の手のひらの上でのこと。


はい、「結婚詐欺」という罰ゲームの始まり始まり~

しかしそれはやがて里子自身を苦しめることになるのだ。

*****

里子は、ひとみちゃんに劣等感を抱いたのかな・・・
小賢しいだけの自分と違って、純粋で真っ直ぐで、そしてきちんと努力して生きている。
そんなふうに思ったのかも知れない。そしてそれを羨ましくも思ったのかも。

そんなひとみちゃんに純粋に好意を抱き惹かれていく貫ちゃん。


「今回はパスしようか。だって無理でしょ、私が男でも無理だもん」

その言葉はひとみちゃんの容姿だけが原因じゃあないと思うんだ。

それまでのオンナタチのことは小馬鹿にしてきた。
貫ちゃんにとってはただのカネヅルなんだって余裕でいられた。
罪悪感や嫉妬心なんて感じずに済んだ。

でもひとみちゃんは里子にとって脅威だったんじゃないだろうか。


里子も貫也も(お互いにまだ情があったのに)(このままじゃいけないって思っていたはずなのに)
素直になることが出来ずに、自分たちのやっていることにブレーキを掛けることが出来なかった。

里子には意地があるし
貫也は後ろめたい気持ちとはうらはらに、やっぱり気持ち良かったりもするもんね。


貫也の心身が里子から離れて行く。

里子は寂しくて、
でも自分が仕掛けたことだから自分で自分を慰めるしかない。
惨めだ。


そして
貫也は次のターゲットだと言うけれど・・・
料理包丁まで持って出たまま、その“家族”のところから貫也は帰ってこない。

独りで忙しく働く里子はドブネズミを見つけてドキッとする。
そのドブネズミを、食い入るように見つめる里子はそのとき何を思ったんだろうか。


そしてラストシーン。

傷害事件の罪を被って刑務所に入った貫也。
作業で大きなお鍋に入った食材を一生懸命にかき混ぜている。
ふと手を止め、空を見上げる。
刑務所の部屋の中から見えるはずのない、空を飛ぶ つがいのカモメ。
微笑む貫也
そして場面は港に。
フォークリフトを操縦して働いている里子。
カモメが飛んでいる。

里子の目。


ああ、このヒトはもう貫也妻ではないんだな。
貫也はまだやり直せると思っているかも知れないけど、
里子は、
このヒトはもう一人立ちしたんだ。


話は戻るけど、
物語の途中での風俗嬢のノリちゃんのセリフ。

別れた暴力的なダンナ (ヒモ?)の治郎が現れて、貫也に向かって「お前、こいつを幸せにしてやれるのか?」
そしたらノリちゃんがこう言った。
「幸せ って、アンタが私を幸せにしてくれた?」、
「私はこんなだけど自分の足で立ってるもん。自分で自分の落とし前つけられたら誰に褒められなくてもいいと思ってる」って。


でもノリちゃんはそれでも情にほだされて男の面倒みちゃうタイプなんだろうね(^^;
それでも結構幸せなんだと思う。

ひとみちゃんも怪我で残念なことになったけど、彼女は後進の指導をしてその子たちから慕われて幸せな老後を送ることでしょう。
そして咲月ちゃんも清々しい笑顔で、巣立ちましたね。


里子は・・・これからどうするのかな?


掛売りの値付けに頭を悩ませる

2015年01月09日 | ガソリンスタンド2

原油安の今、物凄いスピードで業転玉が値下がりしています。
系列玉の仕切改定は1週間に1回だからその1週間は同じ値段の仕入だけど、業転玉の仕入れ値は毎日変わる。
値下げ局面の今は、市場はそれに流されるから安値店の看板価格は130円を割るところも出てきました。
(安値の業転玉を仕入れていれば130円で売っても粗利は10円あります。セルフで10円は羨ましスギです)

*****

1月9日 燃料油脂新聞
店頭値と格差拡大で掛売り客離れに不安
あるフルSSでは12月の上旬に設定したレギュラー掛売り価格が153円だった。
当時の仕切価格132円に20円ほど上乗せした額。

一方で1月6日の小牧市内のセルフ店頭価格は元売りカードなどの会員が130円。

フル店の所長は「これから掛売り客に請求書を出すが、150円を超える請求額とセルフSSの価格を比べて、掛売り客が文句だけでなく他のSSに流れていくのではないかと不安だ」と話す。



**********

「掛売りの値付けに苦労する」
どこでもそう言われる、と、特約店担当者もこうちゃんに話していたそうです。


このような下げ局面でもそうですが、この先消費税が10%になったときのことを思うと、これまた頭を悩ませます。
現金売りと掛売りの価格差がさらに開いてしまう。。。。困ります。。。。。。。