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中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中小企業だからといって労働生産性が低いとは限らない!

2016年08月12日 04時09分40秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)65ページ「第 1-3-3図 労働生産性(一人あたり付加価値額)の分布状況」をみましたが、今日は66ページ「第 1-3-4図 労働生産性の累積分布」をみます。

下左図から、労働生産性の累積分布を規模別、製造業・非製造業別に比較すると、製造業においては、中小企業は全体を通じて大企業と比べ低い水準に多く分布していることが分かります。

他方で、下右図をみると、非製造業においては、労働生産性5.7百万円/人以下(下位33%以下)の層ではむしろ大企業の方が多く分布しており、5.7百万円/人を境に逆転していることが分かります。

この結果について白書は、累積分布を見ると、製造業においてはどの階層においても大企業の労働生産性の方が中小企業の労働生産性よりも高くなっている一方で、非製造業においては、大企業の下位三分の一に当たる層については、中小企業よりも低い水準に生産性が分布していることが確認された。

また、同図では大企業の平均を表す点を表示しているが、100からこの点までの距離を見ることで、どのくらいの割合の中小企業が大企業よりも高い生産性となっているかも確認することができる。

すると、製造業では約1割の中小企業が大企業平均を上回っているが、非製造業では約3割もの中小企業が大企業平均を上回っていることが分かる、とあります。

中小企業だからといって労働生産性が低いとは限らないということです。では、どのような業種にその傾向がみられるのでしょうか。明日、読んでいきます!

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