中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

デザイン業界は小規模事業者が急拡大している!

2015年08月16日 05時23分50秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)196ページ「ITを導入する際に期待している外部専門家や外部専門機関」をみましたが、今日は217ページ「従業員規模別にみたデザイン業の事業所数の割合」をみます。

下図から我が国におけるデザイン業に分類される事業所をみると、全部で9、710あり、そのうち従業者規模が100人未満の事業所が9,707であることから、ほぽ10091近い事業者が中小企業・小規模事業者であることが分かります。

白書によると、デザイン業界の分類は、学術研究、専門・技術サービス業の中の小分類「デザイン業」に区分されており、従業者規模の推移を屍ると、2003年には11,113人であったが、2013年には36,220人となっており3倍超と急増しているということです。

デザイン業界は小規模事業者が急拡大しているということですが、その市場規模はどのようになっているのでしょうか?明日、みていきます!
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IT導入は誰に相談すべきか??

2015年08月15日 05時02分15秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)192ページ「対個人向けEC市場規模の推移」をみましたが、今日は196ページ「ITを導入する際に期待している外部専門家や外部専門機関」をみます。

下図から中小企業・小規模事業者がITを導入する際に期待している外部専門家や外部専門機関をみると、「地元のITメーカー・販売会社」への期待が最も高くなっていることが分かります。

白書はこの結果について、こうしたITを導入するためのノウハウや人材が不足している企業は、地場のITベンダーが積極的にサポートすることが求められていると考えられる、とあります。

残念ながら、中小企業診断士は下位にありますが、私が中小企業のIT支援を行う場合は他の専門家や機関と連携して行うことが多くなっています。

得意分野・生存領域を有する専門家や組織と連携することが重要ということのなのでしょうね!

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EC市場はさらに拡大している!

2015年08月14日 05時14分59秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)186ページ「ホームページの有用性と新規受注獲得の頻度」をみましたが、今日は192ページ「対個人向けEC市場規模の推移」をみます。

下図から対個人向けEC市場規模の推移をみると、2008年には6.1兆円であったが2013年には11.2兆円にまで増加し、5年間で2倍近い伸ぴとなっていることが分かります。

またEC化率は増加傾向にありEC市場は今後も増加することが予想されるとあり、白書は、この後、こうした拡大するEC市場に着目し海外の消費者向けのECサイトを開設し販路を開拓している事例を紹介しています。

情報化の進展により企業間の取引や企業と消費者との取引にもITが導入されEC市場も拡大傾向にある、ということですね!

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ホームページを新規受注に結び付ける!

2015年08月13日 05時04分37秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)185ページ「ホームページの開設目的」をみましたが、今日は186ページ「ホームページの有用性と新規受注獲得の頻度」をみます。

下図からホームページ開設企業に対するホームページ作成目的の達成状況をみると、「非常に有効であった」と回答した企業と「ある程度有効であった」と回答した企業を合わせると51.4%となっていることが分かります。

その一方、「どちらともいえない」、「あまり有効ではなかった」、「全く有効ではなかった」と回答した企業を合わせると48.6%となっており、半数の企業が効果を感じていないことが分かる。

また、ホームページによる新規受注の獲得頻度に関しては、「よくある」と「時々ある」と回答した企業を合わせると29.4%おり、ホームページから新規顧客との接点が発生するケースが少なからずあることが分かる。

ホームページを活用することで情報発信を行うことは重要であるが、こうした新規受注に結び付けるためには閲覧者の気を引く工夫も必要ということですね!

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9割近くの企業がホームページを利用している!

2015年08月12日 05時01分35秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)185ページ「中小企業におけるインターネットの利用状況」をみましたが、今日は185ページ「ホームページの開設目的」をみます。

下図からホームページの開設目的や用途をみると「自社紹介による信用力の向上」が最も高く、次いで「販売促進」、「新規受注先の拡大」、「商品説明」となっていることが分かります。

白書はこの結果について、このような自社の紹介や商品紹介、販路拡大の項目を合計すると、90%近くの企業が情報発信、販路開拓目的にホームページを利用していることが分かる。

問題はその効果についてです。明日、みていきます!

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インターネットの利用状況が低い?!

2015年08月11日 04時48分01秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)181ページ「企業規模別に見た海外展開の状況」をみましたが、今日は185ページ「中小企業におけるインターネットの利用状況」をみます。

下図から中小企業のインターネットを活用状況をみると、最も多いのは「インターネットバンキングによる資金決済」72.4%、次いで「ホームページでの宣伝広告」、「販売・受注・見積り受託等」、「調達・仕入等」となっていることが分かります。

白書はこの結果について、本調査の調査対象の中小企業は売上高10億円超の企業となっていることから、比較的規模の大きい企業であることには注意が必要であるが、インターネットを経常的な業務に利用していることが分かる。

他方で「市場調査・マーケティング」のような市場の把握に関する項目に関してはインターネットの利用が低い状況である、としています。

売上高が10億円を超えている企業でさえインターネットを利用している企業は低いということは、業務改善の余地が多いということですね!
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海外展開に力を入れる!

2015年08月10日 05時06分43秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)180ページ「企業規模別に見た海外展開している企業の割合」をみましたが、今日は181ページ「企業規模別に見た海外展開の状況」をみます。

下図から直接的な海外展開を見ると、大企業と中規模企業では「現地法人の設立」を実施している企業の割合が最も多くなっており、小規模事業者では「直接輸出(商社等経由を除<)」を実施している企業の割合が最も多くなっています。

また間接的な海外展開を見ると、全ての規模の企業で「間接的輸出(商社や取引先を経由した輸出)」を実施している企業の割合が最も多くなっていることが分かります。

この結果について白書は、企業の規模が大きくなるにつれて間楼的な海外展開を中心として海外展開が進むが、一定以上の規模まで成長すると、より高い収益性を求めて直接的な海外展開にも力を入れていることが推察される。

また、中規模企業、小規模事業者では「間接的な輸出」が最も多くなっており、海外展開を進める最初のきっかけとして、商社や取引先を経由した間接的な輸出を行っていることが考えられるが、より高い収益性を確保するためには、直接的な輸出や現地法人の設立や生産・販売拠点の設置等、直接的な投資を進めていくことが重要である。

また、そうした海外展開を進めるためにも、今後こうした企業への支援がより一層重要になっていると考えられる、とあります。

とりわけ小規模事業者の海外展開は大きな負荷がかかることから、支援者は効率的、効果的に遂行することがより一層求められているということですね!

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小規模事業者も積極的な海外展開!

2015年08月09日 06時33分30秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)179ページ「中小企業が生産拠点・販売先として最も重視する国・地域」をみましたが、今日は180ページ「企業規模別に見た海外展開している企業の割合」をみます。

下図から 実際に海外展開している企業の割合を企業の規模別にみると、小規模事業者では15.0%の事業者が海外展開をしており、中規模企業では28.5%、大企業では48.6%が海外展開をしていることが分かります。

この結果について白書は、企業の規模が大きくなるにつれて海外展開する企業の割合が上昇していることが分かるとありますが、小規模事業者の15.0%は私の肌感覚よりも高く刺激を受けますね。

では、具体的にどのような展開を行っているのでしょうか。明日、みていきます!
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中小企業が最も重視する国・地域はどこか??

2015年08月08日 05時56分40秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)176ページ「販路開拓に向けた支援として期待するもの」をみましたが、今日は179ページ「中小企業が生産拠点・販売先として最も重視する国・地域」をみます。

下図から中小企業が生産拠点・販売先として重視している国・地域をみると、生産拠点としてはベトナムが11.0%と最も高く、次いで中国、タイ、インドネシア、ミャンマーと続いており、販売先としては、中国が11.7%と最も高くなっており、次いで米国、タイ、ベトナム、インドネシアと続いていることが分かります。

この結果について白書は、上位10か国を見ると、生産拠点・販売先ともに米国以外は全てアジアの国・地域が占めている。

このように中小企業においても拡大傾向にあるアジアの市場を視野に入れた海外展開の展望を有しているが、生産拠点として重視する国、販売先として重視する国が異なってきている点は注目に値する、とあります。

では、実際に海外展開している企業はどのくらいの割合なのでしょうか。明日、みていきます!

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「誰に」、「何を」、「どのように」に立ち返る!

2015年08月07日 05時06分39秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)175ページ「業種別に見た自社に価格決定力がない理由」をみましたが、今日は176ページ「販路開拓に向けた支援として期待するもの」をみます。

下図から中小企業・小規模事業者が販路の開拓に向けた支援として期待する項目をみると、「市場に関する情報提供」が最も多く、次いで「取引先候補の紹介」、「補助金・助成金等」となっていることが分かります。

この結果について白書は、40%超の中小企業・小規模事業者が市場把握のための情報を望んでいることが分かることから、市場の把握を行う意思はあるものの、自社だけでは市場の情報収集や市場の分析ができない状況にあるとしています。

また白書は、市場の把握を行うためには、まずは再度自社の商品・サービスのコンセプトに立ち返り、「誰に」、「何を」、「どのように」販売するのか、明確にしていくことが重要である、としています。

この「誰に」を明確にするためには、市場のニーズを把握する必要があり、市場のニーズが無ければいくら商品やサービスを提供しても売れることはない。

こうした市場のニーズに関する情報も含め、販路開拓の支援を(独)中小企業基盤整備機構が「販路開拓コーディネート事業」や「J-GoodTech(ジェグテック)を開設している、とあります。

経営戦略の中核はこの「誰に」、「何を」、「どのように」をそれぞれ具体的に検討していくことですが、このような支援事業を活用することで中小企業・小規模事業者が市場に関する情報の収集能力を高めることができ、市場のニーズを満たす商品・サービスを提供し販路開拓を推進していくことが可能になると考えられますね!


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価格の決定力を高めるためには?

2015年08月06日 04時53分16秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)174ページ「業種別に見た価格決定力をもつ先」をみましたが、今日は175ページ「業種別に見た自社に価格決定力がない理由」をみます。

下図から自社に価格決定力がない理由をみると、卸売業、小売業に関しては「商品・サービス市場の競争が激しいため」と回答する企業が圧倒的に多く、建設業、製造業は「下請の業務のため」と回答した企業が50%近くになっていることが分かります。

この結果について白書は、過度な市場競争に巻き込まれることにより、価格決定力を失っている状況にあるといえると同時に、他の追随を許さない商品・サービスを継続的に提供していくことができれば、価格決定力を保持することができるとしています。

このように取引構造や業種によって違いがあるものの、自社に価格決定力を持つことで収益性は向上することから、新商品・新サービスの開発を継続的に行い価格の決定力を高めていくことが重要ということですね!

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価格決定力が自社にあるか!?

2015年08月05日 05時09分57秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)173ページ「業種別、新商品開発の取組状況別に見た経常利益の傾向」をみましたが、今日は174ページ「業種別に見た価格決定力をもつ先」をみます。

下図から価格決定力を有している先を業種別にみると、自社にあると回答した先は小売業が70%超と最も多く、次いで卸売業、サービス業、建設業、製造業と続いていることが分かります。

白書はこの結果について、製造業、卸売業、小売業と、顧客が消費者に近づくにつれ、価格決定力が自社にある割合が高まっていることが分かるとしています。

要するに販路開拓において適正な収益を獲得できるかは価格決定力が自社にあるかどうかが重要ということですね!

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新商品・サービスは収益性も向上させる!

2015年08月04日 05時05分43秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)172ページ「業種別に見た新商品・新サービスの開発・提供状況」をみましたが、今日は173ページ「業種別、新商品開発の取組状況別に見た経常利益の傾向」をみます。

下図から新商品・新サービスの開発・提供状況別に経常利益の傾向をみると、全ての業種において新商品・新サービスの開発・提供を行った企業の方が経常利益は増益傾向にあることが分かります。

要するに、新規の商品・サービスの開発は販路開拓に大きく影響するだけでなく、変化する顧客のニーズに応えることができ、収益性も向上していくということです!
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新商品・サービスは販路開拓に大きく影響する!

2015年08月03日 05時02分23秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)171ページ「販路開拓において人材に関する問題を抱える企業の人材育成状況」をみましたが、今日は172ページ「業種別に見た新商品・新サービスの開発・提供状況」をみます。

下図から業種別過去3年間における新商品・新サービスの開発・提供の状況をみると、製造業や卸売業では70%超の企業が新商品・新サービスの開発を行っており新しいものへの関心が他の業種に比べ高くなっていることが分かります。

次に、事業者が販売・提供する商品・サービスを「既存商品・既存サービス」と「新規商品・新規サービス」に区分し、その区分別に販路開拓の取組状況をみると、全ての業種において既存の商品・サービスを使った販路開拓を取り組む割合が最も高くなっているが、製造業と卸売業では他の業種に比べて新規の商品・サービスでの販路開拓に取り組んでいる割合が高くなっている。

要するに、新規の商品・サービスの開発は販路開拓に大きく影響する、ということです!
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人材をどのように育成するか??

2015年08月02日 04時59分48秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)171ページ「人材に関する問題を抱えている企業の外部人材の獲得に対する意向」をみましたが、今日は171ページ「販路開拓において人材に関する問題を抱える企業の人材育成状況」をみます。

下図から人材に関する問題を抱える企業に対するその育成状況をみると、「社内のプログラム等を使い社内で育成できる」と回答した企業と「社外のプログラム等を使い社内で育成できる」と回答した企業を合わせると30.1%になっていることが分かります。

その一方、「社内にプログラムがないために育成ができない」と回答した企業が33.9%、「そもそも育成することが難しい」と回答した企業が27.5%となっています。

この結果について白書は、人材の育成に関する解決策がない企業が30%近くおり何らかの支援を行う必要があると推察される、としています。

中小企業・小規模事業者は経営資源が少な<、従業員の採用や教育にコストがかけられない事業者も多いことから、こうした企業におけるイノベーションや販路開拓の在り方は次節でみるとあります。期待しましょう!

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