おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「森林資源の現状」をみましたが、今日は69ページの「植林面積の推移」をみます。
戦中の必要物資や戦後の復興資材を確保するために大量の木材が必要となったことから、昭和20年代半ばから昭和40年代半ばにかけては、昭和25年の 「造林臨時措置法」 や昭和33年の 「分収林特別措置法」 等により、毎年30万ha以上、ピーク時には年間40万haを超える大規模な森林伐採が行われ、その後、荒廃した国土を緑化するために伐採跡地への植林が進められた。
昭和30年代以降は石油やガスへの燃料転換により薪炭需要が低下するとともに、高度経済成長の下で建築用材の需要が増大する中、薪炭林等の天然林を人工林に転換する「拡大造林」が進められた。
人工林への転換に当たっては、早期に森林を造成して国土の保全や水源の涵養を図ることができ、建築用途に適し経済的価値も見込めることから、成長が早いスギ、ヒノキ等の針葉樹を中心に植栽が行われた。
このように造成された人工林が成長した結果、我が国の森林の蓄積は、平成19(2007)年に約44億立方メートルとなり、我が国の森林資源は量的に充実しているといえます。
昨日は「森林資源の現状」をみましたが、今日は69ページの「植林面積の推移」をみます。
戦中の必要物資や戦後の復興資材を確保するために大量の木材が必要となったことから、昭和20年代半ばから昭和40年代半ばにかけては、昭和25年の 「造林臨時措置法」 や昭和33年の 「分収林特別措置法」 等により、毎年30万ha以上、ピーク時には年間40万haを超える大規模な森林伐採が行われ、その後、荒廃した国土を緑化するために伐採跡地への植林が進められた。
昭和30年代以降は石油やガスへの燃料転換により薪炭需要が低下するとともに、高度経済成長の下で建築用材の需要が増大する中、薪炭林等の天然林を人工林に転換する「拡大造林」が進められた。
人工林への転換に当たっては、早期に森林を造成して国土の保全や水源の涵養を図ることができ、建築用途に適し経済的価値も見込めることから、成長が早いスギ、ヒノキ等の針葉樹を中心に植栽が行われた。
このように造成された人工林が成長した結果、我が国の森林の蓄積は、平成19(2007)年に約44億立方メートルとなり、我が国の森林資源は量的に充実しているといえます。