masumiノート

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業界紙より

2013年04月08日 | ガソリンスタンド

4月5日 ぜんせきより (※青字はmasumi、リンクには)

全石連関会長 元売に5項目要望スタート
※3月23日に記事にした全石連から元売への要望です。

1、業転玉と系列仕切りとの価格差解消について

「元売がまずやらなければならないのは供給過剰の問題。需給の適正化に取り組むべき」(昭和シェル)

「需要減に備えて需給を絞っておかないと適正マージンが確保できない」(JX)

「東燃ゼネラルグループとして以前から取り組んでいるのは輸出、貴重なチャンネルの1つと考えている」(EMG)

特約店の業転購入については、「安い玉をお買上げになるお店があるとすれば、それは抑えようがないが、我が社としては、安定的に供給することが使命で、そういった部分も含めて特約店の方々にはお考え頂きたい」(JX)
※(゜◇゜;)!!!
※消費者を欺く販売店を容認している元売は犯罪幇助 、でしょー!


2、子会社SSに対する率先垂範の指導について

「元売各社も競争をしていて、マーケットの中で戦って適正利潤を確保しなければならない。これは個社で対応が分かれるが、皆さんのご要望、お声は十分に承知している」(昭和シェル)

「適正口銭の確保を常日頃から指示している」(JX)

「我々の直営店舗は約140ヶ所。日々、運営していく中で、市場が厳しい状況にあることは十分に理解している。その危機感はひしひし感じている」(EMG)


3、卸価格方式への見直しについて


「もちろん各特約店がきちんとした健康体で売ってもらわなければならないと考えている」(昭和シェル)

「仕切り政策については従前から透明性と公平性の確保に努めている」(EMG)

不満が高まっている期中改定については、「業転との差が広まってしまうので、期中改定を行って、追いかけている状態。追いかけなかった上期は業転格差が広がり、なるべく格差を縮めたいという販売業者からの要望を受けて始めた」(JX)
※多分根本的な意味を取り違えていると思う。


4、SSの“公共インフラ”としてのPR活動の強化について


「需要の創出や需要の維持・拡大は、共通の事項だから、石油連盟と全石連が組んでやるべき」(昭和シェル)

「コマーシャルなども行っている」(JX)

「同感であり、大賛成である。先の震災でインフラとして機能したのはSSだった」(EMG)


5、系列SSはどういう存在かについて


「我が社は特約店主義でやっている」(昭和シェル)

「特約店の方々が長く続けていくためにどうすればいいかということを強く念頭に置いてやっている」(JX)

「代理店の数も多く、出資しているところも少なくない。企業同士のお付き合いで、それぞれの経営の違いを尊重しながらも、ウィンウィンの関係になるように努めている」(EMG)

※・・・・えーっと、販売店(3者店)はσ(^_^;)?



(論説)公取委実態調査に期待

公取委は昨年4月、実態調査を行うことを明らかにした。
公取委の調査は04年9月に公表された「ガソリンの流通実態に関する調査」以来。

公取委は今回の調査を「石油元売およびガソリンスタンドの競争・取引実態に係わる調査」という名称で取り扱っている。
それから1年。公取委は予備的なヒアリングを経て、元売や販売業者に対しアンケート調査と個別具体的な調査を実施している。

その間も、系列と業転の格差は拡大し、大手廉売業者やそれを追う元売子会社によって市場競争がますます激化。

石油販売業界は今回の調査で不可解な取引や不透明な仕切価格決定の仕組みが解明されることを待ち望んでいる。
結果によっては、今後の石油販売業界における競争のあり方だけでなく、中小販売業者の事業継続の判断にも影響を及ぼす可能性がある。




セルフ価格差20円に迫る

※異常でしょ?
セルフが安いと言ったって、業転が安いと言ったって、個人経営の小さな店の仕入れ値は大手には勝てない。
敷地面積や計量器の数でも、販売数量には差が出る。
数量インセンティブがある以上、格差はなくなるどころか広がる一方になるよ。



発券店値付けカード善処要望 「高まる廃業要因への危機意識」

代行給油を行うメリットはない(91%)が、お客様の利便性のため・・・

※給油履歴を見て「この粗利が全て代行給油手数料だったら?」と考えたら、完璧に“廃業要因”です。
このカードは給油代行カードだとハッキリ意識しなければいけないと思います。


地域顧客に申し訳ない・・・

当該ケースは大手の撤退だが「値段ではなく、人間関係を最重視しながら、地場のお客様にご愛顧いただいてきたので、申し訳ない気持ちと、
市場が荒れ果ててしまいここを離れねばならなくなった悔しさが半々」

※やめる決心が中々つかないのは、顧客に対しての“申し訳ない気持ち”、どのお店もこれが大きな割合を占めていると思います。
悔しさも本当によく分かる。



*****

一面の「元売に5項目要望スタート」と「論説」を読んで、
masumiさんは「やっぱりさっさと撤退しておくほうが良かった!」と思いました。

もしも何か「動き」があったとしても、新仕切り方式のときと同じで、期待は又すぐに失望へ変わると思います。

緊迫感のない元売首脳陣たち。
真摯さも感じられません。

公取委のアンケートも、商社など“卸”の側からのマトモな回答は期待できないと思っていますし、例えあったとしても今後も「自由競争」が続くのです。
自由競争の下ではインセンティブは“公平公正な取引”の一環とみなされます。

仕入れ値の格差は、無くならない。


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