中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

【特別編】ご当地カレーの作り方(#2/12)『ご当地カレー開発に向けた10ステップ!!』

2020年06月20日 13時44分26秒 | 2020特別編_ご当地カレーの作り方
皆様、こんにちは~!株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

今日からご当地カレーを例に、具体的な進め方を実務者視点で検討していきます。

本論に入る前に・・・これまで特産品をどれくらい開発したことがあるか、ここを説明したいと思います。

スタートは、弊社設立の翌年である2010年(平成22年)の「白沢野菜のソース」です。そもそも沼田市東部商工会が青年部の若手農家と連携し、6次産業化を推進するために新たな特産品として開発したもので、平成 23 年度の「むらおこし特産品コンテスト」において全国商工会連合会会長賞を受賞しています。

その後、下の写真のように、「白沢トマトの飲む酢」、「白沢トマトのキーマカレー」、「白沢野菜の温泉と野菜で作った釜焚石鹸」、「大人のプレミアムアップルサイダー」、そして、2018年(平成30年)には、法認定を受けている農家と食品製造業者を連携させた「2人の匠(マイスター)が作るフレッシュトマトのバターチキンカレー」を作りました。そして、現在も進行中の案件がいくつかあります。


このような実績があることから、特産品開発の実務についてまとめることができますが、教科書で、「新製品開発プロセス」を紐解くと、以下のような8つのステップが出てきます。

ですが、実際にご当地カレーを作ってみると、下表となります。

ステップの数が8から10に増えるだけでなく、その順番も若干異なります。

これが正解だとはいいませんが、次回以降、このそれぞれのステップについて詳しくみることで詳細を確認していきたいと思います。

今日のポイント
-------------------------------------------
 ・開発には8ではなく10のステップが必要になる。
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~つづく~

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どこのデータをどこでいかすか??

2020年06月20日 07時35分10秒 | 2019年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡つとむ です。

昨日は2019年版「ものづくり白書」141ページ「図 231-30 製造・生産現場のデジタル化に取り組んでいるか」を読みましたが、今日は142ページ「図 231-32 データの収集 ・ 利活用にかかる戦略 ・ 計画を主導する部門」を見ます。

下図から、データの収集・利活用に関する戦略・計画を主導する部門を見てみると、「経営者 、 経営戦略部門」が 53.3%と過半数を超える一方で、「製造部門」が 12.0%、「情報システムを統括する部門」が 13.1%となっていることが分かります。

また過去3年間の推移を見てみると、「製造部門」は連続で減少(44.8%→ 22.3%→ 12.0%)する一方、「経営者 、 経営戦略部門」は 2017 年12 月調査と比べて微減(55.1%→ 53.3%)にとどまり、「情報システムを統括する部門」は連続で増加(7.9%→ 9.6%→ 13.1%)している。データの利活用が生産現場における取組から、経営者、経営戦略部門や情報システムを統括する部門が扱う全社横断的な取組へと変化している(図 231-32)、とあります。

データ収集は科学的管理法の対象であった「製造現場」から「経営者」の意思決定のツールになっているということですね。なっとくですね!!

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