Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

謎のイラン料理屋@佐倉「サダフ」

2019-05-03 16:50:47 | 食べ歩き

千葉の四街道インターから京成臼井駅へ向かう道筋は工事用クレーン車のレンタルや中古自動車の集積場などがあるばかりの閑散としたエリア。

父親のご機嫌伺いに行ったある日、弟の車でここを通っていて気になる看板を見つけた。

 どう見ても工事用車両の出入り口にレストランの看板?しかも色合いはイタリアンのよう。

あまりにも気になるので検索してみるとどうやらイラン料理屋らしい。しかも口コミは結構好評価。
となればこれは行くしかあるまい、と家族を説得して夕食にでかけた。

昼はあまり目立たない看板で今まで見逃していたが
 暗くなるとカラフルな電飾で一層怪しい。
このゲートをくぐって先に進むが
 
大きな看板の所で曲がってもとてもこの先にレストランがあるとは思えない景色。

 と、右手にやっと建物が見えて
 
どうやら事務所か何かだったらしいプレハブだが、ちゃんとあった、と一安心。
「レストラン サダフ」

 
入ってみれば中はかなり広くて、イランの番組を流しているモニターがいくつも下がり、正面にはステージもある。
パラパラといたお客さんの一組だけは日本人、あとは褐色の肌の男性客ばかり。

メニューを開けば
 
ボリュームありそうなケバブ類がまずあり、イランらしいポロが何種類も。
 それとは別にビリヤニやカレーのページもあるのは料理人にパキスタン人もいると思われる。

中東系料理なら任せろ、とまず選んだのは
 豆コロッケのファラフェル。まあまあおいしいけれど、これはたぶん冷凍もの。父親が頼んだペルシャ風スープは一見コーンスープのようだが、大麦がたくさん入ってボリュームあり。
 本命はこちら、羊のすね肉煮込みと空豆とハーブのたくさん入ったバガリポロ。お肉はナイフが必要ないほどよく煮込まれ、ご飯はパラパラのバスマティライス。お肉の筋の所がトロトロでうまーい!
 ケバブは年寄りも食べやすかろうと羊のひき肉とチキン。羊は弟に言わせるとちょっと癖あり(それがいい)、鶏はジューシーな焼き上がりで、ナンともども父親にも好評。焦げた焼きトマトもおいしい。
どの料理も本場で食べているようで、これには大満足。

お会計のレジの横には売店があって
  
スパイスやお米が充実。ハラルミートの冷凍ケースには羊の頭まである。

 
茨城のどこかで作っているクッキー類がおいしそうなのでデザートに買って帰ると、ペルシャ・パイと名付けられたものがサクサクと軽くてこれもおいしい。

 うれしかったのはイランやシリアで気に入ったザクロ・ペーストとスマックが買えたこと。こんなものが佐倉で買えるなんて、しかもここのスパイス類は安い!

四街道近辺にはイランやアフガニスタンから来ている人たちのコミュニティーがあるらしく、以前はアフガニスタン料理屋に行ったことがあったが、そこは残念ながら閉店してしまった。
弟は次は何と何を食べようかと物色しているし、ここは再訪必至。


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