3月に開通した九州新幹線「みずほ」で、6日~7日にかけて夫と鹿児島へ一泊旅行をしました。
「みずほ」の車内は、座席前の折りたたみテーブルや肘掛などに木が使ってあり、温かみのある落ち着いた内装になっていました。車内放送に英語は無く、日本語、韓国語、中国語のアナウンスでした。そして何よりも博多-鹿児島間1時間20分というその速さが魅力です。
午前中の市内観光の後、午後から知覧に行きました。皆様よくご存知のように、知覧には太平洋戦争末期に飛行機もろとも敵艦に体当たりした、特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録などが保存展示されている「知覧特攻平和会館」があります。
隊員が母親、兄弟に宛てた遺書、絶筆は、まだ若かった彼らの心中を思うと、胸がつまって言葉では言い表せない気持ちがこみ上げ、涙なくしては読めません。そして今日の平和の礎になられた彼らの事を思うと身が引き締る思いがします。
知覧も丁度桜の時期で、「知覧特攻平和会館」への道の両側には特攻隊員の方々の御霊を慰めるかの様に満開の桜と、全国から献灯された数えきれない程の石灯籠が並んでいました。
上の写真正面は「知覧特攻平和会館」 下の写真は道の両側の桜と石灯籠
2日目には大隈半島最南端の佐多岬に行きました。佐多岬へは鴨池から垂水までフェリーで、その後は一般道を通って約2時間半位かかり、交通の便がとても悪い所でした。岬の突端に展望台があり、その前方の島に白い灯台がありました。展望台には番人のおばあさんが一人いるだけで私たち以外の観光客は誰もいませんでした。でもそこからの眺望は雄大で素晴らしいものでした。
写真は佐多岬からの眺望