日々の暮らしに輝きを!

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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

一人芝居「化粧」

2011年04月10日 | お出かけ

市民劇場4月例会でこまつ座版の一人芝居、「化粧」を観ました。 

この芝居は井上ひさしさんが1982年に書いた一人芝居の傑作と言われている作品で、海外公演も行われたそうです。今回は2010年に死去した彼の追悼公演として上演されたようです。

マンションへの建て替えで閉鎖が決まっている、うらぶれた芝居小屋の楽屋で舞台の準備をする大衆演劇の女座長を描いた一人芝居で、化粧をし舞台装束に着替える姿を観客に見せながら女座長五月洋子の半生を描いています。

一人での芝居という制約がある中で、五月洋子役の平淑子さんは何人もの見えない登場人物を表現し、1時間半、一人でしゃべり続ける。しかも鏡がそこにある設定で観客に向かって鏡を見ないで顔を塗ったり、着替えもする、それにテンポが速い。これは演じる側にはなかなか難しい芝居だと思いますが、観客に充分伝わりよい舞台に仕上がっていたと思います。

演劇鑑賞団体市民劇場のおかげで、地方に住む私でも定期的に在京劇団の芝居を観る事が出来るので、年7回の例会を楽しみにしています。見たい芝居がなかなか例会に選ばれない事も多いですが...。

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<パンフレット>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


鹿児島旅行

2011年04月08日 |    鹿児島(2011)

3月に開通した九州新幹線「みずほ」で、6日~7日にかけて夫と鹿児島へ一泊旅行をしました。

「みずほ」の車内は、座席前の折りたたみテーブルや肘掛などに木が使ってあり、温かみのある落ち着いた内装になっていました。車内放送に英語は無く、日本語、韓国語、中国語のアナウンスでした。そして何よりも博多-鹿児島間1時間20分というその速さが魅力です。

午前中の市内観光の後、午後から知覧に行きました。皆様よくご存知のように、知覧には太平洋戦争末期に飛行機もろとも敵艦に体当たりした、特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録などが保存展示されている「知覧特攻平和会館」があります。

隊員が母親、兄弟に宛てた遺書、絶筆は、まだ若かった彼らの心中を思うと、胸がつまって言葉では言い表せない気持ちがこみ上げ、涙なくしては読めません。そして今日の平和の礎になられた彼らの事を思うと身が引き締る思いがします。

知覧も丁度桜の時期で、「知覧特攻平和会館」への道の両側には特攻隊員の方々の御霊を慰めるかの様に満開の桜と、全国から献灯された数えきれない程の石灯籠が並んでいました。

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上の写真正面は「知覧特攻平和会館」   下の写真は道の両側の桜と石灯籠

 

 

2日目には大隈半島最南端の佐多岬に行きました。佐多岬へは鴨池から垂水までフェリーで、その後は一般道を通って約2時間半位かかり、交通の便がとても悪い所でした。岬の突端に展望台があり、その前方の島に白い灯台がありました。展望台には番人のおばあさんが一人いるだけで私たち以外の観光客は誰もいませんでした。でもそこからの眺望は雄大で素晴らしいものでした。

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写真は佐多岬からの眺望

 

 


西公園の桜

2011年04月03日 | お出かけ
 

昨夜のテレビニュースで、ここ数日の暖かい陽気で福岡市では桜が満開と報道されていたので、西公園に行ってみました。

公園入り口からの道の片側には多くの露店が並び、一帯が福岡市では有数の桜の名所だという華やいだ雰囲気がよく出ています。

報道では満開との事でしたが、見たところ8分咲き位で、家族連れなど大勢の方々が桜の下にブルーーシートをしいてお花見の宴会をされていました。公園内にある母里太兵衛像も優しくお花見の人々を眺めておられるようでした。

光雲神社横の展望台からは荒津大橋方面が見えますが、マンションなどにさえぎられ眺望が今一つなのがちょっと残念ですね。

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