[年月日不明 時刻不明(多分、午前中) 天候:晴 日蓮正宗大石寺・登山事務所]
私の名前は雲羽百三。
趣味で小説を書いているものだ。
日蓮正宗報恩坊にはトチロ〜さんの紹介で、11月11日に御勧誡した。
ゾロ目で覚えやすいからとか、ゾロ目で縁起がいいからとか、そんな理由だ。
それはさておき、今日は添書登山をさせて頂くべく、添書を持って登山事務所にやってきた。
添書って……誰もその画像をアップしてないけど、ダメなんだろうな、きっと。
アップしようものなら、それを元に偽造するアホが出てくるからかな?
まあ、いいや。
早速、受付に向かう。
受付には係の御僧侶がいた。
御僧侶:「それでは2000円の御開扉御供養をお願いします」
雲羽:「了解です」
私は財布を取り出した。
創価学会在りし頃、こういった手続きはATMのような機械で行われ、御開扉料も今よりは安かったという。
ようつべの動画で見たことがあるが、何ともまあ味気の無い光景だった。
その時に使用されていたと思しき機械が旧・常来坊に放置されていて、トマソンのようになっていたのを覚えている。
今は常来坊も建て替えがなされ、旧坊舎は取り壊されてしまった。
恐らくあの機械もさすがに廃棄処分となったと思われるが、1台くらいはどこかに静態保存しておいてもらいたかったものだ。
宝物殿なんかいいんじゃないかな。
あそこは日蓮正宗の歴史を今に伝える展示方法を取っているし、『創価学会がもたらした日蓮正宗の黒歴史展』なんかで使ってみては如何かな?
何しろ、宝物殿自体が【お察しください】。
私がそんなことを考えている時だった。
雲羽:「あっ、すいません!大きいのしか無いんですが……」
御僧侶:「大丈夫です。お釣り出します」
雲羽:「じゃあ、1万円で……」
私が諭吉先生1人分を差し出した時だった。
ガラガラッ!……バーンッ!!(←登山事務所入口の引き戸が乱暴に開けられた音)
あ?うっせーな。
もっと静かに入って来い!
私が訝し気に大きな音のした方を見た時だった。
カシャカシャカシャカシャ!(カメラのシャッターの音)
雲羽:「な?な?な!?」
御僧侶:「!!!」
突然乱入してきた男に、いきなりカメラを向けられた。
顕正会員:「撮ったどー!宗門の堕落している決定的瞬間!!」
はあ?何言ってんだ、コイツ?
妙観講員A:「いたぞー!顕正会のスパイ!!」
な、何だってー!!
妙観講員B:「待てっ!待てーっ!!」
顕正会員:「うひょひょひょひょ!これも無二の師匠、浅井先生の為!!」
妙観講員C:「浅井教の信者め!!」
顕正会員:「黙れ!堕落した宗門が!!」
妙観講員D:「そっちに逃げたぞーっ!!」
妙観講員E:「捕まえろ!カメラを没収するんだ!!」
バタバタと登山事務所からバスターミナルの方へ逃げて行く顕正会員と妙観講員達。
事務所内にいた私達は、ただ呆気に取られているしか無かったのである。
いつもなら、『流血の惨を見る事、必至であります』対応を取らせて頂くのだが、こう想定外のことがいきなり発生させられちゃなぁ……。
私もまだまだ全然修行が足らんなぁ……。
それにしても、『無二の御本仏、日蓮大聖人』ではなく、『無二の師匠、浅井先生』が先に出て来るとは……。
[年月日不明 時刻不明(多分、夕方ないし夜) 天候:不明 大宮ソニックシティ]
司会者:「男子部●隊、鈴木組長!」
鈴木:「はい!」
今の司会者はさすがにアデランスではないみたいだね。
鈴木:「私は平成○×年4月、ポテンヒット班長の折伏により、素直に入信させて頂きました。入信前の私は【中略】。そして私は、宗門の堕落ぶりを目の当たりにすることとなったのです。と、言いますのは【また中略。要は(本当は故意にスパイに行っただけなのだが)たまたま大石寺に行って境内を見学していたところ……】法華講員が不敬の御開扉に率先して与し、しかも坊主に1万円もの大金を支払っている姿でした(雲羽はお釣りをもらうところだったんだが……)。私はその模様を夢中でカメラのフィルムに収めましたところ、凶悪な妙観講員がたった1人でいる私を多人数で取り囲み!悪口雑言を垂れ流す、正にその姿は悪鬼そのものでありました!私は浅井先生並びに顕正会の同士達にこの実態を何としてでもお伝えしたく、(本当は無傷で逃げ切ったんだけど)満身創痍の中、何とかカメラを死守することができました!さればかのような堕落ぶりを目の当たりにした時、細井管長の悪臨終ぶりが如何なるものであったかは想像に難くなく、正しく広宣流布を実現できるのは顕正会ただ1つであることを実感し、【あとはほぼテンプレートなので以下略】」
[年月日不明 正午前後? 天候:晴 大石寺報恩坊]
雲羽:「あ、ヤベ。やっぱり顕正新聞に載っちゃいましたよ、俺。一応、目線は入ってますけど……」
『不敬の御開扉に加担する法華講員。坊主が御開扉料と称して1万円もの大金を徴収している所だとすぐに分かる』
御住職:「今、上層部が動いてますから」
トチロ〜:「顕正新聞はいつからスクープ記事重視になったんだ……!?」
いおなずん:「一応、こちらから大白法と慧妙送ってやりますか?」
御住職:「それはもうやっておきました。顕正会員が登山事務所のドアを壊したので、それで警察に被害届を出しましたので」
雲羽:「あ、やっぱあれブッ壊してたんスね!」
総代:「雲羽さん、さっき妙観講から電話が掛かってきて、『雲羽にも顕正会のスパイ疑惑が掛かっている。事情聴取をするから、荻窪の本部に来い』ということなんですが……」
雲羽:「何で私がスパイなんですか!私も被害者ですよ!?」
総代:「いや、だから『何かの間違いだ。それでも事情を聴きたいのなら、そっちが報恩坊まで来い』と言っておきましたから」
雲羽:「全く。顕正会員を取り逃がした八つ当たりされても困るんですよね!」
2019年は、勇躍前進の年。
勇躍と書いて、『ハードボイルド』と読む……かどうかは【お察しください】。
私の名前は雲羽百三。
趣味で小説を書いているものだ。
日蓮正宗報恩坊にはトチロ〜さんの紹介で、11月11日に御勧誡した。
ゾロ目で覚えやすいからとか、ゾロ目で縁起がいいからとか、そんな理由だ。
それはさておき、今日は添書登山をさせて頂くべく、添書を持って登山事務所にやってきた。
添書って……誰もその画像をアップしてないけど、ダメなんだろうな、きっと。
アップしようものなら、それを元に偽造するアホが出てくるからかな?
まあ、いいや。
早速、受付に向かう。
受付には係の御僧侶がいた。
御僧侶:「それでは2000円の御開扉御供養をお願いします」
雲羽:「了解です」
私は財布を取り出した。
創価学会在りし頃、こういった手続きはATMのような機械で行われ、御開扉料も今よりは安かったという。
ようつべの動画で見たことがあるが、何ともまあ味気の無い光景だった。
その時に使用されていたと思しき機械が旧・常来坊に放置されていて、トマソンのようになっていたのを覚えている。
今は常来坊も建て替えがなされ、旧坊舎は取り壊されてしまった。
恐らくあの機械もさすがに廃棄処分となったと思われるが、1台くらいはどこかに静態保存しておいてもらいたかったものだ。
宝物殿なんかいいんじゃないかな。
あそこは日蓮正宗の歴史を今に伝える展示方法を取っているし、『創価学会がもたらした日蓮正宗の黒歴史展』なんかで使ってみては如何かな?
何しろ、宝物殿自体が【お察しください】。
私がそんなことを考えている時だった。
雲羽:「あっ、すいません!大きいのしか無いんですが……」
御僧侶:「大丈夫です。お釣り出します」
雲羽:「じゃあ、1万円で……」
私が諭吉先生1人分を差し出した時だった。
ガラガラッ!……バーンッ!!(←登山事務所入口の引き戸が乱暴に開けられた音)
あ?うっせーな。
もっと静かに入って来い!
私が訝し気に大きな音のした方を見た時だった。
カシャカシャカシャカシャ!(カメラのシャッターの音)
雲羽:「な?な?な!?」
御僧侶:「!!!」
突然乱入してきた男に、いきなりカメラを向けられた。
顕正会員:「撮ったどー!宗門の堕落している決定的瞬間!!」
はあ?何言ってんだ、コイツ?
妙観講員A:「いたぞー!顕正会のスパイ!!」
な、何だってー!!
妙観講員B:「待てっ!待てーっ!!」
顕正会員:「うひょひょひょひょ!これも無二の師匠、浅井先生の為!!」
妙観講員C:「浅井教の信者め!!」
顕正会員:「黙れ!堕落した宗門が!!」
妙観講員D:「そっちに逃げたぞーっ!!」
妙観講員E:「捕まえろ!カメラを没収するんだ!!」
バタバタと登山事務所からバスターミナルの方へ逃げて行く顕正会員と妙観講員達。
事務所内にいた私達は、ただ呆気に取られているしか無かったのである。
いつもなら、『流血の惨を見る事、必至であります』対応を取らせて頂くのだが、こう想定外のことがいきなり発生させられちゃなぁ……。
私もまだまだ全然修行が足らんなぁ……。
それにしても、『無二の御本仏、日蓮大聖人』ではなく、『無二の師匠、浅井先生』が先に出て来るとは……。
[年月日不明 時刻不明(多分、夕方ないし夜) 天候:不明 大宮ソニックシティ]
司会者:「男子部●隊、鈴木組長!」
鈴木:「はい!」
今の司会者はさすがにアデランスではないみたいだね。
鈴木:「私は平成○×年4月、ポテンヒット班長の折伏により、素直に入信させて頂きました。入信前の私は【中略】。そして私は、宗門の堕落ぶりを目の当たりにすることとなったのです。と、言いますのは【また中略。要は(本当は故意にスパイに行っただけなのだが)たまたま大石寺に行って境内を見学していたところ……】法華講員が不敬の御開扉に率先して与し、しかも坊主に1万円もの大金を支払っている姿でした(雲羽はお釣りをもらうところだったんだが……)。私はその模様を夢中でカメラのフィルムに収めましたところ、凶悪な妙観講員がたった1人でいる私を多人数で取り囲み!悪口雑言を垂れ流す、正にその姿は悪鬼そのものでありました!私は浅井先生並びに顕正会の同士達にこの実態を何としてでもお伝えしたく、(本当は無傷で逃げ切ったんだけど)満身創痍の中、何とかカメラを死守することができました!さればかのような堕落ぶりを目の当たりにした時、細井管長の悪臨終ぶりが如何なるものであったかは想像に難くなく、正しく広宣流布を実現できるのは顕正会ただ1つであることを実感し、【あとはほぼテンプレートなので以下略】」
[年月日不明 正午前後? 天候:晴 大石寺報恩坊]
雲羽:「あ、ヤベ。やっぱり顕正新聞に載っちゃいましたよ、俺。一応、目線は入ってますけど……」
『不敬の御開扉に加担する法華講員。坊主が御開扉料と称して1万円もの大金を徴収している所だとすぐに分かる』
御住職:「今、上層部が動いてますから」
トチロ〜:「顕正新聞はいつからスクープ記事重視になったんだ……!?」
いおなずん:「一応、こちらから大白法と慧妙送ってやりますか?」
御住職:「それはもうやっておきました。顕正会員が登山事務所のドアを壊したので、それで警察に被害届を出しましたので」
雲羽:「あ、やっぱあれブッ壊してたんスね!」
総代:「雲羽さん、さっき妙観講から電話が掛かってきて、『雲羽にも顕正会のスパイ疑惑が掛かっている。事情聴取をするから、荻窪の本部に来い』ということなんですが……」
雲羽:「何で私がスパイなんですか!私も被害者ですよ!?」
総代:「いや、だから『何かの間違いだ。それでも事情を聴きたいのなら、そっちが報恩坊まで来い』と言っておきましたから」
雲羽:「全く。顕正会員を取り逃がした八つ当たりされても困るんですよね!」
2019年は、勇躍前進の年。
勇躍と書いて、『ハードボイルド』と読む……かどうかは【お察しください】。
因みに夢の内容は短いものでしたので、後半はだいぶ脚色してあります。
特に、終盤の報恩坊内部のシーンは完全に後付けです。
当作に登場して頂いた報恩坊関係者の方、そして名前だけですが、ポテンヒットさんには感謝申し上げます。
お疲れ様です!
面白かったですww
どうなんでしょう、今振り返ると僕は殆ど活動していないんですが、
報恩坊さんは根檀家っぽい雰囲気があるんですかね?
厳虎さんとこにも、アンチ(妙観講、ネットで有名な妙〇寺さん)
の方がコメントされているじゃないですか。
今振り返ってみると、僕の所属してた寺院もそれっぽいところが
あったんだよな~って感じるんです。
幽霊講員も多く、所属している講員さん全員が功徳に満ち溢れていた
のか?って言われれば、疑問符が付くような。
報恩坊さんにしても、他の寺院さんにしてもそうなんですけど、
極端なまでに情報が少ないんですよね。
否、少なすぎる。
ノルマがあるのかとか、お金が掛かるんじゃないかとか。
そういった不安を拭い去る事が、まず何より大切であるような気がします。
あくまで個人の主観に過ぎませんが・・。
長々と、すみません。
今、誤字などを発見しまして、それを修正したとこです。
>報恩坊さんは根檀家っぽい雰囲気があるんですかね?
いえ、むしろその逆ですよ。
根檀家のような雰囲気ほど、つまらない所はありません。
こうして私もネタにしようとは思わなかったでしょう。
法道院がそうだったかな。
>講員さん全員が功徳に満ち溢れていた
のか?って言われれば、疑問符が付くような。
うちも別に全員が功徳に満ち溢れているわけではないですよ。
だからこそ、楽しく活動しなければ。
信徒全員が遠方に在住している支部ですので、参詣くらい楽しくやりたいものです。
>極端なまでに情報が少ないんですよね。
否、少なすぎる。
その情報をマイケルさんに直接お伝えする用意はあります。
このブログにおいてはメール開設は有料になるのですが、固定の方達も付くようになりましたし、そろそろメール開設をしてもいいのかなと考えております。
良くも悪くも大聖人様御在世当時の姿に近いんではないでしょうか?
各々の御僧侶の有縁の在家がより集まってその御僧侶から仏法とは何かを教えて貰っているような感じですね。
大規模講中のような組織力は皆無ですが、その分アットホームな雰囲気はあるでしょうね。
あ、総代さんってあの方じゃなかったんですか。
これは失礼しました。
ま、あくまでもフィクションなんで、そういうことにして頂けると助かります。
今後は気を付けます。
お疲れ様です。
昨年7月に、血縁関係にある方が亡くなった
旨、コメントさせて頂いたかと存じます。
今日は、その方の誕生日。
生きていれば、60代後半。
御宗門へ復帰したほうが良いという、その
方なりのメッセージなのかなって感じました。
小説読みましたよ。
私が期待していたのは、この事件の黒幕がこの私いおなずんであった、というオチです。
夢の世界は現実とは違いますから、逆に普段ではあり得ないことをネタにした方が面白いかも。
(小説も書けない人が生意気いうな)
そうでしたか。もうそういう時期になりましたか。
メッセージは、いつどこで誰がどのように発信しているか分かりません。
私の場合はたまたま分かりやすいものでしたが、往々にしてそうとは限らないのが実情です。
もしメッセージ性を感じておられるのなら、御連絡ください。
連絡先は例の某ブログの私の書き込みにあるはずです。
近いうち、このブログでもメール開設をするかもしれませんが。
実在している人を勝手に黒幕にしちゃうと、後で怒られますからなぁ……。
ケンショーレンジャーが、せいぜいお笑い役に止まっているのもそれが理由なんですよ。