中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中小企業の立場に立った連携を!

2014年10月04日 05時54分24秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)452ページ「第4-1-3図 中小企業施策を行う際の課題」をみましたが、今日は455ページ「第4-1-7図 都道府県が連携している分野」をみます。

下図から、都道府県が国及び市区町村と連携している分野を見ると、「ものづくり・技術の高度化支援」、「新たな事業活動支援」、「雇用人材支援」の分野で連携していると回答した都道府県が多いことが分かります。

ここでいう連携とは、同一の支援対象に対して一体的な支援を行ったり、互いに補完し合うような施策内容にしたりするなど、行政機関同士がお互いの施策を意識しながら、施策を立案し、執行していくことをいう、とあります。

次に、「第4-1-6図 小規模事業者による国・都道府県・市区町村連携の評価」により、小規模事業者に対する中小企業施策の連携状況についての評価を見ると、「うまく連携している」と回答した割合は1割を切っており、7割強が「よく分からない」又は「バラバラに支援している」と回答していることが分かります。

例えば、先日、発表となった「ものづくり補助金」は、2/3を国が補助しますが、残りの1/3は自己負担となっていますが、この自己負担部分を都道府県や市町村が補助してくれる地域を聞いたことがありません。

仮に連携があったとしても国、都道府県、市町村のそれぞれに対して別々の報告が求められることを考えると、かなりウンザリします。

単なる連携を求めるのではなく、中小企業の立場に立った連携が実現して欲しいですね。

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