masumiノート

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無縁死

2010年02月11日 | 葬送について
録画していた1月31日放送のNHKスペシャル
「無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~ 」を見た。

孤独死する人が年間3万2千人居て、更にその中で身元不明の方が年1,000人居る。

この警察や自治体が調べても身元が分からない故人は行旅死亡人と呼ばれ、無縁仏となる、らしい。
(身元が分かっても、親族が遺骨の引取りを拒否した場合も無縁仏となる)

自宅の居間であぐらを組んだままの状態で、死後1週間以上経ってから発見された男性。
テレビや照明もつけっ放しの状態だった。


この10年衰退が一気に進んだ地方都市から職を求めて都会へ出てきて、故郷の身内が亡くなると、故郷との縁が無くなる。
独身者の場合、退職等で職場から離れると、都会での縁も無くなることが多いようだ。

番組で取り上げられた男性は、亡くなるまで故郷の両親の墓地がある寺へ毎年供養料を送金していた。
しかし、自身は無縁仏となり、故郷の墓地には埋葬されていない。
(※番組の取材で身元が判明したこの男性。何故死亡時に分からなかったのだろう?あと同一人物かどうか忘れてしまったけど所持品の中に住民基本台帳カードがあったにも関わらず何故身元不明扱いなのか???)

兄弟や親族が居ても、(子供にまで!)遺骨の引き取りを拒否されるケースでは、特殊清掃業者が遺族に代わって遺品を整理し、宅配で無縁仏を引き受けてくれる寺に遺骨を送っていた。

引取りを断る事情も色々とあるのだろう。
番組では、両親が亡くなってから10年以上も疎遠だったという兄が、自分も生活が苦しいので、大学での献体を承諾、大学の無縁墓地に埋葬してほしいと頼んだのだという。

そんな社会を反映して、NPOの合同墓地への生前契約が急増しているという。

番組の中で、NPOの合同墓地への埋葬を生前契約した高齢の生涯未婚女性が、自分が入る予定の墓地で、一般的な墓石(○○家の墓)の横を通りながら「こんな墓は一人で寂しいから嫌なの」と言い、合同墓の所で手を合わせ「生きている間は一人で寂しかったから死んだ後は皆が沢山居る所が良い」と言っていた。

非正規社員で収入が安定しないなどの理由で、生涯未婚も急増しており、今後益々無縁死は増えるだろうと結ばれていた。

・・・・・
無縁仏?
無縁なんてありえないし。
あの世では、じいちゃんばあちゃんとうちゃんかあちゃん他みんな居てる。
死んだら全てが無になるなら、それはそれで何の心配も要らない話だし。

孤独死が怖いとしても、死んだ後の墓地の心配なんて必要ない。
遺骨がどこに納められようが関係ない。

(番組の中の)故郷の両親の墓地も、今後は供養料を納める人も居ない為、何れその墓石は“無縁墓”として処分されることになるだろう。
生前やりくりして故郷の墓地の供養料を送金したって、何代か後に無縁墓になるんだったら、最初から墓地なんて無い方がマシ。

「遺族が悲しみを癒すために必要」・・・写真とか遺品とか、遺骨のヒトカケラがあれば良いと思う。


j-castニュース
NHK「無縁死3万人」に大反響 「他人事とは思えない」コメント殺到



20~30代ホームレス急増 大阪は施設入所者の3割超(朝日新聞) - goo ニュース


私やったら、死んだ後に入る墓地に凄いお金掛けて広い敷地に立派な墓石建てるより、もっと値打ちのあるお金の使い方するで(^^)v



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私は取り合えず買い物カゴに入れて置きました。