Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

24年真冬の道南 4 知内温泉

2024-02-28 16:57:53 | 国内旅行

1月26日 続き

 
函館駅で函館本線のゼロポストを見ながらしばらく待って
 新函館北斗行きのはこだてライナーで20分。
 
新幹線に乗り換えたらわずか12分の乗車で木古内に降り立った。
 大きな新幹線駅舎の前に見えるのは道南いさりび鉄道の列車。これでも1時間で来られるが、JRのパスは使えないので新幹線利用。

 
駅前ロータリーの向こうには道の駅があって、その前から松前行きのバスが出る。
一日5本しかないこれに乗って35分の湯の里温泉入口で降りると宿の車が待っていてくれた。

他4人のおじさんたちと到着したのは知内温泉「ユートピア和楽園」。
 
道内最古、1205年に発見されたという知内温泉の一軒宿、HPには「和楽園」の名があるが
 なぜか館内のどこにもその名がないのが面白い。

すぐに案内されたのは表の駐車場を見下ろす2階のツインベッドルーム。
 ビジネスホテルの部屋のようで温泉らしさはない。

この部屋に落ち着いたのが16時半。この宿には貸切露天があり、予約は早い者勝ちなので暗くなる前に、と速攻で飛び出す。
渡り廊下から外に出ると左手に見えるのは源泉槽だろう。その先の塀に囲まれたのが露天風呂。
  
 
なぜか屋根のない脱衣スペースで小雪に降られながら服を脱いで、屋根に覆われたお風呂に飛び込むと38℃のお湯はちょっとぬるめ、わずかに濁っているがあまり特徴を感じられない。雪見はいいけれどちょっと物足りないので、早めに切り上げて内湯に移動。

こちらの内湯は2つあって、露天から直行したのは上の湯と呼ばれるところ。
 
かわいい女将さんの暖簾をくぐった先にさらに男女別ののれんが下がっていて、お風呂場の扉を開けて驚いたのがその床。
 
かけ流しのお湯の成分で一面うろこのようになっていて、これが踏むと痛いのだ。
爪先立ってお湯に入ると、こちらは薄茶色に濁って湯口では50℃、先に入っていた地元のお客さんが「こっちの隅が少しぬるいですよ」と教えてくれたところで42℃以上とかなり熱い。

ついでに夜遅くと朝早くに入ったもう一つの下の湯は露天への廊下の手前にある。
 
こちらの床のうろこは上の湯ほどではないが、お湯のにごりはこちらの方が強くて、湯口にコップがあるので飲んでみると薄い塩味に金氣臭がして、ツルスベ感もずっと強い。
浴槽は2つに分かれていて、小さい方は浅い寝湯になっている。がこちらのお風呂、入った時は44℃と熱くて、水でうめなければ何分も入っていられない。

この2ヶ所のお湯、最近の表示ではどちらもナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉となるが
 宿の説明では違う泉質、実際入った感覚もかなり違う。
どちらも個性的ないいお湯だけれど、あまりゆっくり入れる感じではないのが自分的にはちょっと残念。

お風呂から上がったら食堂で夕食。
 広い部屋に大きな丸テーブルが並ぶのがちょっと珍しいが、お客さんは作業着姿の一人客が何人もいて、ここは出張に使われることも多いよう。
今回は松竹梅とあるコースのうち、一番お安い梅コースでお願いしたが
  
 
たっぷりのお刺身にこの土地自慢の牡蠣、ステーキまで出て
 デザートはティラミスと予想以上に良かった。

1月27日

 暗い中朝風呂に入ったらご飯の進む朝食をいただいて、8時23分のバスに乗るべく、車で5分のバス停まで送ってもらう。

 
道路は雪で真っ白、待合室も雪に埋もれて入れないが、宿の車は我々を下ろすとバスの到着を待つことなくさっさと帰ってしまった。5分ほどでバスがちゃんと来てくれたからいいけど。

 途中、海を見ながら来た道を戻って
 
新幹線の出発まで50分近くあるので駅前の道の駅「みそぎの郷きこない」へ。
この道の駅がかなり充実していて
 
レストランやベーカリーまであり、売り場にも周辺町村の特産品がいっぱい。
となれば買い物しないわけにはいかないのだが
 
豚のジンギスカンも塩辛もおいしかった!

 木古内駅は全国の新幹線の駅では奥津軽いまべつの次に乗降客が少ないらしいが、この日は我々の他にも何人か乗り込む人がいた。これでトップ2制覇。

今回、なにかと幸運に恵まれて、午後早い時間には無事に東京に帰り着いた。


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