masumiノート

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系列玉100%貫く

2013年10月25日 | ガソリンスタンド2

本日の燃料油脂新聞
石油連盟の木村会長(JX会長)、「流通証明書」検討進める



上部の記事は公取のお墨付きも出たことで昔とは“価値観”が変わって、「恥ずかしい」とか「後ろめたい」という気持ちは全くないとして業転玉を仕入れて10日に1度の自己分析に切り替えた系列店のハナシです。
※系列マークはそのままですので消費者には区別が付きません。



公取委が業転購入認めたが あえて系列玉100%貫く

【甲府】山梨県内でも静岡県内と同様に業転購入が増加傾向にある一方で系列玉100%を貫くSS業者のストレスはたまるばかりだ。

SS業者の業転購入を制限する元売の姿勢に公取委の注意が入ったことから、業転購入によって元売から系列サインポールを剥奪されることはなくなったものの、
「商業道徳(モラル)を最優先するべく系列サインポールを掲げている限りは系列玉100%を「貫きたい」というSS業者の声も少なくない。

なぜ彼らは目の前に流れている系列玉よりも5円以上も安い業転玉を取らないのか。
あるいは系列サインポールを掲げながら業転玉を購入することがモラルに反しているのかー。

系列玉100%をあえて貫通する山梨県内SS業者の声を追った。

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甲府市中心部から自動車で30分くらいの場所で営業している外資系代理店フルサービスSS業者。
商圏範囲内にはハイボリュームに照準を合わせたセルフSSが複数点在しており、10月第四週目の底値看板(売値)はレギュラー150円スレスレから150円台前半だ。

店主は
「創業以来あえて一滴も業転玉を取っていない。これからも取るつもりは全くない。
公正取引員会が系列サインポールを掲げていても業転玉の購入を認める発言をしたものの、わたしは自分の信念、モラルと照らし合わせてみてどうもしっくりこない。

今の石油業界の実態は業転まみれでは?」
とコメントした。


甲府市中心部からほど近い交通量の多い生活道路沿いで営業している民族系フルサービスSS業者。
10月第四週目時点では山梨県内でもリード価格といえそうなレギュラー160円台半ばを掲出しているものの同路線沿いや周辺地域では複数のセルフが150円スレスレの看板を掲げている。
「150円看板はうちの系列仕切価格以下である。
わたしは業転をどうしても取りたくない。
先払いも出来るので業転を取ろうと思えばいつでも出来る。
しかし、やはり系列サインポールを掲げながら業転を取る行為は質的にも産地偽装と何ら変わらない大罪ではないだろうか。

確かに公取委は業転購入を認めたものの・・・。

SS業界の常識はおかしい」
と強調した。


山梨県内SS業者の間でも業転購入が増えている。
すでに業転玉は市民権を得たといっても過言ではない。

同時にサインポールを掲げながら業転を購入することは何を意味しているのだろうか。

ブランド料問題を含めて公取委の見解の裏側、行間にあるものを丁寧に検証してみる必要があるのではないだろうか。


有力特約店社長は
「山梨県内の熾烈な価格競争の原因は業転玉という指摘もある。
しかし実際は違うと思う。
たとえ業転がまったく出なくなったとしてもSS業者が意識を変えない限り熾烈な価格競争は続くのではないだろうか。
むしろ業転玉は地場フルサービスの経営をした下支えしているのではないだろうか。
(※業転玉を取っているところは、ね)

業転玉よりも安い系列仕切りもあるはずだ」
とコメントした。


・・・・・


どのように感じますか?
そして、
どう思われますか?












説明する言葉が見つからない

2013年10月25日 | ガソリンスタンド2

10月23日 ぜんせき「論説」より

適用された時期の週平均の原油コストは前週比リットル0.3円の値下がりを示していた。
最有力な卸指標とされる陸上相場も0.9円の値下がりを示していた。
ところが3.4~4.0円の大幅ガソリン卸値上げがアナウンスされた。

組織活動の一環として、全国の数多くの石協で自治体や行政機関に対して官公需の共同受注事業が行われている。
組合員の代役として相手方とその折衝に当たるのは、石協事務職員だ。

「どういう理由なんですか。なんで、この時期なのですか」

・・・・・よくわかりませんが、元売仕切りが値上がりした、ということです。
複数の組合員に聞いてみますと、これまでに累積していた元売の収益悪化分を乗せてきたようです。

「そんな理由が通るのですか。しかも複数の元売りで、値上げ実施のタイミングが一致するというのは、おかしくありませんか」

・・・・・。


恐らく、多くの元売りが設置しているであろうお客様対応窓口にも、こうした意見なり、文句なりが届いていることだろう。

仮にこうした問い合わせに対して、相手方を十分に納得できえる想定問答集が用意されているのなら、合理的な根拠が示されるのならば、それらを系列SSにも共有させてほしいものだ。

そんなものはある訳がないだろうが。


*****


他地域ではどうだったか知りませんが、当地では市況に変化はありませんでした。
(※仕切りは値上がりでも売値は変わらず)
業転玉は値下がりしていたし、公取の見解やエネ庁通告で系列でも業転仕入れOKになったし(?)・・・だから(?)


ということで、当地の消費者は元売仕切りが値上がりしたことも知らないので、元売のお客様相談室に問い合わせた方もいないと思います。


今はまだ地場業者がクッションの役割をしているけど、地場業者が全て廃業したら元売値上げは即消費者に転嫁されることになるでしょう。

でもその頃には独占市場になっていて、その価格(売値)しか判断材料もないようになっているのだろうと思います。