Luntaの小さい旅、大きい旅

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冬の奥飛騨 3 宮川朝市と新穂高ロープウェイ

2020-03-02 17:44:46 | 国内旅行

高山の朝。

 
とても立派な大イチョウのある飛騨国分寺にちょっとお参りして
 
宮川朝市へ。8時過ぎにやって来ると屋台はほぼ出揃っているようだが、お客さんはまだまばら。
 それでも前日の夕方には閉まっていたお店もみんな営業していて、この通り沿いは午前中だけ開いているらしい。

さて、どんなお店があるのかと覗いて歩くと
 
多いのはお漬物や民芸品の屋台。
 中にはこんなかわいらしい大福やクッキーのカップに入ったコーヒー、クレープの店なども出ていて若い女の子たちに人気の様子。

プリンの店も何軒かあって、うち一軒で温かいプリンを一つ所望。
 
このお店、タイのテレビでも紹介されたようで、「誰だかアイドルが来ていたよ」だそうだ。
 
こちらは固いマシュマロに卵液を付けて焼いたような甘いお菓子。
 さらに飛騨牛入りコロッケで変な組み合わせの朝食終了。

 手ぶらでは帰れないので漬物に実山椒、豆板などお土産に。

それにしても感心したのはお店の人たちが英語堪能なこと。おばちゃんなどまずは英語で話しかけて、「あ、日本人だった?」なんて言っている。
聞けば最近は80%ぐらいは外国人観光客だそうで、この1か月ほど中国からのお客さんが来なくなってしまったので日本人が目立つようになったのだとか。
日本の国際化は有名観光地から始まるのだ。

次第にお客さんが増えてきた朝市を離れ、バスターミナルへ。
 9時40分発の新穂高ロープウェイ行きは満席で出発。
 平湯から先は地面が白いが、空は晴れ渡って真っ青。
 スケジュールより25分遅れ、高山からちょうど2時間かかって新穂高ロープウェイ駅に到着。

 
すぐに往復2900円なりのチケットを買って並ぶと、次の便まで20分待つ間にこのロビーもいっぱいになった。

 
満員の第一ロープウェイは急こう配を上がるが乗車時間はわずか4分。
 
鍋平高原駅に着いたらぞろぞろと雪の中をちょっと歩いてしらかば平駅へ移動。
 
この先の第二ロープウェイは日本で唯一の二階建てなんだそうだ。

こちらは全長2598mあるので所要時間7分。
 
上がるにつれて素晴らしい景色が展開して、お客さんたちから歓声が上がる。

終点の西穂高駅口駅に着いたら早速駅頂上の展望台へ。
 
 最高のお天気で周りがぐるりと見渡せ

左の高い山は活火山の焼岳、右手奥には霞んでいるが立山連峰も見える。

ロープウェイの向こうにそびえるのは笠ヶ岳。

一番高く見える西穂高岳の右の稜線には西穂山荘が見えるし
 これだけは自分にもわかる、槍ヶ岳の尖った頂上もばっちり。

素晴らしい眺望に同じような写真を撮りまくってしまうが、風が吹くとさすがに寒い。
 何しろ標高2156m、気温はー10℃だそうだから無理もない。
と言うことで下の食堂に降りて昼ごはん。
 
昨晩も飛騨牛だったのに、また飛騨牛めしを選んでしまった。飲み物はオコジョ型ティーバッグの玄米茶。

 山頂滞在1時間でまたロープウェイを乗り継いで下山。

しかしまだここを離れるわけにはいかない。なぜならロープウェイを降りた途端に硫黄の香りがするここには温泉が湧いているので
 
ロープウェイ駅からほんの少し下ったところにある「中崎山荘」へ。
ここは以前は旅館だったところが日帰り専門の温泉施設になったのだそうで、料金は900円。

下足入れのカギと引き換えに脱衣場のロッカーのカギをいただき、浴室に入ってみると
 内湯は白濁したお湯で硫黄の香りがプンプン。湯の花もたくさん沈殿していて、温度は40℃の適温。

ここから露天に出ると
 
こちらは内湯の半分ほどの大きさだがお湯は透明、白い消しゴムのカスのような湯の花が舞っていて、しかし目を引くのは目の前の竹の壁。これは熱いお湯をここに通すことで温度を下げる装置だそうで、今回同伴のラッコちゃん温度計によると壁を通ったばかりのお湯は50℃、外気の冷たい浴槽内は40℃と絶妙に温度調整されていた。
 目の前には白い雪山も見えて、これは素晴らしい。

この内湯と露天、脱衣場にあった分析表によるとそれぞれアルカリ泉と硫黄泉で別々の源泉なのだそうだが、硫黄泉ではないはずの内湯の方が香りが強い。
 それというのも6年前の地震以来、2つの温泉脈がつながってしまい内湯も硫黄泉になってしまったのだとか。

温泉は繊細、だがとにかくいいお湯に入れた。


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