masumiノート

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地場の3者店はしぶといよ

2013年04月27日 | ガソリンスタンド

2013年04月20日の「既得権を剥奪せよ!」
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e3b4505fbcaa4db472b5d22cdc05eb00

この記事にコメントをくれた最近このブログを見始めたという利休さんが、ただ「現状を愚痴ってる」と 誤解していました と書いてくれました。

この時のやり取りで又私の頭の中にあった思いを文章にすることが出来ました。
利休さん、ありがとう。

今日でガソリンスタンドカテゴリーの記事は一旦終了します。
(一旦と、一旦は書いたけれども、本終了)

辛抱強くお付き合いくださった皆さま、
本当にありがとうございましたm(_ _)m




4月24日 「ぜんせき」より

系列販売崩壊の危機 行き詰る地場中小系列

ある会合で元売の支店長が席上こうはっきり言った。

「当社としては、皆さんが一滴でも他社のものを買ったらマークを外してもらう」。

会合に出席した経営者は唖然とした。

「業転問題など、ここ何年か、元売は何をしてきたのか。その挙句に、今度はマークを取り上げるのか」

「業転を好きで買っているSSは1ヶ所もない。
買って薄めないと来年か、あるいは再来年、自分の店を閉めなければならない。
止むを得ず買っているのが現実だ」

近年の元売の横暴にはあきれるという。
地元の安値量販店には簡単に子会社SSを追随させ、安値競争を助長。そこに今度は特約店の子会社化の動き。

「我々のような1店舗か2店舗の小規模な店には、やめてもらって結構と言っているようなものだ」

「業転を入れても半分では意味が無い。
全量入れて、マークを外すとか、そうしないと地場SSの経営はもう無理。
それくらい行き詰っている」



**********

そういう業界の中で業転玉を仕入れずに営業を続けて来ました。
しかも揮発油だけでなく、灯油も軽油も系列100%仕入れです。

「既得権を剥奪せよ!」のコメントのやり取りの中でも書きましたが、
「赤字でこれ以上は無理」、と、他市から進出してきたSSが撤退しようとしたものを、元売がCAセルフにしました。

仕入れ代は発生しません。販売価格は元売が市況を見て決めます。
(地域一番安値かそれに近い価格)

元売は運営費として月額100万だか120万円を販売店に支給。


販売店はその運営費から人件費や水道光熱費を支払い、営業を続けるということになったのです。
絶対に潰れることのないCAセルフになったのです。


こんな条件のSSとマトモに競い合えますか?


「業転を入れても半分では意味が無い。
全量入れて、マークを外すとか、そうしないと地場SSの経営はもう無理。
それくらい行き詰っている」


私が、「業転玉は一時凌ぎにしかならない」と書いていた理由がお分かりいただけましたか?

元売は業転玉という飴で販売店の口を塞ぎ、真綿で首を絞めるようにして販売店の体力を奪ったのです。



昔から、この業界には不正を行うことに甘い体質があった。

揮発油以外の灯油軽油は規制緩和以前から他社買いが蔓延していたふしがある。

系列販売店の今の苦境は自業自得です。


それでも何とか立て直したかった。
でも、もう遅い。


「何故書くのか」に書いたように、消費者に説明しようとしても聞いてもらえず、「ぼったくり」+「嘘つき」呼ばわり。
同業者からは「業転を取らない経営者は無能だ」と言われる。


業転の存在は公にはされていません。
元売も「うちは出していない」と言う。
他店が業転玉を混ぜているという証拠もない。


利休さんとのやり取りでも書きましたが、
販社や大手が私たち地場3者店の仕切りから考えて納得のいく価格で販売しているのなら、
或いは元売が差別対価や業転の存在を公表するなど、世間に販売価格の差を説明できる土壌があるのなら、
又、組合員のための全石連が大手新聞に意見広告でも出してくれるのなら、

私がこんなブログを書く必要はない。

しかし、そうではない以上、
業転を取らない系列3者店の私は、自分でそれを世の中に知ってもらう努力をするしかなかったのです。

PS
「既得権を剥奪せよ!」、このコメント欄でのやり取りを是非お読み下さい。
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e3b4505fbcaa4db472b5d22cdc05eb00


☆次の言葉を最後に「ガソリンスタンドカテゴリー」の記事は終了します。
 
地場の3者店はしぶといよ。