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スコットランド紀行 23 Unst島ツアー後編

2024-08-02 16:06:01 | ヨーロッパ

5月30日 続き

Harmanessのハイキングを終えたら車で移動してお昼。

ガイド氏が予約しておいてくれた Victoria Vintage Tea Room は島でほぼ唯一外食ができる場所なので、室内もテラスもお客さんでいっぱい。
  
 
大きなスコーンとハム、サラダをおいしくいただく。

昼食後にやって来たのは Keen of Hamar と呼ばれる所。
 
道の先に見える小高い丘、よく見ると真ん中にフェンスが通り、左右の色が違う。
この右側、緑の濃い方は牧畜のために肥料をまき、牧草を植えた結果。実は左側が島本来の自然の姿なのだとか。この自然の貴重さから丘の半分だけがかろうじて自然保護区に指定されて守られているのだそうだ。

 車を降りて茶色い方へ入ってみると、地面は石がゴロゴロする荒れ地に見える。
ところが地べたに顔を近づけてよく見ると
  
  
  
  
 
色とりどりのかわいい花があちらこちらに。

中でも貴重なのは Edmontston's Chickweed という小さな白い花。
 高山で似たような花を見たことがあるが、この花はなんと世界中でここにしか存在しないのだそうだ。

  小さな蘭も何種類かあって
  この緑色の蘭は Frog Orchid。
なぜカエルなのかはよくわからない。

地面を這いつくばって植物探しをすることしばし。ガイド氏がいてくれたおかげでいろいろ見つけられたが、植物に詳しい人にはここは宝の山らしい。
それにしてもシェトランドの美しい緑、ほとんどは自然の姿ではないのかもしれないと考えると複雑な気分になる。

ガイド氏の専門である鳥もタゲリや、うるさくて不人気というミヤコドリ
  
 ホンケワタガモなどいろいろ教えてもらう。

ツアーの最後は道端のバス停。これが Bobby's Bus Shelter という島で人気の観光地(笑)。
 
30年ほど前、このバス停から学校に通っていたボビー君、撤去されそうになったものを嘆願して残してもらい、以来大切に飾り付けるようになったのが今でも引き継がれているとか。飾りつけは季節によって変わり、行った時はなぜかカエル仕様だった。
ちなみにボビー君は今でも島在住、毎日ラーウィックまで通勤している、とはガイド氏情報。

16時45分には宿まで送ってもらってツアーは終了。
その後はまた自分たちの車で島の北をめざし、Skaw と言う所まで行ってみた。
 
眼下に見えるのが「イギリス最北端の家」。その脇にはNational Cycle Road最北端のサインも見える。
National Cycle Roadはイギリスの東部海岸線をドーバーまで、1695マイル(2728キロ)続いているのだそうだ。

最北端の家の前はきれいなビーチ。
 
崖の上にロケットの発射台が見えるので格好の見学場所だろう。

今夜も夕食はスーパー内のパン屋のパイとインスタントスープになった。


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